日本の和牛の美味しさは今や世界的にも有名です。「神戸牛」「松阪牛」「米沢牛」など様々なブランド牛がありますが、その美味しさの秘密は気候風土、そして、丹精こめて飼育される環境と畜産農家の努力にあります。実は、山形県は美味しい和牛の宝庫。奥羽山脈や朝日連峰といった山々に囲まれた山形県は「夏は暑く、冬は寒い」また「昼夜の寒暖差が大きい」ということから肉のキメが細かく甘みのある脂質の食味が美味しい和牛が育つのです。今回は山形牛の美味しさを伝える「焼肉名匠 山牛」さんのご紹介です。
総称 山形牛とは
山形県の名声は「米沢牛」にはじまり「幸生牛」「飯豊牛」「西川牛」「天童牛」などたくさんのブランド牛が各地に於いて作り出されました。そんな中、品質規格を統一する為「総称 山形牛」として銘命されその美味しさと品質を保証しています。山形県内で最も長く肥育、育成された未経産および去勢の黒毛和種で肉の格付け協会が定めた基準を満たしたものが「山県牛」として認定されます。
目利きが選ぶ旨い肉をお手軽に味わう
今回、訪れたのは寒河江店。平日の開店と同時に伺いましたが予約されている方も多く、あっという間に満席になるほどの人気店。靴を脱ぎ早速店内へ入ると奥には雰囲気のある日本庭園が広がり落ち着いた和の空間です。
今回、頼んだのは「山牛焼肉定食」。
山形牛焼肉、ごはん、サラダ、スープ、小鉢のランチの定番セットメニューです。
山形牛の特徴はなんといってもキメの細かさと甘みのある脂。
脂が溶けだす融点が低いほど口に含んだ時にとろけるような食感になるそうで「極上の旨さ」を追求する肉の目利きが選んだ山形牛はこの融点が絶妙です。
山牛は直営の農場も持っており、美味しいお肉になる大事な要素の一つでもある「寒暖の差」が激しい恵まれた環境の中で旨み成分を増すためもち米を配合した餌を与え、自分たちの理想の山形牛も育てています。また、一頭買いをすることにより希少部位なども提供する事ができます。日替わりで変わる部位を味わったり、部位の違いを感じながら山形牛の美味しさを感じることができるメニューもあります。
焼肉の他にも山形牛かつ定食や山形牛シチュー、山形牛石焼きチーズカレーなど魅力的なメニューがあります。こちらは山形牛チーズ煮込みハンバーグ。デミグラスソースも美味しく山形牛の肉の旨味を感じるハンバーグです。
レトルト商品も販売してハヤシライスやキーマカレー、ビーフシチュー、ハンバーグなど山牛の美味しさをご自宅で味わう事ができます。店舗での販売や道の駅寒河江のkoko cherryでも販売しています。
いかがだったでしょうか。平日でも混んでいることがあるので予約することをおすすめします。山形牛の美味しさをぜひ味わってみて下さい。