多くの寺社仏閣や歴史スポットを擁する人気観光地・京都。そんな歴史の深さと魅力あふれる街並みを楽しめる京都には、カフェや喫茶店が大好きな筆者が激推しする、ぜひ足を運んでいただきたい喫茶店があります。
そのお店は、下京区にある有名店「喫茶ソワレ」さん。国の登録有形文化財に登録されたレトロな建物に映える同店の看板商品「ゼリーポンチ」をはじめ、ノスタルジックな青い空間に映える美しいドリンクを楽しんでみてください。
「喫茶ソワレ」ってどんなところ?

京都市下京区で1948年(昭和23年)から営業を続けている喫茶ソワレさん。最寄駅は阪急京都線の京都河原町駅で、鴨川にかかる四条大橋の先にある京阪本線の祇園四条駅からも徒歩3分ほどでアクセスできます。

同店は2026年3月に国の登録有形文化財(建造物)に登録。店内には個性的な青い空間が広がっており、飲食店としては珍しくBGMをかけていない点も同店の特徴です。座席も開業当時の日本人の体格に合わせて狭く小さくなっており、2階の窓際席からは、お店の前を流れる高瀬川の風景を見ることができます。

洋画家の佐々木良三氏や彫刻家の池野禎春氏など多くの芸術家が建物や調度品を手掛けている同店。特に、創業者の友人だった彫刻家で日展作家の池野禎春氏が手掛けた木彫刻はとても美しくユニークで、ぶどうにワインの神様・バッカスの顔がついていたりひまわりが表裏の細かいデザインまで表現されていたりと、店内の装飾品でありながらじっくりと観賞したくなる素敵な作品がたくさんあります。
また、店内には同店にゆかりのある昭和の洋画家・東郷青児氏の絵画が飾られており、現在は同店のコースターやタンブラー、コーヒーカップなどにも同氏のイラストを採用。絵画は全て直筆であり、シルクスクリーンはもちろん、複製画、ポスターは一切ないというこだわりも素晴らしいですね!
名物の「ゼリーポンチ」と限定クリームソーダを実食

同店の看板商品として長年愛されてきた「ゼリーポンチ」は、カラフルなゼリーと優しい刺激の炭酸をあわせたカラフルな1杯。今回はこのゼリーポンチとともに、毎年5月から12月の期間限定で提供されている「キウイフロート」もいただきました。

ゼリーポンチは、1960年代に誕生した赤色のゼリーを使った「ゼリーワイン」と「ゼリーミルク」が前身となっています。そして1975年(昭和50年)、今回いただいた「ゼリーポンチ」をはじめとする5色のゼリーを使った飲み物が生まれ、以降メニューへ採用となりました。これらのドリンクや後述のクリームソーダに使用している神戸産の地サイダーは100年以上変わらぬ製法で製造されている優しい炭酸が特徴で、甘さひかえめなさっぱりとした味わいが多くの人に親しまれています。
また、ゼリーポンチに使用している5色のゼリーは弾力があり、つるんとしたのど越しがとてもさわやか。商品の誕生から50年以上経過していますが、発売以来その味付けをしっかりと守り続けています。

また、このゼリーポンチには期間限定商品もあり、フランス語で「夜会」を意味する店名の“ソワレ”にちなんだ「夜会のゼリーポンチ」を提供していることがあります。寒色のゼリーを使った特別なゼリーポンチはまるで、青い空間が素敵な同店の店内風景のよう。この特別なゼリーポンチを飲んでみたい方は、公式サイトやお店のInstagramで告知されるイベント日を目がけてぜひ足を運んでみてください。

キウイフロートは、グラスの内側に輪切りの生キウイを貼り付けてシロップとサイダーを注いだ特別間のあるクリームソーダ。こちらのほか、定番のクリームソーダは全部で6色をラインアップ。クリームソーダは喫茶店の定番ドリンクですし、同店のレトロ雰囲気にもぴったりです。ぜひお好みのカラーを選んで素敵なカフェタイムを満喫してくださいね♪
青の空間に映える葡萄の置き型ライトも印象的

独特な青の空間にひかえめな温かさを添えるのがこの葡萄(ぶどう)モチーフの置き型照明。葡萄はヨーロッパで豊穣の象徴とされており、ここでは同店を象徴するキーアイテムのひとつとなっています。利用の順番待ちができるほど人気な2階の窓際席にはこの葡萄の置き型照明が置いてあり、ここで映え感抜群なドリンクと葡萄の照明とを並べて写真を撮ると、「喫茶ソワレ」さんらしい素敵な1枚が撮影できるのでおすすめです。
この記事を読んで「喫茶ソワレ」さんに興味を持ったという方は、ぜひ現地へ足を運び、ノスタルジックな青い空間と美味しいドリンクの魅力をたっぷり味わってみてください♪
京都府京都市下京区西木屋町通四条上る真町95



