マルセイユ

    実は本場のマルセイユでもブイヤベースを食べたことのあるフランス人は少ない

    マルセイユというと、「まず、ブイヤベースを食べに行かなくっちゃ!」という発想になりませんか?私も初めてこの街に旅行で来た時には、ランチでちゃちゃっと30分ぐらいで楽しむつもりでいたんです。だって、魚介のスープのワンプレートのはず(そういうイメージありませんか?)。でも、本当のブイヤベースって用意が整

    地中海の街・マルセイユで「海水タラソテラピー」を堪能する

    地中海の街マルセイユには「海水タラソテラピー(Thalassothérapie)」というものがあります。「タラソ(Thalasso)」は、旧くはギリシャ語で「海」、「テラピー(thérapie)」は「養生」を意味するそうで、海水の効能についてはローマ時代から注目されてきたそう。フランスの歴史は、最初

    フランスでも人気のハマムを現地からレポートします

    パリでもマルセイユでも、ハマムはとてもポピュラーな存在です。「Hammam」という看板は、パリより多く見かけるぐらい……と言うと、「移民が多い街だから?」と訊かれるんですが、別にそういう理由ではなくて、スパやスチームバスなどの施設は、地中海気候やライフスタイルにより合うのかもしれませんね。Sushi

    ジェットコースター気分も味わえるマルセイユの観光車プチ・トランの魅力

    蒸気機関車型の電気自動車、Le Petit Train Touristique (プチ・トラン)。機関車型の観光自動車自体はフランスの各街町にあって、ガイドブックなどでもすっかりお馴染みです。でも、Marseille(マルセイユ)ではバラエティに富んだ道選び、そして、変わる速度……と、ひと工夫されて

    南仏、マルセイユのバス事情を現地在住者が徹底解説!

    南仏プロヴァンスといえば……のピーター・メイルの小説以来、ゆったりのんびり、風光明媚や美味しいものを愉しむ滞在が当たり前のように思えるし、何をするにも、車を運転しないと始まらないイメージ、ありませんか?心惹かれる史跡・名所、そして文化的なものは、いっぱい。「ここだけは見てみたい・訪ねておきたい」と絞

    フランス在住者おすすめ。マルセイユまで来たら必ずカシにも行って欲しい理由

    南仏プロヴァンスが好きな人たちの間では、知る人ぞ知る存在のCassisカシ。地中海沿いにカランクでも繋がるマルセイユの隣町で、とても魅力的な町です。ずっと以前は、バスの便がよくなくて、かといって最寄の鉄道駅からは浜辺に面した中心地まで数キロ。車でないと不便な場所だったので、知っていても行きそびれたま

    マルセイユには45%以上のアルコール飲料なのに麦茶のように親しまれるお酒がある

    マルセイユといえば……のPastisパスティス。南仏ではポピュラーだけど、パリや北フランスではあまり馴染みのない、この名前、耳にしたことありますか?南仏で、年配ムッシューたちが午前中からカフェで頼むのは、エスプレッソではなくてパスティス!と言われるぐらい、国民的というか南仏住人的飲料です。薬草の匂い

    フライドポテトみたいな「パニス」は揚げたてが醍醐味。…ところでパニスって何?

    Panisse(パニス)、ご存知ですか?北フランスと南仏では、食文化が少々異なるんですが、これもそのひとつ。だから、パリでは(まず)見かけません。南仏・マルセイユならではの食材を使った昔ながらの独特の食べ物・飲み物って、日本ではそう知られていないことに改めて気づかされたのは、日本で評判高い海外紹介の

    フランスにも待機児童はいる?日本と異なる育児事情からヒントを得る

    フランスでの育児。国は援助してくれるし、パートナーも協力的で、家事の負担もないから仕事も続けやすい、とよく言われていますよね。だから、フランスの女性達は、いつまでも女であることも忘れない。キレイにしていられるし、キャリアアップも家庭の充実も思いのまま……なんてイメージありませんか?とんでもない!保育

