2025年3月28日、大阪城公園に近い難波宮跡公園に商業施設「なノにわ」が開業しました。カフェやレストラン、回転寿司店など、13店舗が出店。大阪城公園の南西の入口に位置するため、大阪城観光の休憩におすすめの新スポットです。
「なノにわ」のあった場所は…
「なノにわ」は難波宮跡公園と一体となった商業施設。大阪以外の人は耳慣れないかもしれませんが、この難波宮というのは、飛鳥~奈良時代にかけておかれていた都で、大化の改新が宣布された歴史的な場所なんです。

天皇が政務を行った内裏の跡もわかっていて、公園には当時の建物跡の説明もありますので、グルメだけではなく歴史好きも楽しめるスポットです。

広い芝生の公園は、近隣住民の憩いの場になっている模様。レジャーシートを広げて寛ぐ子連れの姿もよく見かけます。遊び疲れたらカフェで休憩したり、テイクアウトできるお店があるのは便利ですね。3つのお店を利用してみましたので、ご紹介します。
OSA COFFEE Parks
旅をテーマにした「OSA COFFEE」。大阪では「なノにわ」の他にも何店舗か展開しています。福岡には「FUK COFFEE」、長崎には「NGS COFFEE」というネーミング。旅好きの人はピンときたと思いますが、それぞれ空港を表す3レターコードが店名に使われています。

人気は、アイスクリームがトッピングされたプリン。ビジュアル重視かと思いきや、このプリンが美味しいんです。アイスクリームにチョコレートをかけているのかと思ったら、これ、カラメルソース! 苦みがあってかなり美味しい大人のお味。

最初、アイスクリームをプリンから降ろして食べるのかと思ったのですが、プリンが固めに仕上がっているので、上の写真のようにそのまま食べ進めることができますよ。
PARFAIT de MERRILY(パルフェ・ド・メリリー)
「PARFAIT de MERRILY」は、南船場にあった季節のフルーツパフェ専門店。移転で「なノにわ」にオープンです。

奥にカウンターがあるので、一人でパフェに集中したい人にはぴったり! ちなみに私の隣の席には定年後にスイーツ巡りをしているというスイーツ男子ならぬ“スイーツダンディ”が座られていました。男性一人でも利用しやすそう。

パフェ単体でオーダーするとかなりのボリュームなので、私はランチを狙って訪れてみました。ランチのセットだと、食後にちょうど良いサイズのパフェがセットになっています。隣のスイーツダンディはがっつりパフェ一択でした(笑)

この日のセットパフェはあまおうのパフェでした。主役のあまおうはもちろんのこと、最下層にあるゼリーからふわっとワインのような香りが漂い、芳醇なお味。お店の人に聞いたところ、白ワインの元となるシャルドネを使っているらしく、アルコールは入っていないものの、お昼から優雅な気分にさせていただきました。
Sunny Side
こちらのお店、私が訪れたタイミングではイートインが利用できないほど大人気で、仕方なくお持ち帰り。

「Sunny Side」は、阪神・北摂エリアで9 店舗展開するブーランジェリーで、店内には焼きたてのパンが並び、バリエーションは100種類以上なのだとか。

種類が多いのでかなり悩ましい。どれにしようか店内を4周ほどぐるぐると回って、3つチョイスしてみました。

スライスアーモンドが見えているパンが、この中では一番甘みがあってお菓子っぽいパン。クルミがザクザクはいっていて、クルミ・ナッツ好きにはたまりません。自宅でリベイクしたのですが、表面のスライスアーモンドも香ばしくて美味しかったです。定番の明太子のフランスパンも間違いないお味。お値段はデパ地下よりも少し安いかな…といった印象で、「なノにわ」のお店の中ではリーズナブル。もちろんどれも美味しいのですが、人気の理由は気軽に買える価格というのもあるのかもしれません。
気になるお店がまだまだある!
気になるお店はまだまだあるのですが、ちょうど開業が大阪城公園の桜開花のタイミングと重なり、大混雑。桜のシーズンが終わった頃なら落ち着いて楽しめるかもしれませんね。大阪城には「なノにわ」の開業とほぼ同じタイミングで、地中に眠る豊臣秀吉時代の大坂城(今の大阪城のこと)の石垣を展示した「大阪城 豊臣石垣館」もオープンしたので、セットで出かけてみてはいかがでしょうか。
●なノにわ
大阪府大阪市中央区馬場町3-65