珍しい茶葉も!ドイツの国民的お茶ブランド「テーカンネ」を知ってほしい
ドイツ

テーカンネ

「ドイツといえばビール」というイメージが強いと思いますが、実はドイツは知られざるお茶大国でもあります。

特にフルーツティーやハーブティーの充実度はすさまじく、日本ではなかなかお目にかかれない珍しいフルーツティーやハーブティーが勢揃い。しかもそれらが、ごく普通のスーパーマーケットで安く手に入るのです。

筆者がはじめてドイツのスーパーに行ったとき、棚一面に大量のお茶が並んでいる光景を見て本当に驚きました。あまりにも種類が多すぎて、なかなか一枚の写真には収まらないほど……

ドイツの国民的お茶ブランド「TEEKANNE(テーカンネ)」

テーカンネ
そんなお茶大国ドイツを代表する国民的お茶ブランドが、1882年に設立された「TEEKANNE(テーカンネ)」。日本では「ポンパドール(POMPADOUR)」というブランド名で販売されています。

ドイツでは、どんな小さなスーパーでもテーカンネの商品は必ず置いてあるといってもいいほどで、大型スーパーともなればテーカンネの商品がずらりと20種類以上並んでいることもしばしば。

テーカンネの人気の秘密は、一箱(ティーバッグ20包または18包入り)2ユーロ前後というお手頃価格ながら、ハズレのない安定したおいしさにあります。それに加えて、新商品や季節限定商品などが次々と開発されるので、「今度はどんなお茶が出たかな」と、消費者を飽きさせないのです。

フルーツティー、ハーブティー、紅茶、緑茶、白茶、ルイボスティーという6種類のお茶を網羅していて、商品ラインナップは計100種類以上。これだけあれば、きっとお気に入りが見つかるはずです。

もちろんすべての商品を紹介することはできませんが、定番から変りダネまで、ドイツ土産としてもおすすめなテーカンネのラインナップの一部、11種をご紹介します。

Origins EARL GREY

テーカンネ
茶葉の産地にこだわった紅茶を集めた「Origins」シリーズのひとつで、このアールグレイティーは100パーセント南インド・ニルギリ産の手摘みの茶葉を使用しています。

ベルガモットの香りが豊かで、口にするだけで優雅な気分に。日本で倍以上の値段で売られているアールグレイと比べても決して引けをとらず、「スーパーで買える安価なティーバッグでこれほど香り高いアールグレイが楽しめるとは!」とテーカンネの実力を実感できる逸品です。

Wohltuende 8 Kräuter

テーカンネ
ルイボス、ブラックベリーの葉、レモンバーベナ、ペパーミント、カモミール、フェンネル、天草、シナモンの8種類のハーブをブレンドした癒しのハーブティー。テーカンネの定番商品のひとつで、130年の経験を生かした絶妙なハーブの調合が光ります。

「身体に良さそうではあるけど、いったいどんな味がするんだろう」と思うところですが、意外なほどにクセがなく驚くほど飲みやすいハーブティーです。

フルーツティーのような甘い香りや味はありませんが、ハーブの甘みがほんのり感じられる優しい味わい。特に夜のリラックスタイムにぴったりで、すごくおいしいというものではないのに、これを飲むとほっと癒されるから不思議です。

Sweet Kiss

テーカンネ
チェリーとイチゴのフルーツティーで、よく見かける定番商品のひとつ。恥ずかしくなるようなネーミングと、生々しい唇をデザインしたパッケージがヨーロッパらしさを感じさせます。

「Sweet Kiss」といいつつ、味は甘みよりも酸味が優勢。酸っぱいフルーツティーが好きな方におすすめです。

Mediterraner Pfirsich

テーカンネ
南イタリアや南スペインといった地中海地方をイメージしたピーチ味のフルーツティー。これを飲むことで、紺碧の海が広がりたっぷりの日差しが降り注ぐ地中海地方に脳内トリップした気分になれるとか。

