入館料300円、コーヒー代2,500円の「UCCコーヒー博物館」で1杯いただいてみた
日本

1杯2,500円のコーヒーを出す博物館があります。それは入館料が300円という良心的な「UCCコーヒー博物館」。

普通の博物館の喫茶ルームでコーヒー1杯2,500円だったら飲む気しませんが、コーヒー博物館の2,500円コーヒーって気になりませんか?

ソクたびソクたび

UCCコーヒー博物館


UCCコーヒー博物館は、創業者・上島忠雄氏の想いが詰まった日本で唯一のコーヒー博物館。場所は創業の地・神戸。各線三宮(三ノ宮)駅からポートライナーに乗って南公園で下車。徒歩1分でアクセスできます。

UCCコーヒー博物館ができたのは今から30年前の1987年。この前身となるのが、1981年の神戸ポートピア博覧会に出店したUCC珈琲館なんです。巨大なコーヒーカップ型のパビリオンが人気を集めました。

今の博物館の形はモスクをイメージしたもの。イスラム教のモスクではコーヒーが重要な飲み物として位置づけられていたことから、このデザインになったそうです。

UCCコーヒー博物館・館内の楽しみ方


見学の順路はエスカレーターを上がった所からスタート。そこからゆるやかなスロープを下りながら、各展示室を順序良く見学できる構造になっています。それぞれ「起源」「栽培」「鑑定」「焙煎」「抽出」「文化」について学べます。

館内ではコーヒーの歴史や文化だけでなく、コーヒーの栽培に適した緯度が地球儀を使って説明されていたり、コーヒー豆を入れるデザイン性豊かな麻袋をアートな感じで展示したりと飽きさせない仕組み。

特に抽出の展示室では家庭でコーヒーをおいしくいれる基本からアレンジメニューまで、コーヒーの楽しみ方が広がる情報が紹介されています。

展示品の一部は触れることができますので、生豆を手で触ってみたり、コーヒーミルを回してみたりと、体験を交えた展示になっています。

希少品種「ブルボンポワントゥ」


フランスルイ王朝が愛した幻のコーヒー「ブルボンポワントゥ」の豆も見ることができます。

フランス国王ルイ14世の時代、インド洋に浮かぶレユニオン島にコーヒーがもたらされ、フランスの王侯貴族や文化人を虜に。しかし19世紀の初頭になるとコーヒーの栽培は激減。約70年前には歴史から姿を消しました。

UCCは研究者や専門家からも評価の高かったこのブルボンポワントゥのマザーツリーを発見し、7年の歳月をかけて復活させたのです。

※ブルボンポワントゥはブルボン品種の突然変異

1階まで降りてきたら、試飲タイム!


館内を見学し、1階まで降りてきたらお楽しみの無料試飲タイム。1日4回行われますので博物館入り口でスケジュールを確認しておきましょう。毎月違ったテーマでの飲み比べが行われます。写真はモカとキリマンジャロの飲み比べ。

喫茶室「Coffee Road」


UCC博物館には1階に喫茶室があります。ここでは選りすぐりのスペシャルティコーヒーが味わえます。博物館入り口入ってするの場所にありますので、入館せずに利用することができますし、コーヒー豆の購入だけでもOK。

ブルボンポワントゥ


先ほど博物館でご説明した幻の「ブルボンポワントゥ」がこの喫茶室で楽しめるんです。1杯2,500円。「ペーパードリップ」「サイフォン」「カフェプレス」。好みの抽出方法でコーヒーのスペシャリストが抽出してくれます。

筆者はスペシャリストに相談し、「調和のとれた味に仕上がる」というサイフォンをチョイス。味はひとそれぞれ感じ方はあると思いますが、フルーティーな香りで、スッキリとした口当たり。酸味も感じますが、苦みは少ないように思えます。

入館料はとてもリーズナブルなので、浮いたお小遣いでぜひ飲んでみてください!

UCCコーヒー博物館
兵庫県神戸市中央区港島中町6丁目6−2
公式HPはこちら

筆者が「失敗した!」と思ったこと

試飲はブルボンポワントゥの前に済ませましょう。せっかくの2,500円のコーヒーの後に、試飲は残念無念。いや、試飲コーヒーもとっても美味しいんですよ。ですがやはり2,500円には勝てません(笑)。

筆者は、1日4回の試飲タイムが中途半端な時間だったために、先に喫茶室を利用してしまって、「ブルボンポワントゥが先、試飲が後」という流れになってしまいました。みなさまはお気をつけくださいね。

この記事を書いた人

ひとりっぷ

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日本各地を旅するトラベルライターです。新しい施設や季節のイベント、注目の観光スポットをいち早くご紹介します。基本一人旅(ひとりっぷ)ですので、同じ旅スタイルの方はご参考にしていただければ幸いです。

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