フランスでは、日本食＝野菜がたくさん摂れてヘルシーのイメージが強く、日本食が好きだという人が多いです。でもレストランで食べるとお値段が少しするんですよね……。

そこで今回は、手軽に食べられる日本食のお店、パリにあるお弁当屋さんに行ってきました。持ち帰ることができ、自分のペースで食べられるBENTOは、仕事中の昼食としても人気のようですよ。

日本食レストランが多いオペラ地区にある「十時や」

今回行ったお店は、きらびやかなパレ・ガルニエがあるオペラ地区の中にあります。日本の食材を売っているスーパーや、日本のラーメン屋さんがたくさんあるのもこの周辺です。

こちらが「十時や」。看板にも店頭にも日本語がありました。

お昼時に行きましたが、フランス人のお客さんも多く、慣れた感じでお弁当を注文していましたよ。フランス語の中にときどき日本語の単語が入っているのが少しおもしろかったです。

おかずも選ぶことができてうれしい！

お弁当は1つ10ユーロから12ユーロぐらいです。メニューにはフランス語と日本語の表記がありました。

フランス語が上に書いてありますが、やっぱり日本語のほうを読んじゃいますね。私なんて、フランス語表記があることに後で気づきましたからね。

エビフライ弁当、とんかつ弁当、鮭弁当などなど、12種類ありました。この中からメインを決めてお弁当を頼み、副菜が3種類選べるシステムになっています。

副菜はこんな感じ。色とりどりでどれもおいしそう～！　煮物に麻婆豆腐にだし巻きに海草サラダ、切り干し大根もありました。種類があって、どれにしようか本当に迷いました。

店内には、どら焼きや日本のお菓子がレジ横にありました。おにぎり弁当や、パックになったお寿司も売られていましたよ。

そして日本語が通じます！　何度か行きましたが、毎回、日本人の店員さんが対応してくれます。対応も安定の日本式！　日本語が通じるこの安心感も、このお店に行きたくなる理由のひとつかもしれません。

お弁当を持って公園へ

店内で食べることもできますが、せっかくのお弁当なので近くの公園で食べることにしました。

袋に入ったこのお弁当感がうれしい～！　あたたかいご飯をつめてくれるので、袋もほんわり温かい。

近くにある、パレ・ロワイヤルという広場まで歩きました。5分ぐらいで到着。

10月なかばでしたが、天気がよかったので気持ちよかったです。

さてさて、お弁当をひろげよう

私が注文したのは、からあげ弁当（10.80ユーロ）。副菜に選んだのは、だし巻き卵、ほうれん草のおひたし、煮物です！

色合いが少し悪く見えるのであれば、完全に私のチョイスのせいですよ、みなさん！　基本的に茶色いものが好きでして……。すみません。

食べていると、お隣に座っていたマダムが「それは何？」と話かけてきたので、「BENTOです！　箱の中に……日本の食べ物、日本の食べ物です！」と中のものについて必死に説明してみました。

気軽に食べられる日本食

日本で買うお弁当を思うと少し高いと感じるかもしれませんが、こちらでの外食代と比べると安いです。しかもしっかりとした日本を感じることができるこの存在は、うれしい限りです。