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    監視される?神社らしくない神社「箱根大天狗神社」を参拝してみた
    日本

    箱根と言えば、箱根駅伝。しかしその華やかさとは裏腹に、忘れ去られたような旧街道に存在する珍スポットがあります。それが、「箱根大天狗神社」。容易に近づけない雰囲気のある神社。早速行ってきました。

    禁断の地になりつつあるカオスな神社とは?


    境内に入る前に、注意深く大鳥居を観察してみると、入り口となる大鳥居に覆いかぶさるように電線が走っています。他では無い危なさを、早速感じ取ることができます。

    なぜ、こんな低い場所に電線が走っているのでしょうか? これは、神社が急峻な山の斜面にあることに起因しているようです。どれだけ急斜面か調べてみると、100mの間で22mの高低差があるようです。これは日本全国でも5本の指に入るような急な坂です。

    容易に近づくことすらできない神社ですが、境内を進むにつれて「禁断の地になりつつある理由」がさらに明らかになっていきます。

    天使にまつわる神社?


    お気づきの方もいるかも知れませんが、大鳥居には天使が飛んでいます。日本の神社らしくない雰囲気を醸し出しています。天使がまつられている神社なのでしょうか? 鳥居の脇にあるプレートを読んでみました。

    今から650年前に、中国にいた神々と「人間になりたい動物たち」との間で、ある約束をしたストーリーが書かれています。

    その内容は、『神様のもと、過酷な修行を積み、類まれな神通力を持った指導者「昭和の仙人」によって、家系にいる罪深い人を救済する。その後、大天狗と呼ばれる者が生まれて指導者として、成功者へと導く。現在では幼子救済という作法を行っている特殊な神社である……』というようなもの。

    理解が追い付かず頭が痛くなってきますが、どうやら大鳥居にいる天使が「幼子」を示しているようです。この由来を知らないと、「ただの珍スポット」として扱われてしまうような気がします。

    ところで、こちらに限ったことではありませんが、神社に目立つ赤。カラーセラピーの世界では「赤」は邪気を払い悪いものから身を守るという意味と、自ら進んで開拓するという意味の色とされているようです。

    それにしても金色の目に赤い口の狛犬はコミカルな感じですね。ゾクゾクするような感覚に襲われます。

    「日本で唯一の幼神神社」掲げられた山門。幼い神様ということは、やっぱり「天使の神社」なんじゃないのか?と、ツッコミたくなりつつ……

    鎮座する像は背中に羽が無いので、天使ではないのでしょうか? あまり考えすぎないほうが良さそうです。

    山門から高まる緊張感


    山門の門扉にある社紋は、「天狗のうちわ」とされるヤツデ(八手)が模されています。ヤツデというからのですから、葉が8個に分かれていそうなものですが社紋の葉は9個に分かれています。

    ちなみに、京都の鞍馬寺の「天狗のうちわ」の葉は11個で、小田原の大雄山最乗寺の「うちわ」は9個あります。関東と関西では数が違うのかと思いきや、東京の髙尾山では11個や15個の「うちわ」があります。

    髙尾山の境内で売られている「開運うちわ」は9個の葉なので、縁起の良いモノなのかもしれませんね。

    日本で唯一の幼神神社の境内へ


    山門をくぐった左側にある境内図を見てみると、色々と祀られていることがわかります。

    広い駐車場がある第二鳥居の前には、軽食も提供されている「天狗茶屋」という休憩所があります。

    唖然とする第二鳥居

    第一鳥居と並んで存在感のある第二鳥居ですが、とんでもないモノがあります。


    日本国内で様々な神社仏閣巡りをしてきましたが、水色の衣を纏った菩薩像は初めて見ました。額にあるホクロのようなモノは、白毫(びゃくごう)という長い毛をクルクル束ねた「毛」と言われています。

    黒い白毫はよく見かけますが、こちらの菩薩像は赤いモノです。おまけに赤いグロスをしてお洒落な菩薩像ですね。

    残念ながら第二鳥居から先は撮影禁止?


    ふと、第二鳥居の内側から、こちらの様子をじっと見ている人影に気づきました。どうやら、第二鳥居の先は「撮影禁止」になっているようで、私が撮影しないか様子をうかがっているのでしょうか。

    神社の関係者に聞いてみると、「第二鳥居の外側からなら構わない」とのことなので、内側の「本宮」に向けて最大ズームで撮影してみました。参道の右側は崖になっているため、左側に社などが祀られていますが……、ココからでは全くわかりませんね。

    監視付きの参拝を初体験


    第二鳥居からは、カメラは仕舞って参拝することに。なぜかと言うと、信者らしき人が後ろからついてきたためです。5年ほど前までは撮影禁止なんてことは無かったはずですが、近年SNSで「箱根大天狗山神社」が珍スポット扱いされる風潮が強いためでょうか?

    断崖絶壁にある駐車場からだけ、境内全体を見渡せることがわかりました。「箱根大天狗山神社」がとんでもない山の斜面にある臨場感が伝わるでしょうか? まさに天狗が棲んでいても不思議では無い、険しい箱根の山中にあるんです。言葉で説明しようとしても、このゾクゾク感を上手く伝えきれません。

    第二鳥居から先は、容易に人を近づけさせない雰囲気があります。天使と天狗を祀った「箱根大天狗山神社」がどんなモノなのか? ご自身で確かめてください。

    箱根大天狗神社
    神奈川県足柄下郡箱根町須雲川293-3
    公式HPはこちら

    いつかオープンな神社になることを……

    一部の加熱した「珍スポットマニア」によって、笑いのタネとして拡散されてしまいました。本来、オープンにされてもよいはずの場所が、閉鎖的にならないように願わずにはいられません。

    まだまだ知られていない信仰があるのかと思いますが、謎が多くなるほど、都市伝説化させてしまうような気がします。謎を解き開かすために訪れた「箱根大天狗山神社」でしたが、あまりのゾクゾク感に「ご朱印」を頂くことすら忘れてしまいました。
    いつかオープンな神社になることを……

    この記事を書いた人

    MAKIJI

    MAKIJI

    秋田生まれ東京育ち。中年デビューのスピリチュアル系フリーライターとして、都市伝説でウワサされる神秘的なエリアをotaku感覚で追いかけます。日本人が忘れかけている魅力的なスポットの隠された謎を一緒に紐解きしませんか?五感をフル活用した情報であなたの背中をそっと後押したいと思います。

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