こんにちは! 南米ボリビア在住のZICです。
以前にもボリビアのビールは世界的に高く評価されているものもありレベルが高いことをお伝えさせていただきました。
ビールの世界コンテストで優勝した銘柄や、山岳地帯のきれいな上流の水からつくられた美味しいビールもあります。
今回はそのボリビアビールで、最近話題になっているフレーバービールについてご紹介できればと思います。
ボリビアで流通しているフレーバービールとは
フレーバービールとは果物やハーブなどでその香りを付け足したビールです。
苦いビールは苦手で、特に甘いビールの好きな女性に人気のビールです。日本でもレモンやピーチ、コーヒー風味のフレーバービールが販売されているようです。
- ウアリビールからフレーバービールが販売中。
ボリビアのスーパーや市場などで売り出されているフレーバービールの代表格はウアリビールです。
ウアリビールは濃厚な味わいとすっきりとしたのどごしのビールで本当においしいです。
個人的にはボリビアビールの中で一番おいしいと思います。他のボリビアビールと比べて少し高いのでなかなか手が出ないところがありますが。
そのウアリビールから、3種類のフレーバービールが販売されてボリビアでも話題になりました。それぞれハチミツ味、コーヒー味、キヌア味です。
実際に味はどうなのか? 3種類飲んでみました!
- ハチミツ味のフレーバービール。まさに甘いビールです。
まず試したのはハチミツ味のウアリビールです。
コップに注いだ瞬間からハチミツの甘~い香りが漂います。そして、一口飲んだだけでもわかるハチミツの味わい。すごく甘みのあるビールです。
正直、ビールの苦みとコクを求めている方にはあまりお勧めできる味ではありません。
でも、ビールの苦みがあまり得意ではないという方には人気があるようです。
ボリビア人の中にはビールの苦みが好きではなく、ビールを飲むときにはコーラと割って飲むという人もいるようですから、ハチミツ味の甘いビールはボリビアでは受け入れられているのかもしれません。
甘いビールに抵抗のない女性には受けが良いですが、ビールに苦みを求める男性には受けが悪いビールかもしれません。
- 黒ビールの味わいを楽しめるコーヒー味
次に試したのがコーヒー味のウアリビールです。
日本でもコーヒービールがCMでもとりあげられており、コーヒーとビールの相性が悪くないことをうかがえます。
早速飲んでみましたが、ほんのりとコーヒーの香りがするビールで、飲んでみると確かにコーヒーの風味が口に残ります。味としては黒ビールに近い味がしました。
黒ビールが好きだという方にはおすすめできるビールです。
- 無味無臭の印象がある穀物のキヌアとビールの相性はかなり良さげ
そして、最後はキヌア味のウアリビールです。正直、手に取った時に一番疑問に思ったビールでした。
確かにボリビアはキヌアの名産地ですが、果たしてキヌアに味があるのか?というところでした。
穀物のキヌアの味、香りをまとったフレーバービールとはどんなものでしょうか?
飲んでみた印象ですが、正直キヌアの味はわかりませんでした。ですが、普通のビールよりも味とコクが強いような印象を受けました。すごくおいしかったです。
この後、普通のビールを飲んでみたときに明らかに味を薄く感じました。キヌア味のビールというよりも、濃い味のビールという感じです。
一度飲むとハマる方も多いかもしれません。個人的にお勧めしたいのはこのキヌアビールです。
3種類ともそれぞれ、11ボリビアーノ(175円ほど)で購入できますし、スーパーによっては割引で提供している場所もあります。
ボリビアでしか味わえない面白いビールですのでお土産にもお勧めです。
残念ながら、試せなかったフレーバービール
昨年にボリビアのネットニュースに、Troff Bierという銘柄からイチゴ味とハチミツ味とロコト味のフレーバービールが順次販売されるという情報がありました。
ロコト味とはこちらでいうトウガラシ味です。
これは面白いと思い、サンタクルス市内のスーパーマーケットを探したのですが見つかりませんでした。
メーカーに問い合わせてみると、未だ準備中で、主にボリビアのポトシで販売する予定だがラパスやサンタクルスなどでもいずれ販売する予定だということでした。
もしこれからボリビアを旅行する予定の方は、このTroff Bierのフレーバービールどこかで見つけたら、ぜひ試してほしいです。トウガラシ味のビールとはいかなるものでしょうか?
すでに販売されているウアリビールの三種類のフレーバービールもお土産におすすめです。
ボリビアならではの味わいを楽しんでみてくださいね。