新宿エキナカの限定スイーツをお土産に!実際に足を運んで厳選した店舗はここだ!
日本

なぜか「新宿のエキナカはスイーツが少ない」と言っている方が時々いるんですが、そんな事ありません! ニュウマン新宿のエキナカには、日本でここにしか店舗がない海外のパティスリーや、老舗和菓子店が展開する新店舗など、限定品もかなり多いです!

自分用も手土産も揃います。年の瀬のこの時期にぴったりなお礼の品・帰省土産・ホームパーティーの持ちよりスイーツ等をいくつかピックアップしてみました。

お世話になった方へのお礼はお任せ! 和菓子・結


名古屋にある創業380余年の老舗和菓子店「両口屋是清」が展開する、新形態の和菓子屋さん「結」です。「結」は2017年12月現在ニュウマン新宿の1店舗のみとなっており、ここでしか手に入らない貴重なお菓子が並びます。

筆者がよく訪れていた夏ごろ、ず~っと売り切れで手に入らなかった羊羹が……今回はありました。富士山をモチーフにした羊羹「あまのはら」です。

予約も出来るようになったそうです。

なんとこの1棹、切る場所によって四季折々の異なる絵柄が楽しめるんです。時計回りに見てみて下さい。

雪解けの新春は青、夏は綺麗な緑、徐々に秋めいた後は美しい雪景色になり再び春へ……素晴らしい! 老舗の和菓子職人が織りなす技にうっとりしてしまいます! 贈り物に最適ですね。

筆者は自分用に半棹の「あまのはら~冬~」を購入しました。春夏秋冬を表現した1棹の羊羹とは異なり、冬の季節の移ろいを楽しめるというもの。

早速開けてみます。上から見ても、

横から見てもイマイチぴんと来ませんでしたが、

切ったら……冬の彩りが! 富士山の美しさだけでなく、雲のフワフワ感にも風情が!

少し緊張しましたが、ス~ッと簡単に切れ、どこを切り取っても本当に美しいです! 見る・食べる前に、切る楽しみもあるなんて!

季節ごとに異なる味の販売だそうで、今回の冬バージョンはふんわりと梅の香りがしました。梅ピューレや梅肉を使っているようですが、風味程度で思ったよりも優しい味わいでした。

また、羊羹には小豆がゴロゴロと入り、餅粉も使われている富士山は食べ応えもあり、見た目以外も大満足です!

桜の開花頃、味が変わる予定だそうです。四季を愛でながら頂ける和菓子ですね。こんな上質なスイーツをエキナカで買えるなんて嬉し~。

ほかに、お正月に喜ばれそうな「めでたづくし」もゲットです。

金魚をかたどった和三盆糖のお干菓子です。夏に見た時は水色が基調で水をイメージした雰囲気でしたが、この季節は紅葉等でした。

金魚は縁起物ですし、木箱入りなので贈り物にぴったりですね。

それにしても鱗や色まで芸が細かい! 木型は昔からのものを使用しているそうです。勝手ながら「結」は今時のイメージでしたが、老舗の技法を活かした本格的な和菓子でした。

お店のコンセプトでもある「手のひらサイズの日本の美」を楽しめる和菓子も沢山あります。特に気になったのは「ふゆうじょん」

スイーツのコンシェルジュ業も行う筆者に意外と多い依頼が「高齢の方への贈り物に“口馴染のよい和菓子”が良いが“少し洋風な感じや若さを感じられるもの”にしたい」というご意見です。

「ふゆうじょん」は、あんことチョコレートの相性を活かしたものなので、このようなご要望にもぴったりです。実は10年もの歳月が開発に費やされており、満を持して販売に至ったそうです。

まだまだお伝えしたい和菓子があるのですが、「結」だけで1記事分の長さになってしまいそうなので是非お店でお気に入りを探してみて下さい。

今年1年お世話になった先輩や上司へ渡すのにぴったりな和菓子が見つかるはずです。お正月らしいですし、帰省の際のお土産にもいいですね!


ニュウマン新宿 2F エキナカ
営業時間 8:00~22:00(土日祝 ~21:30)
公式HPはこちら

筆者のお勧め!  BbyB. Shinjuku Sta.