旅行気分を味わえるかどうかはともかくとして、甘くてフレッシュなピーチの香りに心癒されるのは間違いありません。すっきりとした後味ながら酸味はないので、「さっぱりとしたフルーツティーを飲みたいけれど、酸っぱいのは苦手」という人におすすめ。

Persischer Granatapfel

テーカンネ
エキゾチックなペルシャ(イラン)のザクロをイメージしたフルーツティー。日本ではあまりなじみのないザクロですが、トルコやモロッコといったザクロの産地が比較的近いからか、ドイツではとてもポピュラー。

ザクロの果物はもちろん、ジュースやザクロ風味のお茶などがあちこちで手に入ります。ザクロとモモの香りを組み合わせたお茶は甘酸っぱくてフルーティー。

甘さはSweet KissとMediterraner Pfirsichの中間といったところで、強い酸味はありませんが、Mediterraner Pfirsichの軽い甘さに比べると、やや重さ(鈍さ)のある甘さ。それがザクロそのものの味とよく似ていて、やや大人の味わいです。

 Süßer Bratapfel

テーカンネ
冬限定の甘い焼きリンゴを再現したフルーツティー。お湯を入れて鼻を近づけると、本当に甘くスパイシーな焼きリンゴの香り!よくぞここまで再現したなと思わせられます。

テーカンネからは普通のアップルティーも出ていますが、普通のアップルティーよりも甘みが強く濃厚な風味で、パッケージに描かれているようなとろりとした焼きリンゴが思い浮かびます。

原料はリンゴやミント、オレンジピールなどで、もちろん砂糖は加えていませんが、じゅうぶんな甘みがあります。

お湯の量が多すぎると風味がはっきり出ないので、ポットや大きいマグカップではなく、小さめのカップで飲むのがおすすめ。最初は「なんだか変わった味だなぁ」と思うかもしれませんが、飲むうちにハマります。

BLUEBERRY MUFFIN

テーカンネ
続いてこちらもスイーツシリーズ。その名の通り、ブルーベリーマフィンをイメージしたフルーツティーです。

売り文句は「カロリーなしの唯一無二のスイーツ」。厳密にはカロリーゼロではないのですが、リンゴやブルーベリーなどの果物やステビアの葉などで味付けされているため、カロリーをほぼ含まないのは確かです。

「ブルーベリーマフィンのお茶ってどんなだろう」と思いながら飲むと、匂いも味もブルーベリーマフィンそのもの。日本には滅多にないタイプのお茶なので、お土産にすると珍しがられそうですね。ほかにも「Peach Panna Cotta」「Strawberry Cheesecake」などがあります。

Rooibos Orange

テーカンネ
オレンジのフレイバーを付けたルイボスティー。ルイボスティーは南アフリカ産のお茶で、カフェインを含まないことから妊娠中や授乳中でも安心して飲めると、近年日本でも女性を中心に人気が高まっています。

しかも、老化の原因になる活性酸素を除去する効果があるため、美肌やダイエット、アレルギーの緩和に効果があるとされています。

プレーンのルイボスティーは独特のクセが感じられることがありますが、このルイボスティーはオレンジのフレイバーを付けることで、よりすっきりした後味が楽しめるようになっています。どんなデザートにも合うので、一箱あると色々な場面で活躍してくれるはず。

Weißer Tee Mango-Zitrone

テーカンネ
マンゴーとレモンの香りを付けた白茶。「白茶」とは、おもに中国の福建省で生産されているお茶で、その生産量はお茶全体の0.1パーセント未満と極めて少ない貴重なお茶です。

抗酸化物質がたっぷりと含まれていることから、「若返りのお茶」として世界的にも注目されているとか。そんな貴重な白茶がスーパーで売っている安価なティーバッグで手に入るのが、お茶大国たるドイツのスゴイところですね。

