美術館でほろ酔い!「ブルックリンミュージアムナイト」で踊って哀愁を感じる
アメリカ

私が現在住んでいるニューヨーク・ブルックリンといえば、真っ先にアートの街というイメージが湧きます。道ゆく人々も、チェロを背負っていたり、大きなキャンパスを担いでいたりと、表現に対する意識の高さが目立ちます。

もともとのブルックリンという街は治安がとても悪く、それゆえ物価がマンハッタンと比べてかなり安かったので、世界中の無名のアーティストたちがチャンスをものにするためにニューヨークのこの地に渡り、生活に追われながらも惜しむことなくパフォーマンスを披露するようなエネルギッシュさで満ち溢れ、結果芸術的でおしゃれな街と化したのでした。

今回はそんなブルックリンで最大規模の美術館と言われるブルックリン美術館にて、第1週目の土曜日に行われるブルックリンミュージアムナイトというイベントに行ってきました。
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第1土曜日の夜は入館料無料!

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今回のイベントは5時から11時まで入館料無料! 貯蔵品を無料で楽しむことができるほか、音楽ライブや映画上映、ダンスレッスンなど来場者参加型のワークショップもあります(参加費がかかる場合もあり)。

今回訪れたのが1月で、今季1番の大雪の日! 美術館外観は雪化粧されていました。幻想的でなかなかよかったです。6時過ぎに入館しましたが、列に並ぶ必要はありませんでした。雪のおかげでしょうか。
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エントランス周辺では早速音楽ライブが。Tank and the Bangasというバンド。太い歌声なのにリズムが細かく刻まれていて自然と体が揺れます。
バンド隊も力強くてファンキー! 人間たるもの踊らなきゃ損だということは海外生活の中で学びました。

来場者もみんな好きなようにゆらゆら揺れたり本気で踊り出して場内を沸かせたりとそれぞれの形で楽しんでいます。

中では軽食やアルコールまで楽しめる

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奥に入ってクロークを抜けていくと飲み物やスナックの販売ブースになっていました。そうなんです、この日は美術館内で飲食ができてしまうんです。

アルコール類もありました。先ほどのライブで盛り上がっていた人々の多数はすでにほろ酔い状態。美術館がクラブ化しています。
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アルコールの種類も多数用意されている模様。館内の無料開放や飲食の用意などもそうですが、イベントも音楽や映像などわかりやすいものが多いので、アートって難しいと思っている人でも気軽に参加できるような雰囲気です。
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お土産コーナーでは貯蔵作品を取り入れた小物などが取り揃えてあります。ここで一味違うお土産を探してみては。

通常展示も見応えあり!

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Marilyn MinterのPretty/Dirtyという期間限定の展示会はみんなの興味をそそるようで、たくさんの来場者が見物していました。カラフルでグロテスクな作品たち。
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同じく彼女の映像作品「I’m Not Much But I’m All I Think About」。
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彼女の作品の特徴とされるメタリックや液体で表現した作品。アメリカのチョコレートブランドでおなじみのM&M’sなども出てきて面白いです。

自分のお気に入りを探そう

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個人的に一番惹かれたのが、5階にあるThe Art of Americasの作品たち。
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日本庭園以上にこれらから侘び寂びを感じるのはなぜ?
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こちらにも哀愁があります。
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メキシコ西海岸の陶製の男女。紀元前100年〜紀元後300年の間のものだそう。結婚の儀式の様子で、女性が何かしらの飲み物が入ったボウルを持ち、それを男性がストローめいたもので飲むという行為。
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女性がこのように胸を張って立ち上がっている像をみて、私ももっと堂々といようと心にきめたのでした。

来場者参加型の企画も!

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自転車発電でミキサーを回してスムージーを作るというユニークな企画もありました。
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友人が自転車を漕いでくれたおかげで、美味しいスムージーにありつけました。ベリーとヨーグルトがメイン。ナチュラルな素材を使用しているようです。

マイペースにアートを満喫できる

その他にもブルックリン美術館にはエジプトの展示作品などが充実しているほか、見所は盛りだくさん。私たちが帰るころにはエントランス周辺でDJライブが行われていて、会場はますます大盛り上がり。外の大雪を溶かす勢いの熱気です。

展示作品や企画に参加するもよし、みんなと音楽を聴きながらわいわい過ごすのもまたよしと、それぞれの楽しみ方がでできるブルックリンミュージアムナイト。こちらの美術館ではほかにもサルサダンスのレッスンなど、積極的にイベントが行われています。マンハッタンの美術館巡りの合間に、ぜひ一度ブルックリン美術館にも足を運んでみてはいかがでしょうか。

ブルックリン美術館

アートから他国を知る

美術館に訪れると必ず何かしら影響を受けます。今回の訪問で、南アメリカの土偶に非常にそそられ、家に帰ってからも土偶について検索したり、ヒスパニックの文化について調べたり、果てはスペイン語にも興味を持ち出したりと、新しい風が舞い込んできている今日この頃。

アートと呼ばれるものには背景があります。美術館で何の気なしに目に止まった作品をきっかけに異文化に触れてみるのも、新しい発見があって面白いかもしれません。

この記事を書いた人

モリ

モリ学生

地域密着型。頭はほとんど働いていませんが、五感は常に敏感です。NY留学中。静岡生まれ。

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