京都とフランスのパリはともに歴史ある街並みを残し伝統を重んじるということからもたくさんの共通点があり姉妹都市関係を結んでいます。そのため京都の市内を歩いているとあちらこちらにパン屋やカフェ、フレンチレストランを多く見かけます。今回ご紹介するのはなんとあの京都大学あるフレンチレストラン。大学の中のレストラン? とあまり想像がつかないかもしれませんが実は本格的なフレンチが堪能できます!
フレンチレストラン 「La tour」

その名は「La tour」フランス語で「塔」という意味です。京都大学には3つの大きなキャンパスがありますが京都市内にあるメインとなる吉田キャンパスにレストランはあります。正門から入ると目の前にはシンボルである時計台とクスノキがお出迎え。レストランのロゴにも入っています。

レストランがあるのはこの時計台がある百周年時計台記念館。1925年施工でちょうど今年で100周年。吉田キャンパスのシンボル的な建物です。中に入ると重厚感があり歴史を感じます。

建物内の一角にレストランがありますが大きな看板はないので知らないと「こんな所にフレンチレストラン?」と驚いてしまいます。
本格的なコースで味わうフレンチ

レストランは天井が高く大きな窓からは木々の緑が見え、ここが大学の中だということを忘れてしまうくらい落ち着いた雰囲気。

ランチはコース料理となります。今回いただいたのは前菜+メイン+デザート&コーヒーのコース。前菜は2種類から、またメインはお魚かお肉で選ぶことができます。
今回の前菜は「鰆のミキュイ」。ミキュイとは半分火を通した調理方法です。

お皿をまるでパレットのように使い今の季節にぴったりな色合い。肉厚の鰆を春キャベツ、キンカン、ヨーグルトフロマージュの3種類のソースで味わいます。キヌアをまぶした鰆は食感も楽しめます。

メインは「丹波あじわい鶏もも肉とムネ肉のロースト」。タケノコとこごみの付け合わせに季節を感じます。グリーンペッパーのソースとクリーム系の2種類のソースで美味しくいただきました。

デザートは「グレープフルーツのシブースト ヨーグルトのソルベ」
優しい酸味のある柑橘系のシブーストは冷たくさっぱりとしていて食事の締めくくりにぴったり。コーヒーとともに味わいます。
フレンチの要とも言われるソースの味が濃くないのでどれも美味しくいただくことができました!
京大グッズも購入できます!

レストランの横にはショップがあり京大グッズが販売されています。吉田キャンパスのシンボルでもあるクスノキがデザインされたTシャツやマグカップ、チョコレートなどがあり訪れた記念に購入するのもいいですね。

正門を出て左に目をやると吉田神社の赤い鳥居と大文字が見えました。
京都大学の特徴でもある「自由な学風」を感じる開放的なキャンパスは修学旅行生や外国人旅行客の方も訪れるちょっとした観光名所にもなっています。みなさまもぜひ京大生気分になってキャンパスでフレンチを堪能してみてください!
レストランはホームページより営業日を確認して予約をするのがおすすめです。
●La tour
京都市左京区吉田本町 京都大学時計台記念館内1F