標高329m、現在の金華山の山頂に築城された岐阜城。かつて天下統一を目指していた織田信長が戦を進めていく一方で「地上の楽園」と称される最高のおもてなし空間を作り上げた場所です。最上階の天守からの眺めはまさに「天下統一の絶景」。織田信長も見晴らしたであろう壮大な眺望は今でも観光客を魅了し続けています。
おもてなしの精神が宿る 岐阜城

時は戦国時代、1567年に織田信長が当時の稲葉山城(岐阜城)を攻略し天下統一の本拠地としてこの辺り一帯を平定しました。城下町には誰でも自由に商売ができ、関所や税金を撤廃した楽市楽座を設け商業の自由化を図り活気ある商人達で大変賑わっていたと言われています。信長は軍事的な要素が強い城に人々を魅了する空間を作り訪れる人を歓迎していました。信長の時代の岐阜城一帯の絵をみると血生臭い戦国時代のイメージとはかけ離れた「地上の楽園」だったことがわかります。
頑張って岐阜城を目指す!

それでは岐阜城を目指しましょう! ますは金華山ロープウエイで約4分の空中散歩を楽しみます。金華山一帯は国の史跡に指定されており、5月に咲くツブラジイの黄色い花が山全体を黄金色に輝かせたことから「金華山」の名が付いたと言われています。山頂まではハイキングコースも整備されており自然を楽しむことができます。

山頂駅に到着したら歩いて岐阜城を目指します。これがなかなか大変! 上り坂や階段が多いので歩きやすい靴で行きましょう!

足元に気を付けながら登っていきます。周辺にはハイキングコースが整備されており四季折々の自然を感じながらハイキングを楽しむことができます。

途中には展望レストランやカフェもあり休憩を取りながら岐阜城を目指しましょう。

視界が開け目の前についに岐阜城! 青空をバックに堂々と聳える雄姿がなんともかっこいい!
初めてこの地に砦が築かれたのは鎌倉時代。戦国時代には油売り商人から美濃を乗っ取った「国盗り物語」で有名になった斎藤道三の居城にもなっていました。
美濃を制す者は全てを制す! 360度の圧巻の景色

現在のお城は鉄筋コンクリート造りで再建され3層4階構造になっています。内部は展示スペースになっており一階から「信長公の城下町づくり」、2階が「城づくり」、3階は「信長が見た世界」、そして天守は信長も見下ろしたであろう「天下の絶景」を眺めることができるようになっています。

日本アルプスや伊吹、養老、鈴鹿山系の山々。

お天気が良ければ遠くに名古屋市内のビル群も望めます。

濃尾の大平野が豊かに開け鵜飼でも有名な清流長良川が市内を流れます。
329mの天空から見下ろす360度の圧巻の大パノラマ。信長が夢見た天下統一のロマンと信長のおもてなし精神を感じながら絶景を楽しんでみて下さい!
岐阜県岐阜市天主閣18番地




