こんにちは、monaです!
今回は、天王洲アイルにある「建築倉庫」についてです。
「建築倉庫」という名前だけ聞くと、建築の何が入っている倉庫なのか分かりにくいと思いますが、こちらの施設は「建築模型」が保存されている倉庫です。「建築模型……なんか堅そう、行きづらいな……」と思ったそこのあなた! まったくそんなことはないのでご安心を。「建築倉庫」は、建物が大好きな建築マニアからただのミニチュア好き、そしてそのどちらにも当てはまらない方まで、誰もが楽しめる場所なのです!
「建築倉庫」ってどんなところ?
「建築倉庫」は、2016年春に東京・天王洲アイルにオープンしました。「建築模型を展示しながら保存する」という新しい発想の、日本唯一の建築模型専門の展示・保存施設です。このミュージアムでは、建築模型を見ることによって建築文化を「見て、学び、味わう」ことができます。
なぜ建築模型を展示するのか
「そもそもなぜ建築模型を展示しているの?」、そう思った方もいるでしょう。
「建築倉庫」では、国内外で活躍している日本人建築家や設計事務所による建築作品の模型(スタディ模型から完成模型まで)を多数展示しています。建築模型には、設計する建築家や設計事務所の考え方のプロセス・建築文化のエッセンスがふんだんに入っています。つまり、建築模型を見ることによって、建物が「なぜその形になったのか」「どういった機能・効果があるのか」といったことがわかるのです。
また、現代日本の建築はデザイン・技術ともに高いクオリティーを持つものとして世界に注目されていて、建築模型はアートとしての機能も果たしています。
「建築倉庫」の中に入ってみよう!
こちらが「建築倉庫」の入り口。「建築倉庫」のロゴは日本デザインセンターの原研哉氏によるデザイン。シンプルながらおしゃれです。
入口から中が全く見えないところが、より中へ入ることに対してのわくわく感を強めてくれますね! では中に入ってみましょう!!
こちらが「建築倉庫」内にある建築模型の一部。
こんなに大きなものから、
小さめのものまで。
添景のものや植物、人間までおかれています。ミニチュア好きにはたまらないでしょう。
こんなに規模の大きな作品でも、近づいてみてみると、
ちゃんと細部まで作りこまれています。
模型にもきちんとこだわるその姿勢からは、設計者としての「プライド」を感じることができます。
中にはこんな有名建築家の作品も!
さて、ここでひとつクイズ。皆さんは今からご紹介する建物を見て、誰が設計したものかわかりますか? とっても有名な建築家の作品です。
まずひとつ目の作品は、「玉川高島屋S.C」。流線形が美しいですね。
これだけではまだわからないでしょうか。徐々にヒントを増やしていきましょう。
ふたつ目の作品は、「小松精練ファブリックラボラトリー」。この形、彼らしさが出ています。まだピンと来ない方もいるでしょう。
それではこちらはどうでしょうか。きっとお分かりの方もいるはずです!
そう、これらの作品はすべてあの有名建築家「隈研吾」さんの作品です。最近話題の建築だと、「新国立競技場」のデザインを手掛けていますね。
雷門の奥に見える建物は、「浅草文化観光センター」。この建物の形は見たことのある方もいるでしょう。
こんなものまであります
この模型を見て、わからない方はいないでしょう。そう、皆さんおなじみのユニクロです(ちなみにこの模型はニューヨーク店のもの)。
このように「建築倉庫」には建築を学んでいない方でもわかるような有名な建物の模型もあるので、建築にそこまで詳しくない方でも楽しめるのです!
いかがでしたか? 普段なかなか触れることのできない建築の世界に、あなたも触れてみてはいかがでしょうか?
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