北欧のスウェーデンは大自然に囲まれた国で、森や海の食材が豊富。北部の北極圏の町から南部のヨーロッパ各国の影響を色濃く受けた地域まで、様々な文化や歴史が見られます。
そんなスウェーデンには、北欧の大自然の恩恵を受けた独特の食文化があるのです。ちょっと個性的な食材やB級グルメマニアの筆者が、スウェーデンの個性派グルメを食べ比べてみました!
サラダのケーキ? スモーガストルタ
スモーガストルタは、スウェーデンの名物料理。「トルタ」と言うのはスウェーデン語でケーキを意味する言葉で、サーモンやエビ、サラダがケーキの上に乗っているような斬新な外見をしている食べ物です。
トルタという名前から連想するケーキとはイメージが違うのですが、実際に食べてみるとシーフードがたっぷりと乗ったまさに「サンドイッチ」で、普通に美味しくてハマります。
ちなみに「スモーガス」と言うのは、オープンサンドイッチのこと。
スウェーデン料理は結構こってりとしたものが多いので、軽く食事を取りたい時にぴったりなメニューです。カフェやスーパーでも販売されているので、ぜひ試して見ませんか?
可愛いトナカイは美味しかった! 個性的な動物の燻製
サンタクロースの故郷の北欧ですが、なんとトナカイは貴重な食材でもあります。
高級食材などを扱うスーパーや市場で販売されており、トナカイの他にも熊やエルク(ムース)などの個性的な動物の燻製も販売されているんですよ。
イラストが描いているので、何の肉か一目瞭然ですね!
その中でも格別美味しいと感じたのが、トナカイの燻製。食べたあとに口の中に濃厚な味わいが残り、ワインのお供にもピッタリです。
量り売りで販売されていおり、今回購入したものは日本円で約2,600円ほどとお高め。
しかし、一度食べると病みつきになる味なので、ぜひ試して欲しい食材です。ちなみに市場は試食ができるお店も多いので、気になる食材があればお店の人に声を掛けて見て下さい!
森の王ヘラジカのハンバーグ
スウェーデンの森の王と称されるエルク(ヘラジカ)は、大きい個体は体重800キロを超えることもある北欧最大の動物。
その大きさゆえに交通事故の原因にもなる危険な動物でもありますが、お味はハンバーグにすると普通の牛肉よりやや濃厚かな?という程で、美味しくて食べやすい個性派グルメです。
ちなみに最近、野生のムースに遭遇しましたが、遠くから見るとシカというより牛のような大きさでした!
スウェーデンの家庭料理「ヤンソンさんの誘惑」
「ヤンソンさんの誘惑」は、一度は食べてみたくなるような個性的な名前の料理です。
スウェーデンの伝統的な家庭料理で、その昔、ヤンソンという名の厳格な草食主義の男が、あまりにもいい匂いに我慢できなくなり、つい口にしてしまった……という事からこの名前が付いたと言われています。
その名前や由来から「どんなスゴイ一品」が出てくるのかな?と期待してしまうかもしれませんが、アンチョビとポテトのグラタンで素朴な見た目をしています。
スウェーデンではゲストが来た時や季節のイベントの時によく食べられており、子供から大人にまで愛されている料理です。日本人にも食べやすいまろやかなお味で美味しいです!
見た目によらず美味しいザリガニ
以前スウェーデンのザリガニパーティーの様子をご紹介しましたが、スウェーデンはザリガニが一般的な食材として流通しています。ザリガニ漁が解禁となる晩夏には、スーパーや魚屋さんの店頭に並びます。
同じコーナーに並んでいると、ザリガニを食べるのも自然な気がしてきますね。
やはり臭みはありますが、ザリガニは見た目によらずかなりの絶品料理です!