ニューヨーカーにはお気に入りのDELIがある。日常の一端を担うその魅力とは
アメリカ

ニューヨークでよくみかけるDELI(デリ)は、日本でいうコンビニエンスストアのような役割を果たしています。一般的なデリは、こじんまりとしていながらも日用品や食品などが一通り揃っていて、軽食(サンドイッチなど)も提供するところが多いです。たいてい遅い時間まで開いているので、深夜に買い物が必要な時などに重宝します。そんなDELIの魅力をご紹介します。

DELIとは


日本のコンビニのようにチェーン化していることもなく、多くは個人経営です。なのでお店によって個性が分かれます。

とあるデリはブレークファストが人気で毎朝列を作っていたり、サラダバーを提供していてヘルシー志向の人たちによく利用されていたり。かと思えば腐敗したハムが飾られていたり、やる気のなさそうな店員にぼられたりという店もあるのでなかなかにエキサイティングです。

DELIに魅力を感じ始めたきっかけ

私はもともとデリという存在をほぼ見ずに渡米後一週間ほどは暮らしていたのですが、当時利用していたゲストハウスに同じく暮らすとある不健康そうなアーティスト系ニューヨーカーが、毎朝たばこを加えながらデリにコーヒーを買いに行くのを知ってから、なんだかデリにロマンを感じ始めるようになりました。

そのコーヒーも飲んでみれば決しておいしくはないものでしたが、間違いなく誰かの日常の一端を担っており、そんな彼らのためにたとえ冷めていようが酸化していようが必ず店の片隅にコーヒーが置いてありました。

カフェに行くでもなく自らコーヒーを淹れるわけでもなく、デリにコーヒーを求めるという行為が風情であるなあと感じたのは、私が少し疲れていたせいかもしれませんが、なんにせよデリを少しずつ意識するきっかけになったのでした。

DELIでテイクアウトをしてみた

例えばマンハッタンのど真ん中にはあるデリは、キヨスクのようにちょっとしたものを買いたい人たちによって成り立っている気がしますが、もう少し外れた方に行くと、野菜や肉、果てはお弁当のようなものも売られています。
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近所のデリでとある日に注文したフィッシュ・オーバーライスです。このお店は中東系の方々で経営されているようで、この食べ物はトルコ発だそうですがニューヨークでとても人気のよう。サフランライスの上に揚げたての白身魚が2枚ドドンと乗っています。量が多いです。ヨーグルトソースとホットソースでいただきます。
プラスティックの入れ物に温かいものを入れてしまうところが気になりましたが、家に帰ってからお皿に移して食べました。割と淡白な味わい。9ドルでした。魚が一枚なら7ドルです。1枚で充分でしょう。

DELIキャットの魅力

ところでデリには猫がいることが多いです。ネズミが多いニューヨーク。ネズミよけも兼ねて猫を飼うデリが多いようですが、実際看板猫として地域の住民に愛されているようです。大抵は人懐っこい子たちばかりです。
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先ほどのフィッシュ・オーバーライスの店の猫。私がテイクアウトを待っている間ひたすらじゃれてウィンクもしてくれました。
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マンハッタン上のハーレムあたりにあるデリの猫。入店すると寄ってきます。みんな自然体でこの子と接していました。

ニューヨーカーにはお気に入りのダイナーやデリがあります。私も行動範囲内ですがここは好きだなというデリを見つけました。そこには猫がいて、イケメン店員がいて、食べ物がそこそこおいしい清潔なお店です。

1度行ってみたけどちょっと微妙だった、なんて場合も、店によって雰囲気はかなり違ってきますので、何軒か周ってあなたのお気に入りを見つけてみてくださいね。

ちょっとおしゃべりしてみても?

DELIの店員さんの雰囲気もさまざまですが、感じの良さそうな人だったら思い切って世間話をしてみるのもありだと思います。彼らはフランクなのでこちらが好意をもって接すれば向こうも返してくれます。

また、たとえあなたが英語が苦手であっても、彼らのほとんどが実は英語を第二言語として話すのでミスの心配は要りません。どこに行くにしても、旅の面白みは現地人との交流にあると思います。冷たくされてしまったとしても大丈夫、それもまたよくあることです。多少の英会話と折れない心は旅の必需品です。

この記事を書いた人

モリ

モリ学生

地域密着型。頭はほとんど働いていませんが、五感は常に敏感です。NY留学中。静岡生まれ。

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