山形県のほぼ中央に位置し人口わずか約7000人の小さな町・大石田町。最上川が流れ水と緑がきれいなこの地をあの有名な松尾芭蕉も訪れています。水がきれいな場所はお米が美味しい! お米が美味しければそのお米から作られるお団子は絶対に美味しい! 今回はこの地で出会った「本物のだんご」のご紹介です!
賞味期限は当日! 本物の団子とは?
店内にも掲げられていますが1960年に提唱された「磯部理念」の中にある「良い食品」作りの条件や原則を守り砂糖や酵素などの添加物を一切使わない団子を作っています。お団子屋さんのお願いとして「購入した当日に食べる事」というのがありますが、添加物を一切使っていないので翌日には固くなってしまいます。1本からの販売をしているのでその場で出来立てを食べるのが本当のだんごの美味しさを味わえるのです。
いざ実食!
訪れたのは平日の昼頃。イートインかテイクアウトを選べますが地元の方は大量にテイクアウトされていました。ということは絶対に美味しい! と確信し店内へ。
店内には実寸大の見本が置いてあります。どれを選ぼうか迷ってしまうほどの種類の多さに驚きました。イートイン専用のメニューもあります。また焼き団子は10分ほど時間がかかります。
今回注文したのは定番の「しょうゆ」と「あんこ」。
みたらしとあんこの量に驚き! ずっしりと重さを感じます。
食べてまたまた驚き! お団子は柔らかめで餅感がありつつもとろける様な食感。たっぷりと具材がのっているので食べ応えも十分。お団子はその日の気温などを考慮して固さを加減しながら毎日搗いているそうです。あまりにも美味しかったので追加で購入し家に帰ってからもいただきました!
今度はごまも追加。当日賞味であれば美味しくいただけます!ちなみに定番は「しょうゆ」「ごま」「あんこ」「くるみ」「ナッツ」「ずんだ」の6種類がありました。
店内で食べる場合は販売場所の横に椅子席が用意されています。
また販売場所の建物のつづきに和室が用意されているのでその場でゆっくり食べることができます。
豆腐も販売しています! 「秘伝大豆豆腐」
もともとは豆腐屋さんということで店内では今でも「秘伝大豆豆腐」を販売しています。山形県産の秘伝大豆を100%使用したお豆腐です。
秘伝大豆とは山形の内陸で栽培されている美味しい枝豆のこと。この秘伝大豆と日本近海の澄んだ海水から取出した天然にがりを使用して秘伝大豆の風味を生かした「秘伝大豆豆腐」が作られています。「消泡剤」というものを一切使わず手間と時間をかけて作られた豆腐もぜひおすすめです。
山形を訪れたらこだわりをもって一つ一つ丁寧に作られた「本物のだんご」をぜひ食べてみて下さい!
●最上川千本だんご