• フランス人もビール好き! 最近のトレンドと充実したラインナップをご紹介 | TRIP'S(トリップス)

    フランス人もビール好き! 最近のトレンドと充実したラインナップをご紹介
    フランス

    カフェ・オ・レとワイン、そして、シャンパンの国フランス……というイメージありますが、実はカフェでの生ビールやビールベースのカクテルも結構人気。

    ヴァカンスに出かければ地ビールも目に付くし、バス停やメトロの駅の週代わりでの広告で新製品のアピールも。

    パリから先の地方に行く機会なくても、スーパーで買えるいろんな風味のビールや各地地ビール、注文の仕方、呼び名と種類などなどをご紹介します。

    カフェで生ビールを注文するのに「ドゥミ(半分)ください」?

    フランスのカフェで、「生ビールひとつください」にあたるフレーズ、「Un demi S.V.P.(アン・ドゥミ・シルヴプレ)? 」って耳にすることが多いんですが、はじめ「ドゥミ」って「半分」って意味じゃないの?って不思議に思ったんです。

     

    でも、「Une demi pression(ドゥミ・ プレッション)」っていうのは250ccを指すことになるので、生ビール(小)のことなんですね。

    一般的には、「Une pression S.V.P.(ユヌ・プレッション・シルヴプレ)? 」でもこのグラスサイズがくるそうなんですが、いわゆるぼったくりのお店に当たってしまうと、とぼけて生ビール(中)を運んでくることもあるとか。

     

    スキー場なんかだと、わざわざ「本物のUne pression をよろしく!」と頼む人も少なくないですけど……。

    スキー場のビールはこんな感じ。気持ちいいですよね、やっぱり。

    フランス人もビール大好き! 普通のスーパーマーケットでも充実した品揃え

    詳細はあとで説明するとして、普通のスーパーマーケットでも、(ワインほどではないとはいえ)この品揃え。

    外国の人気ビールも、この通り。

    濃さや風味、甘み、苦味……それぞれ特徴があるので、好みもいろいろ。

    それと、料理に合わせて、というこだわりを持つ人が多いのは、ワインへのこだわりを持つ人が多いからかも。

     

    日本食レストランでは、欧州産の日本のビールを頼んでる人をよく見かけます。

    私も「Sakeは何が合う? お薦めは?」と訊かれると、日本では「とりあえず、ビール!」よ、と。

    この写真は、パリのNodaiwaにて。

    景観保護に厳しくテレビ嫌いの人も多いフランスで、活躍するのが屋外広告

    フランスでの1番の広告はクチコミ(だと思う)と何度か書いていますが、次の広告はパリならメトロの乗り換え通路、マルセイユならバス停だと感じてます。

    シャネルの新パルファンも、ディオールのバッグの新デザインも、政府が兵士をたくさん募集するときも、通りを歩いていて、バスを待っていて知ります。

    そして、ビールの新フレーバーも。

    え? ラムとビール?

    ええ、こういうのがうける……というか、愛されているようです。

     

    フランス人って、カクテル風味のビールを好む人多いのか、エキゾチックな風合いを愉しむのか、たとえば、上の写真中央のDESPERADOSというシリーズは、売れに売れています。

    大瓶はこんな感じで、まとめ買いのスタンバイOK。

    もともとは、テキーラ風味(原液は混ざっていない)の甘め強めでヒットした商品で、メキシコ輸入かと思いきや、20年ほど前にアルザスで生まれたブランドだったんですが、今ではドイツのハイネケングループの傘下。

    フランスではノンアルコールもヒットしていて、モヒート風味もあります。

     

    広告パネルのCUBANISTOも同じようなコンセプト。モチロン、モヒート風味もあります。

    こちらは、ベルギーのABInbev (Leffe, Hoegaarden) グループ。

    国産もがんばってます。1664は、相変わらず、根強い人気。

    そして、ノンアルコールも続々登場中。Bioオーガニックのブーム は、ビールの世界にも……。

    人気の定番輸入ビールはドイツとベルギー

    ドイツとベルギーのオーソドックスなものが1番ファンも多いですね。多くの家庭で見かけるのが、こちら。

     

    そして、忘れちゃいけない地ビールたち

    さて、地ビールは価格高めでも各地で人気。マルセイユだけでも、こんな風にいろいろ揃ってます。

     

    1番よく見かけるのが、CAGOLE(缶に描かれているイラストみたいなマルセイエーズ女子を指すスラング)。

    マルセイユで生まれ育った幼馴染じみ男子ふたりが、14年前に生み出したブランド。カシや近郊でも、カフェバーはモチロン、土産物屋さんでもよく見かけます。

     

    パナシェをはじめビールのカクテルもいろいろ

    陽の高いうちに、生ビールやロング・ドリンクを飲むのはちょっと……、でもソフトドリンクもつまらないし……という場合に好まれているパナシェは、ビールとレモネードを半々に割ったもの。

     

    そしてちょっと似てるけど、やや強めのオレンジキュールとのカクテルは、あまり知られていないようなのでご紹介。

    《Picon Bière(ピコン・ビエール)》

    オレンジリキュールPicon 1 : ビール 4

    ピコン(Picon)はもともとはマルセイユ生まれのリキュールで、面白いのは、このカクテルは北フランス発祥。ベルギーやルクセンブルグで飲まれています。

     

    写真のPicon Club とPicon Bièreと2種類あって、厳密にはこちらは、シャンパンや白ワインのカクテル用なんですが、これもビールとも美味しいので我が家ではこんな感じ。

    自分が美味しいと思うものに、ルールは要りませんよね。

    シラク(元)大統領の愛飲したのは、コロナビール。

    たぶん、写真などで残っているはずなんですが、前々々大統領のシラク氏は、コロナビールを愛飲していました。
    それもライムをきゅっと搾り落として。

    私も、実は、フランスの(あまり冷えていないことの多い)生ビールやパナシェより、キッチリ冷えたコロナの方が好きで、そうしていたんですが、毎回、居合わせる人に、口々に、「あ、大統領と同じ好み。」(映像や写真などで、よく知られていたんですね)

    そのときのその人の表情で、その人の政治ポリシーがわかるのが面白かったです。(支持している人は笑顔、そうでない人はしかめ面) 今でも、言われますよ。「Sumo相撲も好きだったんだよね」とも。
    シラク(元)大統領の愛飲したのは、コロナビール。

    この記事を書いた人

    ボッティ喜美子

    ボッティ喜美子仏日通訳翻訳・ジャーナリスト

    フランス在住。東京で長らく広告・PR業に携わり、1998年に渡仏。パリとニースで暮らした後、2000年からパリジャンの夫の転勤で南米ブエノスアイレスへ3年、出産も現地で。パリに戻り、地中海の街マルセイユへ転勤して13年。南仏拠点で時々パリの実家へ、家庭優先で仕事しています。Framatech社主催の仏ビジネスマン対象のセミナー『日本人と仕事をするには?』講師は10年目(年2回)。英語・スペイン語も少々。

    チャンネル

    チャンネルをもっと見る