筆者がニュウマン新宿へ行くきっかけを作ってくれたのは、JANICE WONGとBbyB. Shinjuku Sta.(ビーバイビー)。共にスタイリッシュ且つ美味しく、大好きなお店です。今回はBbyB. Shinjuku Sta.のお菓子をご紹介します。

BbyB.は、ベルギーの2つ星レストラン「Bartholomeus」のシェフBart Desmidt氏と、国内外のコンテストで数々受賞しているショコラティエJan Verleye氏のお2人のチョコレートブランドです。

筆者はベルギーのお店に買いに行くほど好きなんです。銀座店がなくなってしまいショックですが、ニュウマン新宿に行けば出会えます。現在日本の店舗はここだけです。

ベルギーと言ったらプラリネのイメージですが、BbyB.の定番はシンプルなスティック状の「Chefチョコ」。同じ形状のチョコレートで、16種のフレイバーを心行くまで楽しめるシリーズです。

最高の食材にこだわるBart氏と純粋な食材にこだわるJan氏の世界観が伺えます。筆者のお気に入りは、#15ミルクチョコレート(バベリュット・ヘーゼルナッツ)です。

#56ダークチョコレート(柚子・わさび)は、日本限定です。

今回は「The pure five」というスリーブを購入しました。

フレイバーの異なる5種でダーク・ミルク・ホワイト全て楽しめます。

ベルギーらしいものがいいなぁと#08ミルクチョコレート(シュペキュロース・オレンジ)が入ったものを選びました。2層のガナッシュでシュペキュロースの食感もあり、目をつぶって食べたらベルギーにいる気持ちになれます。

この冬のイチオシは、「ボワイヤージュ」だそうです。洋酒の効いたずっしりとしたケーキで、チョコレートコーティングの中はガナッシュとスポンジとのこと。お手頃価格で、こだわりスイーツをゲットしたい方に良さそうですね。

また、予想外な所に冬限定がありました! 「シュペキュロース・オ・ショコラ」「バトン・マレショー」です。つい「Chefチョコ」に手が伸びてしまいますが、次回からは季節ごとの楽しみを探しに行こうと思います。

最後にもう1つ筆者の好きな「ロックス」をご紹介。初めて口にしたのはベルギーだったのでフレイバーは違いますが、フワ~っと消える新食感に感激したあの日の事がいまだに忘れられません。是非体感してみてください。

冬休みは海外旅行へ行きたいものの、時間やお金の都合で断念したあなた。このチョコを食べてベルギー旅行気分を味わってみてはいかがですか?

BbyB. Shinjuku Sta.(ビーバイビー)
ニュウマン新宿 2F エキナカ
営業時間 8:00~22:00(土日祝 ~21:30)
公式HPはこちら

ホームパーティに是非! Demerara Bakery


海外シリーズをもう1つご紹介します。「World Pasty Championships2013」で優勝したRyan Smedley氏が営むイギリスのペストリーショップDemerara Bakery(デメララ ベーカリー)です。

スコーンが美味しいお店で、日本1号店がここニュウマン新宿。最近大阪・梅田に2店舗目がオープンしました。人気の証拠ですね。

持ち寄りのホームパーティ等に喜ばれそうなので全種類!……といきたいところですが、記事用に1人で食べる予定だったので、こちらのセットにしました。

1番人気のプレーン、2番人気のアールグレイ、3番人気のチョコチップにクロテッドクリームがセットになったものです。

「クロテッドクリーム」と言えば元々スコーンには外せないけれど、「ライアン氏の地元であるイギリス・コンウォールのもの」となればも~絶対はずせませんよね。

こちらは、イギリスの老舗ロダス社のものです。生乳を低温オーブンで蒸したクリームで、この表面黄色い膜「クラスト」が本物の証だそうです!

セット以外に、地元民も愛するらしいイチゴの果肉入りジャム「コンサーブ」もゲット。老舗のボディントンズ社のものです。

コンサーブ→クロテッドクリームの順で塗ると美味しいと店頭に書いてあったので、「配合とか塗り方とか細かくあるんですか?」と聞くと「お好みで大丈夫ですよ」と笑顔で答えて下さいました。

この写真の量だと、筆者的にはクロテッドクリームが足りなかったので、

塗り足したら一層美味しくなりました! 見た目よりあっさりしているのでいくら塗っても美味しいです。ちなみにオーブンで温めてから塗った方がカリッと美味しいですが、そのままでもフワフワです。

スコーン以外もあります。こちらの「パルミエパイ」は17枚で680円とコスパ良い~。イラストのモデルはRyan氏らしいし、大勢に渡す際にはもってこいですね。

そのお隣にあった「イングリッシュチーズケーキ」は「withクロテッドクリーム」のようですし、筆者も近々購入してみようかな。

クリスマスパーティではイギリスのスコーン、大勢集まる同窓会ではイギリスの焼き菓子、なんていかがですか?

Demerara Bakery(デメララ ベーカリー)
ニュウマン新宿 2F エキナカ
営業時間 8:00~22:00(土日祝 ~21:30)
公式FBはこちら

グランプリはココ! バター バトラー


今年、JR東日本発足30周年記念イベント「みんなが贈りたい。JR東日本おみやげグランプリ」にて128品の中から総合グランプリを受賞したのが、バターバトラーの「バターフィナンシェ」! なんと多い日は約1,200人が訪れたそうですよ! おぉ。

店名のバトラーとは「執事」の意味です。執事が各スイーツに合うバターを厳選しているそうです。

グランプリの「バターフィナンシェ」は、スイス産の発酵バターが使われています。

いつ行っても試食を配っています。

ってあれ? 執事?!?!

