4,000m級の山岳地帯、高原砂漠、年中涼しく温暖な気候の山あいにある街、アマゾンのジャングルに囲まれた熱帯の村々。南米大陸の内陸国ボリビアは、多様な気候と文化と人々が織り成す魅惑的な国です。
近年日本からの観光客が増えつつあり、注目度は年々上がっています。そんなボリビアに在住するZICです。今回はボリビアに来られる際、役立つグルメ情報をお伝えします。
気候や場所によって異なる食文化
ボリビアは同じ国でも場所によって気候が違い、食文化も全然異なります。
例えば、3,000mを超える山岳地帯では、年中寒いことが多いので体を温めるためにスープ系の食事がメインになり、野菜を摂ることも多いです。それとは異なり、アマゾンに隣接する熱帯地方では、揚げ物やフライドポテト、コカ・コーラといったジャンクな食事が一般的です。
ボリビア人の1日の食事
日本と同じく、ボリビア人も1日3食を必ず食べます。ただ、その食べ方が少し特徴的で、朝食と夕食はパンと紅茶orコーヒー。1日のメインは昼食となります。
昼食には野菜や肉がふんだんに入ったスープ(これだけでも十分お腹一杯になります)、これに加えておかずと御飯が入った1皿が主菜として登場します。これがボリビア人の1日の食事になります。
ですので、基本的にはパンが中心の食文化といっても過言ではないと思います。また、ボリビアはフルーツの産地でもありますので、朝食ではパンに加えてフルーツもよく出ますし、昼食には地元や自分の家でとれたレモンを絞ってレモネードを楽しむことも多いです。
ボリビアのおすすめ料理
ピラニアスープ
アマゾンの熱帯地方ならではのスープ料理。ピラニアスープ。ピラニアは日本でいうならタラのような白身魚の味がして、スープと絶妙のマッチングを見せる。ボリビアの熱帯地方を旅行した時にはぜひ食べていただきたい1品です。
シルパンチョ
標高約2,500mのコチャバンバという町での名物料理ですが、ボリビア全土で食べることができます。薄く引き伸ばした牛肉を揚げて、ご飯の上に乗せその上に新鮮なトマトと玉ねぎ、そして卵をのせて特製ソースでいただくボリビアならではの名物料理です。
リャマ肉のソテー
山岳地帯の名物料理ですが、アルパカと同種のリャマの肉です。日本ではアルパカはCMなどでおなじみでマスコットの様ですが、こちらボリビアではそのリャマを食用として飼育しています。御飯と特製ソースでいただくリャマ肉のソテーですが、まるで羊の肉のような食感で絶品です。ぜひボリビアを訪れた際は食べていただきたいです。
魚のフライ
アマゾンの熱帯地方でとれるパクーという白身魚のフライです。こちらではチチャロン・デ・ペスカードと呼ばれ魚のフライの意味です。生野菜に添えられたこの魚のフライは絶品です。
おわりに
日本ではなかなか知られていないボリビア料理をご紹介しましたが、他にもまだまだボリビアならでは料理がたくさんあります。ぜひ、南米のボリビアを訪れる機会がありましたら一度試してみてくださいね。