京都に「お参りすると年齢がバレる」神社があります。それは世界遺産・下鴨神社。縁結びや美に効果のある人気の摂末社もある神社ですので、いつ訪れる機会がめぐってきても不思議ではありません。
サバ読んでる人や年を隠している人はご注意ください! 上手な回避方法も伝授します。
下鴨神社へのアクセス
下鴨神社へはバスか京阪電車の出町柳が便利。電車は本数もあるのでおすすめです。まず民家の中に1つ目の鳥居。この先に糺の森(ただすのもり)、そしてその奥に下鴨神社があります。
下鴨神社の糺の森の馬場では時々「森の市」という手作り市が立ちます。ここの市はかなり本格的で楽しみにしている人も多い人気の市。
入り口付近は手作り雑貨、中ほどはグルメエリアになっていて森の中にお食事できるスペースもあるんですよ。タイミングがあえばぜひ立ち寄ってみてくださいね。
たまにはこんなことも! 馬車に遭遇。これは「糺の森遊覧馬車」。通常は流鏑馬神事で使われている馬場を馬車で走ることができます。この日は馬場で手作り市が開催されていたため、例外的に参道がコースになっていました。
この南口鳥居を超えると楼門です。下鴨神社は正式には「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」といい、葵祭や御手洗祭などの祭事が有名な、京都を代表する神社です。楼門の奥には舞殿、橋殿、細殿など、雅な建物が見られます。
この奥に年齢がバレる場所が……
更にその奥の中門をくぐると、いよいよご本殿です。下鴨神社でご本殿にお参りしないわけにはいきません。ですが、ご本殿にお参りしようとすると、どうしても「年齢がバレる場所」に遭遇してしまうのです。
門を入ってすぐの場所にドーンとあるのがこちら。「えと詣」。ご丁寧にも「各人の守護神ですからそれぞれの生まれ年の社にご参拝ください」と書かれてあります。これを無視するのはとっても不自然(笑)。
志固男神:う・とり
大己貴神:とら・いぬ
八千矛神:たつ・さる
顕国魂神:うま
大国魂神:み・ひつじ
大物主神:うし・い
大国主神:ね
わかりやすいですよね~。立札もありますから迷う余地がありません! これらの社、正式には「言社(ことしゃ)」といい、干支の守護神として信仰を集めています。
「同い年のはずの彼女が違う干支にお参りしている」なんてホラーも起こりうるかも……。「う・とり」「とら・いぬ」くらいならなんとかごまかせそう。もちろん単独のお社もあります。
絵馬は完全に生まれ年で分かれていますので更にごまかしのきかない感じに(笑)。
下鴨神社は世界遺産にも登録されていますし、縁結びの末社もあり、訪れる人が沢山。何も知らずご本殿にお参りしようとして「ギョッ」とならないようにご注意くださいね。