白い恋人パークは、ISHIYAのスイーツテーマパークです。ヨーロッパの街並みを思わせる建物が並び、四季折々の花々が彩る華やかな庭園は写真映えも抜群。さまざまなスイーツが味わえるほか、オリジナルの白い恋人手作り体験や製造ラインの見学など、ここでしか体験できない魅力が詰まっています。さあ、甘くて楽しい体験に出かけましょう！
宮の沢駅から7分で絵本の世界に迷い込む
地下鉄東西線・宮の沢駅から徒歩7分、視界がふっと開けた先に現れるのは、絵本から抜け出したような異国の街並み。「白い恋人パーク」は、英国の気品と札幌らしさが交じり合うメルヘン空間です。石屋製菓の創業者・石水幸安氏が、イギリスの美しい街並みに魅せられ、ヨーロッパの世界を再現しました。
象徴的な「チュダーハウス」は15〜16世紀のイギリス・チェスターをモデルにし、英国王立建築家協会のフィリップ・サイボーン氏が外観の設計を行いました。歩くだけで英国旅行気分が味わえます。
チョコトピアハウスから始まるスイートな時間
まずは「チョコトピアハウス」に迎えられます。「ホビーズルーム」では、チョコレート愛に溢れた博士が、楽しい映像でチョコレート誕生の秘密をわかりやすく教えてくれます。話を聞いているうちに、すっかりチョコレートの口に！ チケットセンターでもらった「白い恋人」をひとかじりしました。
「タイムトラベルルーム」では、現代の美味しいチョコレートが生まれるまでの歴史を、プロジェクションマッピングで紹介しています。ナレーションには北海道弁が織り交ぜられているのもポイント。親しみやすく楽しい雰囲気を演出しています。
最初は苦みが強かったチョコレートですが、あるモノを加えてマイルドにしたそうです。その「あるもの」とは……
答えは「タイムトラベルルーム」で確かめてください。
雪を見てつぶやいた言葉が看板商品に！
チョコトピアファクトリーでは、ガラス越しに白い恋人作りの工程を間近で見学できます。名前の由来は、創業者が雪を見てつぶやいた「白い恋人が降ってきたよ」という一言。パッケージに描かれたのは、北海道北部・利尻島の利尻山です。スイスの山並みのようなその風景に、ヨーロッパ風のお菓子づくりを目指していた思い。そして、北海道への愛を重ねて生まれました。
創業者の感動と洋菓子への憧れ、そして雪のイメージが重なって生まれた、白い恋人ならではの美しいデザインです。
※2026年1月から7月末（予定）。改装工事のため製造ライン休止。
甘く香るチョコの世界で、心ときめくひととき
4階にあるチョコトピアマーケットは、遊び・学び・創作が一度に味わえる、甘くて楽しいエリア。「白い恋人 お絵描き体験」を中心に多彩な体験が楽しめます。約14cmのハート型の白い恋人にお絵かきする体験やチョコレートパイ、サウンドコース等、内容は豊富。2026年6月2日まで期間限定のクッキーデコレーションもあり、子どもも大人も夢中になれるでしょう。
※写真は2025年11月中旬に撮影。季節によって装飾変更の場合があります。
ラング・ド・シャを焼き上げる実演スペース「トライアルプレイス・コヴェント」では、ここだけで味わえる「白い恋人 生チョコサンド」が販売されています。「白い恋人パーク限定」の言葉に惹かれて購入しました。手のひらサイズのボリュームにまず満足。サクッと軽い食感のあと、甘さ控えめで上品なチョコの風味がふわりと広がり、一気に幸せな気分になりました。
甘さが後を引く白い恋人ソフトクリーム
白い恋人パークでは、季節を問わずソフトクリームを楽しむ人をよく見かけます。庭園内でも販売していますが、今日は少し寒いので、チュダーハウス内の「カフェ・バトラーズワーフ」でいただきました。思い切ってジャンボサイズをセレクトしました。
※写真は2025年11月中旬に撮影。季節によって装飾変更の場合があります。
北海道産の生乳と「白い恋人」のチョコレートを使用したソフトクリームは、唯一無二のおいしさ。周りからも「おいしい」「うまい」という感激の声が聞こえてきました。食べ終わった後も甘さが後を引き、おかわりしたいほどでした。
小さな体験が甘い思い出に変わる
館内を歩き終え、庭園にそっと足を踏み出すと、淡い雪明かりの海が広がっていました。色とりどりの光に照らされ、ホワイトベルのメインツリーが静かに輝きます。小さなからくり時計塔の動物たちのパレードに目を細め、子どものころに抱いたわくわく感を思い出す。そんな瞬間が、ここにはありました。
白い恋人パークは、甘さと光、そして懐かしい記憶をそっとつなぐ場所。今日の甘い体験は、やがて心の奥に長く残る思い出となるでしょう。
北海道札幌市西区宮の沢2条2丁目11-36
