ニューヨークでジョギングしてみない?ブルックリンのプロスペクトパークを旅するように走る!
アメリカ

ここは大都市ニューヨーク。観光、仕事、お勉強、と慌ただしく過ぎる日々に息切れしてしまうこともあるでしょう。そんな都会の喧騒に疲れて風になりたいと思ったとき、ニューヨーカーはセントラルパークでジョギングをするのかもしれません。

私は5年前からジョギングを始めました。コミックエッセイ作家として大人気のたかぎなおこさん著「マラソン一年生」に感化されて走り始めたのですが、ジョガーとしての醍醐味は実は旅先にあります。お気に入りのシューズとウェアをまとって知らない土地を走るのは、エクササイズというより観光の一部です。現在私は半年間留学生としてニューヨークのブルックリン地区に滞在していますが、暮らしの一部でありながらも、常に旅をするように走るという意識のもとでマイペースに、たまにアンテナを張りながらジョギングを続けています。
今回はそんな生活のなかで見つけた、ジョガーにおすすめのプロスペクトパークをご紹介します。

ブルックリンにも大きい公園はある

言わずと知れたセントラルパークには実は兄弟がいます。ブルックリンのプロスペクトパークは、同設計者により設計された公園で、現地人の憩いの場となっています。マンハッタンからアクセスがいいのは、B・F・Q・2・3の地下鉄ライン(降車駅名はそれぞれ違います)。どの最寄駅からもすぐ公園にたどり着けます。

楽しみ方はさまざま

ブルックリンミュージアム
この公園には見所がたくさんあります。おすすめの降車駅は、2・3のイースタンパークウェイ ブルックリンミュージアム駅。
ブルックリンミュージアムにはアート系の作品もたくさん貯蔵されています。ボタニックガーデンもほど近く、中には日本をモチーフにした空間もあり興味深いです。また、動物園も併設されているようで、お子さん連れでも楽しめるような雰囲気があります。

いざラン!

プロスペクトパーク
ちょうどこの時期は紅葉が素晴らしく、天気がいい日は葉の一枚一枚が透き通って金色になり、うっとりとしてしまいます。色合いや木々の形にいたっても多様で、見ていて飽きがきません。

プロスペクトパーク

ジョガー同士が衝突しないようこのようなガイドラインが。しかしこの標識を気にせず走っている人も多し。

基本的にアスファルトなので足場に不安はなく快適に走れます。途中に若干のアップダウンがありますが、普段少しでも走り慣れている人なら問題はない程度のゆるい傾斜です。とにかく景色がコロコロと変わるので、時間が経つのが早く感じられます。

プロスペクトパーク
公園の中には小さな湖があり、走っていてもしっかりとそれを確認できます。特に日差しがあるときはまるでご褒美のようにキラキラとしていて美しく、気分も高揚! さらに軽快に走ることができるでしょう。

ジョギングでも散歩でも

そんなプロスペクトパークの外周トラックは約5キロ。日常的に走るにはちょうど良い距離ですし、ジョギング初心者でも気軽にチャレンジできることでしょう。また、走るのではなく公園内を散歩するのにも最適です。公園沿いにはおしゃれなカフェも複数あり、散歩中の休憩にもってこいです。

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以前利用したELKというカフェ。プロスペクトパークの南西に位置します。ラテがとってもおいしい。写真は赤いボウルはビーツと麦のおしゃれなサラダです。席に座っていると、太っちょの猫がたまに現れては消えていきます。
パークスローブというこのエリアは、近年かなり物価も上がってきている様子で、オーガニック系のスーパーなどもあり、ちょっとしたお土産探しにも最適です。個人的にはユニオンマーケットというスーパーがおすすめ。マンハッタンにもあります。
 
ジョギングをする人もしない人も、都会の喧騒からちょっと離れて、美しい自然のなかでのんびりとした時間を楽しんでくださいね。

この記事を書いた人

モリ

モリ学生

地域密着型。頭はほとんど働いていませんが、五感は常に敏感です。NY留学中。静岡生まれ。

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