「気になる面白そうなお店があるから行かない? 台湾人が営む創作中華屋っぽいんだよね~」と誘われ、たまたま訪れた香港の「口利福」。ここでスイーツを食べたら、久しぶりにほっぺが落ちました!!!
個性的なお店「口利福(ho lee fook)」
筆者はタクシーで行きましたが、このSOHOエリアは、急な坂や階段があったので、ペタンコ靴でお出かけすることをお勧めします。
19時半頃到着すると、とっても美人な店員さんが入口にいて「混んでいるから空いたら連絡します。40分後位です」と言われました。近くにあった「cicada」というお店で1杯飲んでいると、きっかり40分後に電話をくれました。
人気店のようなので事前予約をお勧めします! 周りもお洒落な飲み屋が連なる地域なので、筆者のような手法もありかと思いますが、一か八かですね。
外観内観共に個性的な「デザイン」
1階はオープンキッチンと受付で、席は地下でした。どこを見てもとてもこだわりが感じられるお店です。外壁やキッチン下は、麻雀牌で埋め尽くされていました。それでいてお洒落なので不思議です。
階段の右側の壁は、終始手招きをしている金色の招き猫が100体以上。その奥には立体的な孔雀。ギラギラチカチカのこの階段を降りると、少し暗い店内でした。
まずは階段を降りた所で飲み物だけ注文し、その場で立ったまま飲んでいると席へ案内されました。その後は、席での注文・食事です。
個性的な「メニュー」
メニューは中華風なデザインですが、中は英語でした。Raw・Vegetables・Rice and Noodle等おおまかなジャンルわけはされていますが、その後はざっくりとした名前と材料が羅列されている見開き1ページのみです。
隣に座った老夫婦は、入店時とっても笑顔だったのですが、メニューを見始めたら眉間にしわがよっていました(笑)。ちなみに欧米人ばかりで、アジア人は筆者達ともう1組だけでした。
ありそうでなかった「Drunken clams」
日本で食べるあさりの酒蒸しはほっこり系が多いイメージですが、ここのものはハード系でした。ビールや紹興酒のアルコールがとんでいない感じのおソースに浸っていて、更にタイバジル やレモングラスのチリがかなり効いていました。
独特ではありますがガーリック感も癖になるおソースで、あさりに合います。あさりの出汁が出ていて、残りは白米にかけて食べたい位でした。
自分で巻いて食べる「DIY pork Sang Choi Bao」
こちらもとってもスパイシー。様々な香料ががっつりと効いていて、「海外だな~」という味でした。見た目は普通ですが、美味しかったのと、名前にDIYを入れるって面白いなぁと思い紹介しちゃいました。
個性を超越した最高スイーツ「Pear sorbet」
筆者が元々梨好きということもありますが、キュウリとエルダーフラワーのグラニテとの相性が最高だったんです!
色も香りもキュウリでしたが、口に運んだら、思っていたのと全く違う味で思わず目を見開いてしまいました! 全体を通してメロンのような優しい甘さでまとまっていました。エルダーフラワーのお陰か、マスカットのようなリンゴのようなすっきりとした甘さもあります。全てを梨がうま~くまとめてくれる逸品。
別々に食べても美味しいですが、同時に食べる事で初めての味わいに変化し、これらの相性がこんなに良い事に驚きました。絶妙なバランスは最高レベルです。もちろんレモングラスやグレープフルーツ等もうまく計算されていました! 感動というよりは衝撃という意味で惚れたさっぱり系スイーツでした。香港へ行ったら、また必ず食べたいです!
あまりの興奮で、胃がはち切れそうな中、もう1つスイーツを注文しちゃいました。
「Breakfast 2.0 Horlicks ice cream」です。
先ほどのメニューで良い意味の裏切りがあり、必要以上に期待をしてしまったが、こちらは、普通に美味しいレベルでした。コーンフレークの塩加減、オーツの香ばしさ、やはり頼んで良かったとは思いますが。
個性的な「店員さん」
物凄い恰好を付けてお皿をクル~ンと回しながら提供して下さる方や、笑顔で質問に答えて下さる方などフレンドリーというかノリノリなキャラクターが各々際立っていました。
食後は「フォーチューンクッキー」
お会計をお願いすると、おみくじの入ったクッキーが出されました。
嬉しいサービスですね。
ほろ酔い(←いつもですが。笑)で最高な御夕飯になりました。美食の国ならではでした。個性派ご飯をお求めの方にお勧めです。