海外旅行で体調不良になったら…ドイツ旅行で胃がもたれたときにできること
ドイツ

ドイツ胃もたれ

肉やバター、チーズ、クリームなど、もともと日本人が大量に摂取することに向いていない食材を多用するドイツ。

実際、ドイツを旅行しているうちに胃がもたれてしまったという体験談を聞くことが少なくありません。そこで、ドイツ在住の筆者も実践している、ドイツで胃がもたれてしまったときの薬に頼らない対処法をお伝えします。

1.胃に負担のかかる食べ物を避ける

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当たり前と思われるかもしれませんが、脂肪分の多い肉や加工肉、揚げ物といった胃に負担のかかる食べ物は避けることが必須。日本人の場合、バターやチーズなどが胃もたれの原因になることもあるので、胃の調子が優れないときは控えた方が無難です。

残念なことに、「胃に負担のかかる食べ物を避ける」≒「ドイツ料理を避ける」になってしまうことが多々あります。

「せっかく旅行に来ているんだからその土地のものを色々食べてみたい」と思うのはやまやまですが、大切なのは本格的な胃もたれに発展する前、「あれ、ちょっと胃が重いかな」という段階で胃に優しい食事に切り替えること。

結局そのほうが早く体調を改善することができるので、再度ドイツ料理に挑戦できる可能性が高くなります。ほかにも、辛いものや酸味の強い食べ物、コーヒーや紅茶などのカフェインを含む飲み物も胃を荒らしやすいので注意しましょう。

2.パンも胃もたれの原因として疑ってみる

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これといって胃もたれの原因になりそうなものは食べていないのに、胃の調子が悪いという場合……ひょっとしたらグルテン過敏症かもしれません。

グルテンとは小麦や大麦、ライ麦などの麦類に含まれるタンパク質の一種で、グルテンに弱い体質の人がこれらを摂取した場合、胃もたれや胃の膨張感、下痢、頭痛、めまい、貧血、疲労感、むくみといったさまざまな反応が表れることがあります。

もともと米を主食としていた日本人のなかには、自覚症状はなくともグルテンに弱い体質の人が少なくないと言われています。かくいう筆者も、日本では何ともなかったのにドイツに来て小麦製品の摂取量が増えた結果、グルテン過敏症を発症したひとり。

他にこれといった原因が考えられないのに、胃の不調が続くようであれば、グルテン過敏症の可能性を考えてみてください。グルテン過敏症だった場合は、パンやパスタ、ピザ、ケーキ、クッキーなど、グルテンを含む食品を控えるようにすれば体調が改善します。

3.レストランを探すなら日本食かベトナム料理

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胃の調子が良くないときにドイツで外食するなら、日本食がベトナム料理がおすすめです。

同じアジア料理でも、ドイツの中華料理店では日本以上に油っこい料理が少なくなく、かえって胃もたれを悪化させてしまう恐れがあります。また、辛い料理が多いタイ料理も避けたほうがいいでしょう。

ただし日本食やベトナム料理ならなんでもいいというわけではなく、天ぷらや牛丼、ラーメンなどは避け、豆腐や白身魚、鶏肉のささみ、ほうれん草やキャベツといった消化に良い食材を使った油の少ないメニューを選んでください。

ベトナム料理店で何を頼めばいいか迷ったら、鶏肉や野菜のフォー(米麺)なら胃への負担が少なくて済みます。アジア料理店が見つからないときは、イタリア料理店でリゾットなどを頼んでもいいでしょう。

4.スーパーでフルーツを調達する

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胃の調子が悪くレストランで食事はできそうにないけれど、なにか軽く胃に入れておきたいときに頼りになるのが、スーパーに売っているフルーツ。果物のなかには消化を助けてくれるものもあるので、少量ならば胃に負担がかかりません。

ただし、みかんやグレープフルーツなどの柑橘類や、種も一緒に食べるイチゴ、繊維質の多いパイナップルなどは避け、バナナ、リンゴ、モモといった胃に優しい果物を選びましょう。いずれもできるだけ熟したものを選ぶのがポイントです。

5.Magentee(胃のお茶)を飲む

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昔からハーブによる民間療法がさかんなドイツでは、美容や健康への効果が期待できるさまざまな種類のハーブティーがあります。胃の調子が悪いときには、胃の調子を整えるためのお茶、その名も「Magentee(胃のお茶)」の助けを借りてみてはいかがでしょうか。

胃薬ほど即効性があるものではありませんが、できることなら薬に頼らずに体調を改善したいもの。

Magenteeは、お茶専門店はもちろんのこと、ドラッグストアや一定規模の店であれば普通のスーパーでも見つけることができます。ティーバッグのものなら旅行中でも手軽に取り入れられますね。

自分の身体の声を聴くこと

せっかくのドイツ旅行。「ドイツならではのグルメをたくさん楽しみたい」という気持ちはわかりますが、ドイツ料理は日本人の胃に優しいとはいえないものが多いので、無理は禁物。

身体の声をよく聴いて、少しでも不調を感じたら自分の身体に合った食事を心がけることが大切です。そうすることで胃もたれを未然に防いだり、軽い症状にとどめたりすることができれば、またすぐにドイツ料理をおいしくいただけるようになるはずですから。

身体は日々の資本

筆者はドイツに移住してまもなくの頃、原因不明の強烈な胃もたれが続く日々を経験しました。

「肉も、揚げ物も、バターも控えているのになぜ? パンしか食べていなくても胃がもたれる」と嘆いていたら、ドイツ人の夫に「それってグルテンじゃないの?」と言われ、「それならつじつまが合う!」と思いながらインターネットでグルテン過敏症の症状を調べてみたら、当てはまる項目がいくつもありました。

そこでまずは1週間グルテンを極力摂らない生活をしてみたら、見事に胃の不調が改善されたのです。それ以来、軽い胃もたれを起こすことはあってもひどい胃もたれが続くことはなくなりました。身体が許容できる範囲で楽しむのは良いとしても、やはり自分の身体に合わないものは摂りすぎないことですね。

体調を崩してせっかくの旅行が十分楽しめなくなってしまったら元も子もないので、一番の資本である身体を大切にしつつ、ドイツ旅行を楽しんでください。

この記事を書いた人

はるぼぼ

はるぼぼドイツ在住ライター・ブロガー

和歌山出身。東京での会社員時代、旅先の長野で9歳年下のドイツ人夫と出会う。
2015年11月、ドイツ移住を機に、トラベルライター&ブロガーに転向。ドイツを拠点に、各国を飛び回りながら執筆中。特に目がないのが、旧市街など、歴史を感じる街を歩くこと。
これまでの訪問歴は54ヵ国220都市。旅の「ワクワク」をお伝えします。

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