緑茶の香りをさらにさっぱりとさせたような白茶のフレッシュな香りと、マンゴーとレモンの甘酸っぱい香りがあいまって、とても爽やかな香りが鼻をくすぐります。

味はやや緑茶に似ていますが、緑茶よりもずっと苦みや渋みは少なく、すっきりとした口当たり。同時にフルーツの風味もしっかりと感じられます。味も香りも主張が強くないので、料理のジャンルを問わず食事をしながらでも楽しめそうです。

Heißer Hugo

テーカンネ
イタリアのスパークリングワイン・プロセッコに、西洋ニワトコというお花のシロップと、ライム・ミントで作るカクテル「Hugo(フーゴ)」をイメージしたフルーツ&ハーブティー。

リンゴやキイチゴの葉、ハイビスカス、オレンジピール、ミント、西洋ニワトコやライムのアロマをブレンドしてフーゴの味を再現しており、パッケージにはしっかりと「ノンアルコール」と書かれています。

ノドがすっとするような爽やかな口当たりで、優しい甘さとライムが香るフレッシュな酸味が絶妙。甘いのに後味すっきりで誰にでも好かれる飲みやすいお茶です。もちろん、お酒が苦手でもまったく問題ありません。

Magenfein

テーカンネ
最近のテーカンネは心身への具体的な効果をうたった商品を充実させています。そのひとつが胃の健康を助けるハーブティー「Magenfein」。

消化を促進する作用のあるカモミール、アニス、フェンネルなどのハーブをブレンドしたお茶で、ミントを加えることですっきりとした味わいに仕上げています。

胃薬ほど即効性のあるものではないですが、ハーブの力が穏やかに胃の調子を整えてくれます。ほかにもノドのためのお茶や安眠のためのお茶、デトックスのお茶などさまざまな健康茶が発売されています。


世界のあらゆるお茶が手軽に楽しめるドイツのお茶ブランド、テーカンネ。

ベーシックなお茶はもちろんのこと、テーカンネならではのアイデアが光る変わりダネもたくさん出ていて、そのラインナップに飽きることがありません。ひとつ試してみたら、もうひとつ、ふたつと、どんどん違う種類を試してみたくなるはずです。

品揃えは店によって、また時期によっても違うので、ここで紹介した商品が見つからないこともあるかもしれません。しかし、その場合はきっとまた新たな商品が出ているはずです。ドイツを訪れたら、テーカンネのさまざまなお茶との出会いを楽しんでください。

※一部商品は日本のAmazonで購入可能です!

気分とシーンに合わせて使い分けが楽しめる

トラベルライターという仕事柄、旅に出ているとき以外は家で仕事をしていることが多い筆者。コーヒーよりも圧倒的にお茶党なので、家にいる日は4杯も5杯もお茶を飲んでいることが少なくありません。

朝はたいていアールグレイからはじまりますが、カフェインをたくさん摂りたくないので2杯目以降はフルーツティーかハーブティーと決めています。

日中のリフレッシュタイムには甘いピーチティー、おやつと一緒に飲むなら少し重みのあるルイボスティー、夜寝る前にはリラックス効果の高いハーブティーのブレンドと、そのときどきの気分とシーンにぴったりのものが選べるテーカンネのお茶は、インドア派の強い味方。

「さて、これから何を飲もうかな」と考えるだけで、ちょっぴり楽しくなれます。
気分とシーンに合わせて使い分けが楽しめる

この記事を書いた人

はるぼぼ

はるぼぼドイツ在住ライター・ブロガー

和歌山出身。東京での会社員時代、旅先の長野で9歳年下のドイツ人夫と出会う。
2015年11月、ドイツ移住を機に、トラベルライター&ブロガーに転向。ドイツを拠点に、各国を飛び回りながら執筆中。特に目がないのが、旧市街など、歴史を感じる街を歩くこと。
これまでの訪問歴は54ヵ国220都市。旅の「ワクワク」をお伝えします。

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