乳白色のお湯が美しい、白骨温泉(しらほねおんせん)をご紹介いたします。
私は添乗員の仕事で3回訪れ白骨温泉にハマってしまい、個人旅行でさらに2回訪れました。直近では今年3月に訪れたのですが、まだ雪がたくさん残っており驚きました。他にも全国にたくさん温泉地があってまだまだ行ったことのない場所がある中で、なぜ再び訪れてしまうのでしょうか?!
……やはり温泉の泉質が良く、魅力的な温泉だからです。個人的には長野県の温泉が大好きで、その中でも白骨温泉は断然トップに入ります。最近テレビを見ていて、雪見温泉トップ10に入っているのを見て1人で納得していました。そんな白骨温泉での体験談を、皆さんにお伝えしたいと思います。
気になる場所と、近くの観光地
信州・長野県松本市に位置しています。大阪出発のツアーの場合、バスツアーと新幹線ツアーと2通りあります。
新幹線の場合は、名古屋か下呂まで新幹線で行って、そこからバスで白骨温泉に向かいます。だいたい行きはどこも観光地に寄らずに白骨温泉へ直行して、次の日に観光に行きます。近くには、松本城、上高地、乗鞍高原、新穂高ロープウェイ等、魅力的な観光地がたくさんあります。美味しい信州そばを食べに行くのも良いですね。
泉質
白骨温泉は昔から、「3日入れば、3年風邪をひかない」とも伝わる、霊泉的効能の高い温泉です。一般的に乳白色の温泉は強酸性のため、ぴりぴりチクチクとお肌に強い刺激があることが多いですが、ここ白骨温泉はお肌にやさしい弱酸性。硫黄と炭酸成分が多く、血管を拡張しカラダをぽかぽかと温めます。
胃腸病、婦人病、肝臓病、神経症、呼吸疾患、慢性疲労、美肌に良いとされていますがあります。私は次の日の、お化粧ノリが良くなりました! また、飲湯することで消化器系の臓器の血流が良くなり、臓器の働きを良くするとともに便秘に効く成分を摂取いただけます。その為、湯治の目的で全国から訪れる方もいらっしゃるそうです。
”新宅旅館”での食事
今までに白骨温泉で5回様々な旅館に宿泊した中で、個人的にこちらの旅館がお気に入りです。お客様も大満足だったようです。
▲朴葉味噌
岐阜県飛騨高山地方の郷土料理ですが、長野県でも旅館や食堂でよく出て来るようです。写真左上の大きな葉っぱにのっているのが、朴葉味噌です。ご飯を何杯でも食べられるぐらい、とてもご飯に合います。
▲りんご丸ごとグラタン
中に海老など様々な具材が入っていて、最後は丸ごとリンゴを食べられます! 見た目も可愛く、とても美味しかったです。
▲白骨の湯を使って炊く、温泉粥
朝食に出てきたお粥は、なんと温泉で炊いていて温泉の匂いがして、味もあっさりと美味しかったです。身体に良いと言われているようです。朝からお粥に白ご飯に、食べ過ぎました……。他の旅館では、温泉粥コロッケ、温泉粥おやき、など食べられるようです。
川魚、信州そば、煮物、日本酒飲み比べ、デザート、たくさんあり満腹になりました。
星が綺麗な露天風呂
内湯から外に出て階段を上ると、なんと美しい乳白色の温泉が! 空を見上げると星空。
温泉が出て来る噴き出し口に、四角いコップのような物が置いています。旅館の方から、「置いているコップで温泉を飲んで下さい、もしくは持って帰って家でお粥を炊くと美味しいですよ」と説明があり、大阪のお姉さん方の中には持って帰っている方もいらっしゃいました。
私も実際に飲んでみました! そんなにたくさん量を飲める物ではありませんが、少し飲むとお腹に良くなったような気がします。お客様と、どんな味?と会話をして盛り上がりました。
家族貸切風呂
新宅旅館の貸切風呂は3種類あり、予約すれば入ることが出来ます。予約の時間にフロントへ行くと、貸切風呂の鍵を貸してくれます。
通常、1時間単位での貸し切りとなりますが、この日はフロントの方から「本日は他に誰も貸切風呂に入る方がいらっしゃらないので、何時間でもお使い下さい。」と親切に言って頂いたのでお言葉に甘えました。
フロントの外に出てすぐ、このような入り口が見えてきます!
私が入った貸切風呂は、”すもも”です。
階段を下り、ワクワクしながら鍵を開けて見ると、広い温泉です! これはゆっくり出来ますね。
可愛い館内
3月でしたので、お部屋の前にはひな祭りの飾りつけがありました。