ガイドブックで見つけたものの、フランス菓子の書籍では読んだことがない「メンチコフ」。どんなスイーツなのか? どこで手に入るのか? 探るべくシャルトルへ行ってみました。
メンチコフって?
シャルトル観光局のサイトによると「スイスのメレンゲにコーティングされたプラリネで、1893年Franco-Russe同盟の際に作られた」とあります。
結果から言うと、3種購入できました! 密封ではなく、テープやシールでとめられていたり、おリボンが結ばれていたりという袋でした。
お皿に出したらこんな感じです。全て白ですが、少~しずつ色が違います。崩れづらいスイスメレンゲとは言え、スーツケースの中で少しこすれてしまったようです。購入時は全てもっと綺麗でした。
サイズも形も異なります。共通点は、先が尖っている所ですかね。尖っていると言っても見ての通り丸みおびた形ですが。
厚みもお店ごとに異なります。
載せるか迷いましたが……中はこんな感じです。では、購入場所や味について1つずつ書いていきますね。
La Chocolaterieで発見
シャルトル到着後、軽食屋・ショコラトリー・カフェで聞いて回るも「扱い無し」との返答が続きました……。本当にあるの?と疑い始めて4軒目。「La Chocolaterie」というショコラトリーでようやく発見しました!
「シャルトルの銘菓ですか?」と聞くと「そうだよ~」と返ってきました! ようやく出会えました!
6個入りで4.5€でした。
水滴や涙のような形です。粉雪のようにふわっと溶けるメレンゲ。中はほのかにジンジャーの香るショコラでした。一緒に口の中で消えていきます。想像通りではありますが、美味しくてシャルトルに行く方は買うべき1品かと思います。
ちなみにこちらの店舗は、マカロンショップも併設されていて種類豊富なマカロンが並んでいましたよ。カフェも人気のようでした。
Ioos Arnaudでも発見
フラ~っと立ち寄った5軒目にもありました。「Ioos Arnaud」というショコラトリー・パティスリーです。
袋入り・箱入りだけでなく、皿盛りやショコラとのセット等、様々なバージョンがありました。箱には大聖堂が描かれていて、お土産にも良いですね。私は1番小さい袋を8.5€で購入しました。14個位入っていました。
そら豆のような形です。薄らと両面に2本の線が入っていました。
先ほどのメンチコフと比べると少々固め。とは言えさっくりとメレンゲの優しい食感です。中は濃厚なプラリネ。噛むたびにい~香りが広がり、美味しいです!
糖度の高いスイスメレンゲはとても甘いので2~3粒で満足できます。日持ちしそうなのでゆっくり楽しめます。
Péchés Gourmands Chartresでも発見
3軒連続で発見し、ウキウキな筆者です。「Péchés Gourmands Chartres」は、チョコレート・ビスケット・キャンディ等色々あるいわゆるお菓子屋さんといった感じのお店でした。
メンチコフもコンフィズリーとしての扱いのようですね。ちなみにリヨンやボルドーなど、フランス各地にあるお店のようです。
ここではクッキーとのセットがありました。筆者は1番小さい袋を購入。値段は失念しましたが、確か10€で14個位でした。
ハロウィンのおばけのイラストのような(?)形です。ツヤもあります。3種の中で1番大きかったです。片面は平らで、片面は丸みがかっています。丸っぽい方に、1本の線が入っていました。
前の2種より、更に固めでした。表面はサクッとしていますが、中はふんわりのメレンゲ。買った順に食べただけですが、良い流れで食べられました。厚い分、チョコの比重も高めです。
違う形のメンチコフも発見
最後にフラッと立ち寄った「Délices Lamarque」にもありました。
既に3種類手元にあったので、購入しませんでしたが7.5€でした。ここのだけ尖っておらず俵型でした。
様々な飲み物・食べ物を扱っているお土産屋さん風なお店で、筆者はメンチコフ以外のスイーツを沢山購入しちゃいました。試食に頂いたピーチ味のショコラも美味でしたよ~。
食べ比べが楽しい!
3種食べ比べると個性を顕著に感じられ面白かったです。全て徒歩圏内なので是非比べてみて下さい。