島の形から、親指を立てた手の形で表現されるコルシカ。
日本で呼ばれているコルシカは、イタリア語なのですね。意識せずに「コルシカ」と言っていたら、現地の人に全然通じませんでした。フランスではコルス(corse)と呼ばれています。知らなかった~! どうりで変な顔されるわけだ!
コルシカは海にある島なので、行くまでは海鮮が名物なのだと思っていましたが、もとは山の民族だったようで加工肉や山羊や羊のチーズも有名なんですって。これも知らなかった~!
今回は、そんなコルシカ島で購入できる素敵なお土産をご紹介します!
やっぱり食べたい名物お菓子
まずはカニストレリ(canistrelli)という、コルシカの伝統的なお菓子。
街中のパン屋にもそれぞれのオリジナルが売っていたり、スーパーでかなりの面積の売り場で売られていたりと、島内で1番よく見かけた名物かもしれません。たくさん種類があって、さらにその中にさらにたくさんの味があって、選ぶの大変でした。スーパーのコーナーにはたくさんありすぎて、写真を撮るとこんな引き気味に……。
食べてみてですが、えっとね、なんていうか……食べるときは水分を用意しましょう! でないと、口に入れてしばらくは口開けられずに、この子と本気で向き合うことになります。硬めのサブレのような、素朴な優しい味です。
栗を使った食品がいっぱい
栗(シャテーニュ:châtaigne)も有名です。コルシカで……栗!?と不思議に思いましたが、山が多く平野が少ない土地柄のため、コルシカでは古くから栗が栽培されていたようです。ジャムやビスケットなどの栗を使った商品がいっぱいありました。中でもクレープの粉は、あまり見かけず珍しかったので買ってみました。
焼くと、ほんの~り栗の味がする! 私はこれに栗のジャムを塗って食べるのが好きです。
瓶入りシリーズ
それとよく見かけたのが、ジャム。私は小さいのが3つセットになったものを購入。
ジャム2つとハチミツ1つがセットになったものもありました。コルシカは、ハチミツも有名ですよ。瓶に入ったテリーヌもあったので、こちらも小さい3つセットのものを購入。SANGLIERと書かれているのは、イノシシの肉を使ったテリーヌです。
珍しい!と思って興奮して買いましたが、パリに戻って近所のスーパーへ行ったら、同じの売ってました……。ですので、これはわざわざコルシカ島で買わなくても、パリなどで購入しても良さそうです。
お塩も買いましたよ。
これは筆者の好みなのかもしれませんが、ヨーロッパ(とくにフランスの地方)に行ったらなぜか塩に目が行ってしまいます。何の料理に使うか聞くと、だいたいが「焼いた肉とサラダ」と言われます。聞いて予想通りの答えが返ってくるのがちょっと楽しい。
今回は買いませんでしたが、コルシカには栗の粉が入った塩もありました。買ったお店の方がとてもフレンドリーで、わざわざ看板を持って笑顔で写真に応えてくれました。
こうして島全体を見ると、コルシカ島が親指を立てた手の形で表されるわけがよくわかりますね~。
豚肉の宝石箱や~!
豚肉の加工食品も有名で、お土産屋でもスーパーでもたくさん売られていました。
スーパーの中に、黒い一帯が……!?と思って近づいてみたら、サラミやハムでした。
すごい種類! まさに……サラミのクリスマスツリーや~(声色を変えて読んでください)です!
種類はたくさんありましたが、試食してみておいしかったものを購入。
チーズも買ってみました。サラミツリーにはイノシシのサラミも一緒に並んでいたので、気になる人はパッケージの絵にも注目して探してみてください。
お肉類は滞在中に食べました。小さなナイフとプラスティックフォークを購入して、チーズもサラミも切れるし大活躍でした!
名産チーズ
ブロチュという、羊と山羊の乳から作られるチーズも有名です。私は山羊のチーズには少し苦手意識を持っているのでお土産には買いませんでしたが、レストランで頼んだ料理にブロチュが使われていました。
入っていると思わずに頼んで、一口食べて「お!?」と思いましたが、おいしく食べられました。山羊のチーズはあまり食べたくないと思っていた考えが、変わりました。挑戦してみるもんですね!