「金沢」「ひがし茶屋街」「カニ」…、何やら高そうなイメージですが、今回ご紹介するひがし茶屋街にある「金澤寿し」では、香箱ガニのランチをリーズナブルに楽しむことができます。それだけではなく、伝統的な押寿し作りや、香箱カニ面寿し作りなどの体験も提供。歴史を感じるお店で、自分だけの美味しい金沢旅を満喫しましょう。
香箱ガニとは？
香箱ガニとはメスのズワイガニのことで、北陸では「香箱ガニ」、山陰では「コッペガニ」「セコガニ」などと呼ばれることも。
雄と比べると小さくて、あまり県外には出回らずに地元で消費されることが多い、旅先ならではのご馳走です。
ひがし茶屋街の金澤寿し
ひがし茶屋街の歴史ある町並にとけ込む「金澤寿し」は、金沢の伝統的な押寿しをアレンジした体験や香箱ガニの調理を気軽に体験できるお店。しかも、ひがし茶屋街という好立地なのに驚くほどリーズナブル！
石畳とベンガラの外観も風情があって金沢らしさ感じられます。
季節限定1日10食！ 香箱御膳
今回は体験ではなく、1日10食限定の「香箱御膳」を予約の上、訪問。予約はWebからできます（折り返しメールで確定）。週末や混雑するシーズンにはあらかじめ予約しておくといいでしょう。
香箱ガニ一杯のほか、ハレの日の伝統的な押し寿司も。ちょこちょこと郷土料理が織り交ぜられているのも嬉しいポイント。
メインの香箱ガニには、つぶつぶの外子(そとこ)と濃厚な味わいの内子(うちこ)がたっぷり。もちろんカニ身も楽しめますよ。
普段は口にしないような珍味も楽しめます。フグの卵巣は、そのままでは毒があって食べられないですが、何とか食べようと先人たちが試行錯誤したことが伝わってきます。これはお酒に合いそう！ クルミやゴリ（小魚）の佃煮も少しずつ楽しめますよ。
体験もおすすめ
実は、以前押し寿司体験と香箱カニ面寿し作り体験に参加したことがあり、とても満足度が高かったので、今回は気軽にランチ利用してみたのです。初めての方なら香箱カニ面寿し作り体験（冬季限定）もおすすめ。
教えてもらいながら香箱ガニを丁寧に分解し、甲羅に盛り付けると、下のような美しいカニ面が完成します。ちなみにこちらは3,300円（税込み）で、先にご紹介した「香箱御膳」と同じ価格。時間があれば体験してみてはいかがでしょうか？
香箱ガニは小さいけれど旨味が凝縮されていて、冬に日本海側を旅するならぜひとも味わいたい逸品。なんならお隣富山の氷見の寒ブリと合わせるのもおすすめですよ。
石川県金沢市東山1丁目15-6
