石川県・加賀温泉郷の山代温泉(やましろおんせん)が、北陸新幹線の延伸に伴い、首都圏からも便利に訪れることのできる温泉地のひとつに加わりましたね。山代温泉のシンボルである、ステンドグラスが美しい古総湯と総湯を中心に、温泉街を散策してみました!
山代温泉へは加賀温泉駅で下車
山代温泉を訪れる場合は北陸新幹線の加賀温泉駅で下車して、そこからお宿の送迎や路線バスを利用するのが一般的。
ちなみに新幹線を利用しない場合は、北陸新幹線延伸前にはJR西日本の在来線で、今は第三セクター鉄道の「IRいしかわ鉄道」を利用することになります。こちらも駅名は加賀温泉駅。金沢から新幹線を使わずにリーズナブルに訪れたい人はこのIRいしかわ鉄道を利用するといいでしょう。
山代温泉の中心は古総湯がある「湯の曲輪(ゆのがわ)」
山代温泉の中心は、ステンドグラスが美しい古総湯と総湯がある「湯の曲輪」です。江戸時代にはこの共同浴場を中心に宿が建ち並んでいたそうで、今も徒歩圏内に沢山の旅館が軒を連ねています。
古総湯は平成22年に誕生。明治時代の総湯を復元したもので、浴室の床や壁に九谷焼のタイルが使われていたり、2階に温泉街を見渡せる湯上り処があったりと、風情を感じる造りになっています。
この古総湯には洗い場が設けられていないので、洗い場を利用したい場合は向かいにある総湯を利用するといいでしょう。総湯では加水なし源泉のみの温泉を楽しめますよ。また共通入浴券がお得なので(古総湯のみ:700円、古総湯・総湯共通券:900円)、こちらの購入もおすすめです。
山代温泉の素敵な和カフェ
山代温泉を訪れたなら、絶対に立ち寄っていただきたい和カフェがあります。古総湯から徒歩約15分の場所にある「茶寮なか尾」。高級な佇まいで、店内に入ると素敵なお庭が広がっています。
座席の感覚も贅沢にとられていて、ゆったりと寛ぐことができます。都会のカフェならこの2倍は席を設けていると思いますよ! それでいて、お値段も高くない…。教えたくないけど超おすすめのお店です。
もちろんおすすめはカウンター席。お庭を眺めながら和スイーツを堪能。写真はあんみつですが、パフェもラインアップ。
山代温泉らしいお土産を探そう
山代温泉の最寄り駅である加賀温泉駅では石川県のお土産が沢山買えますが、加賀温泉郷以外、当然金沢のお土産も多く置かれています。せっかくなら、山代温泉のローカルなお土産を探してみませんか?
こちらは地元の人に教えてもらった御菓子処しもつねの「やましろ五彩」。古総湯から徒歩約3分という便利な場所にありますよ。
カラフルで半透明のビジュアルが、古総湯のステンドグラスのようで美しいですね。お土産にも喜ばれると思いますが、あまりにも美味しそうなので自分で食べちゃいました! 色それぞれに味が違って、グレープやレモン、ミントなどの風味が楽しめます。
こちらは「加賀紫雲石」で知られる御菓子処音羽堂の新商品「加賀紫雲石 五彩」。紫が丹波産大納言小豆、黄が栗風ひよこ豆、緑が京かのこうぐいす豆、赤が北海道産白小豆、青が石川県産地酒大納言(加賀鳶)だそうです。
こちらもカラフルで、お土産にぴったりですね!
山代温泉の観光スポットは他にもいろいろ
カフェとお土産を中心にご紹介しましたが、山代温泉には料理人であり美食家であり陶芸家でもある北大路魯山人の「魯山人寓居跡 いろは草庵」や、スイーツ店やクラフトショップなどがある「はづちを楽堂」、九谷焼の絵付け体験ができる「九谷満月」など、多くの観光スポットを巡ることができますよ。ぜひ新幹線でお出かけください!
石川県加賀市山代温泉万松園通2-1