パッケージのイラストにそっくりな執事が店頭にいました。吹き出してごめんなさい。笑。看板店長だそうです。それにしてもよくよく思い返してみるとオープンの2016年はバター不足と一部で騒がれていましたよね。

「材料確保や値段設定難しくなかったですか?」と聞いてみたら「そんな時期でもバターを楽しんでもらいたかったんです。バターが主役のお菓子ってプレミアム感ありません?」と気遣うコメントが返って来ました。

パッケージもバターカラーです。青い部分は、主役のバターを引き立ててくれるティファニーブルーだそうです。「この袋を新宿で持ち歩くってお洒落ですよね」と執事。執事のバター愛・お客様に楽しんでほしい愛がヒシヒシと伝わってきます。

ってなんだか、他店舗の記事とテイストが異なりすみません。筆者的に、パッケージにそっくりな人がお店にいるとは思わず面白くて。今まで出会えなかったのは、お客様に隠れていたのでしょうか? 是非見かけたら声をかけてみて下さい。

フィナンシェ以外のスイーツもバターが主役です。


フランス菓子「バターガレット」にはフランスのバターが、その他のケーキ類には北海道のバターが使われているそうです。

帰省土産を渡す際に「グランプリ」「リアル執事」等の話題があると会話が盛り上がりそうですね。

バターバトラー
ニュウマン新宿 2F エキナカ
営業時間 8:00~22:00(土日祝 ~21:30)
公式HPはこちら

ギルトフリースイーツなら! LadyBear


最後にご紹介するのは、1931年創業の天然甘味料専門メーカー「クインビーガーデン」のスイーツ専門ショップLadyBear(レディベア)です。

「クインビーガーデン」は、創始者が病に悩まされた際に、療養でお世話になった「蜂蜜」に敬意を払って立ち上げた会社だそうです。ヘルシーを唱えているだけあり、天然甘味料を焼き菓子から生菓子まで種類が豊富です!

ヘルシーのみならずビューティーも唱えているので、筆者が訪れる時間はよく女性客やカップルを見かけます。聞くと「甘さ控えめではないですが、甘いものが苦手な男性にも天然由来なせいか気に入って頂ける事が多い」そうです。

自然と体に馴染むのでしょうか?

自然派スイーツならではのチーズケーキ「とうふレア」「やまいもベイクド」と迷いつつ、

SNS映えばっちりのジャースイーツにしました。筆者も早速インスタグラムに。インスタグラマーの方々と比べたら恥ずかしいくらいにへたくそですが、それでも可愛いのはスイーツのお蔭です。

さて、こちらは1番人気の「はちみつパンナコッタ」。マスカルポーネ生クリームにはメープルシロップ、苺ソースやパンナコッタにははちみつが使用されており、砂糖はほぼ使われていません。

メープルシロップは「抗酸化甘味料ですよ」と店員さんが教えて下さいました。お買いものしながら色々聞けるのは楽しいし勉強になるし、選ぶ際に助かりますね。

2番人気の「クリスタル・アガベ」。こちらは季節によって果物が変わるそうで、今回はルレクチェとラフランスでした。2種の洋梨、いいですね。

新潟のルレクチェのとろけ具合好きです!アガベシロップが果物の甘みを引き出してくれますし! たっぷりと入ったりんご風味のアガベジュレは砂糖不使用で、これ1つで93カロリーですって。びっくり。

カロリーよりGI値を気にする方が増えてきたように感じる昨今。アガベシロップは「低GI甘味料」と店員さんが教えてくれましたよ~。

筆者が訪れた日は、「ジャースイーツ・デー」ということで、2つジャーを買ったら「しろくまの輪」が付いてきました。

カナダ・ケベック州産メープルシュガーとメキシコ・ハリスコ州産アガベシロップが使われていて、砂糖不使用とは思えない甘さでした。

飲みの席が増え体重が気になるこの季節……罪悪感も少なく楽しめるスイーツですね。

LadyBear(レディベア)
ニュウマン新宿 2F エキナカ
営業時間 8:00~22:00(土日祝 ~21:30)
公式HPはこちら

この記事を書いた人

木村彩乃

木村彩乃アナウンサー/スイーツコンシェルジュ

NHKでのキャスターを経て、フリーアナウンサーに転身。スイーツコンシェルジェとしても活動中。 趣味は旅で約25カ国へ。旅のメインは“食”です。韓国でマッコリソムリエ、ベトナムでベトナム料理検定を取得。日本では、スイーツ・チョコレート・ダイエット等の資格を取得。“旅×食”彩り豊かな情報をご提供致します! Instagram【https://www.instagram.com/ayano.sweets】

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