    現存する世界最古の映画館は、南フランスにある。

    南仏プロヴァンスと言えば、ピーター・メイルの小説以来の、ゆったりのんびり、風光明媚や美味しいものを愉しむ暮らしのイメージ強いですが、史跡・名所、そして文化的なものもいっぱい。マルセイユを基点に南仏観光自由自在シリーズ。今回は、知る人ぞ知るLa Ciotat(ラ・シオタ)とEden-Théâtre(エ

    「有給休暇5週間」が伝統。フランス人たちのバカンスの過ごし方を参考にしてみる

    年5週間の有給休暇はもはや伝統なフランス。一般的に、どの職業でも同様の権利を持っています。そこで、どのようにヴァカンスを過ごすかが重要になってきます。今回は、フランスのヴァカンスの過ごし方についてご紹介します。 (さらに…)

    「世界入りにくい居酒屋」マルセイユ編で紹介された店に入ってみた

    海外レポート番組が好きな方、このお店、見覚えありませんか? そう、『世界入りにくい居酒屋』というNHKの番組のマルセイユ編で紹介された、カフェ・バーです。公共放送ということもあり店名も場所も特に紹介されず、フランス通でマルセイユに何度か来ているような人でもどこなのかさっぱり見当つかないらしく、何人に

    サッカー・酒井宏樹選手がフランスで愛される理由とは?インタビューの裏側をお伝えします

    今回、念願かなってフランス伝統サッカーチームのひとつ、OM(オランピック・ド・マルセイユ)で活躍する酒井宏樹選手へのインタビューが実現しました。その様子をお伝えします。 (さらに…)

    24時間後のマカロンが最高。本場フランスで作り方を習ってみた

    マカロンといえばフランス!のイメージが強いですが、もともとはイタリアから伝わったことは、先日ご紹介したスズランの日の記事の中のエピソード通り。イタリアから王室に嫁いだカトリーヌ・ド・メディシスが運んできました。当時のマカロンはごつごつした素朴なもので、色も飴色に近い薄茶色。素材は、どちらもアーモンド

    フランスでは病気の時にコーラをすすめられるって本当?(提供:ポカリスエット)

    オーガニック食品が愛されるフランスですが、病気の時に、ドクターや周りの人から言われることは、「コーラを飲みなさい」。年に何度も流行するインフルエンザでも細菌性胃腸炎にかかった時でも、ドクターに言われることは変わらず「コーラをどんどん飲みなさい!」なんです。これ、実は日本でいうおばあちゃんの知恵袋のよ

    提供:ポカリスエット

    フランス1治安の悪いマルセイユを、公共交通で楽しむ。

    この写真、一瞬、どこのリゾート地かとも思えるでしょう? でも、マルセイユ市内の生活圏、海岸沿いのバス通りから見下ろした風景なんです。くねくねとカーブを繰返しながら少しずつ表情を変える地中海の海岸線の町並みや浜辺・岩場を、自転車や路線バス(!)で堪能できてしまうこと、まだまだ知られていませんよね。マル

    人気沸騰寸前のリゾート「コート・ブルー」ってどんな場所?

    さて、この頃では知る人ぞ知る、南仏のもうひとつの地中海エリアをお届けしますね。住人はそう多くないままながら、オフ時間や休日を過ごしに行く人で賑わう日常の中のリゾート空間……たとえば、こんなのいかかでしょう?隠れ家レストランとして愉しんでいる"Cote Bleue(コート・ブルー)"のNiolon(ニ

    なぜフランスでは、5月1日だけは誰でもスズランを売って儲けてもいいのか?

    5月1日はメーデー(労働者の日)。多くの欧米の国と同じように、フランスでも祝日。オフィスも学校もスーパーマーケットも、全部、お休み。なんと公共交通も(多くの地域で)シャッターを下ろしてしまいます。まるで、クリスマスの朝みたい……と思いきや、街角はちょっと賑やか。お花屋さんはどこも(お菓子屋さんもいく