SNS上に溢れる情報や写真の数々。数えきれないほどある今話題沸騰中のフォトジェニックスポットのうちどこが特別か探すのは至難の業だと感じているのは筆者だけではないはずです。
正直なところ綺麗だけれど見たことがあるような光景というのが圧倒的に多い中で、どうせならばオリジナリティの高い写真をアップしたいと思いませんか?
そんなインスタ女子のあなたにうってつけなのがここ、伊豆修善寺「虹の郷」です。
何がすごいって、ここ「虹の郷」にはかなり再現率の高い「イギリス村」と「カナダ村」があり、日本にいながらまるで海外にいるような気分が味わえてしまうんです。
もちろん写真映えだって期待以上。海外旅行が大好きな筆者にとっては、異国情緒溢れる最高の癒しスポットでした。皆さんも飛行機いらずの海外旅行で、夢のようなひとときを楽しんでみては?
夢のテーマパークへの入口
「虹の郷」に到着すると、入口前にさっそく雰囲気の良い撮影スポットを発見!
チケットを購入して……
いざ園内へ! 入場ゲートには、カナダと日本とイギリスの国旗が仲良く並んでいました。
「イギリス村」
美しい街並み
入場ゲートをくぐった先にあったのは、古き良きイギリスの街並みでした。
ここは紛れもなくヨーロッパです。自分が日本にいるという現実を一瞬にして忘れてしまいました。早速フォトジェニックな空間に巡り合ってしまいました。
「ペニーレーン」
ロンドンで活躍する2階建てバスをそのままの形で改造したファストフードのカフェ「ペニーレーン」はとにかくキュートでした。
2階席でも飲食可能なようです。
「15インチゲージレイルウェイミュージアム」
イギリス鉄道や蒸気機関車の歴史、構造や動作原理などを解説したこちらのミュージアムはSLファンの方はもちろん、子供から大人まで幅広い世代の方が楽しめます。
鉄道にあまり興味のない私もすっかり童心をくすぐられてしまいました。
イギリスで製造された本物の15インチゲージの蒸気機関車はかなりクールでした!
ジオラマを見ていると夢が広がります。
「ロムニー鉄道」
約1kmほど離れたカナダ村「ネルソン駅」との間を結ぶ「ロムニー鉄道」の駅であるイギリス村「ロムニー駅」はこぢんまりとした素敵な駅でした。
「ロムニー鉄道」の切符は入場料とは別料金です。
他の鉄道同様ちゃんとチケットを購入して改札を通って蒸気機関車に乗り込みます。
私は迷わずオープン客車へ。ちなみに運賃は片道大人400円、子供200円です。運行時間は片道約7分。
「ロムニー駅」に入線してくる「ノーザン・ロックⅡ号」。小さいながらも本物のSLに乗車できるなんて滅多にない機会なので胸が弾みます。
うわー、線路が細くて小さい。それもそのはず、実は15インチゲージ鉄道の軌道は現在世界で営業運行されている鉄道の中で最も小さく、「ロムニー鉄道」はそれに当たります。
そんな小さな軌道の上を英国製の本物のSLやDLが走っているというのですから、「ロムニー鉄道」はかなり希少価値の高い鉄道だといえます。
国内唯一の15インチゲージ鉄道の車窓から。風が気持ちいい~!
あっという間にカナダ村「ネルソン駅」に到着してしまいました。もう少し乗っていたかったな。
カナダ村
可愛らしい街並み
「ネルソン駅」で下車しふと目についたのが、「ロムニー鉄道」のオレンジの鉄橋でした。
カナダ村からイギリス村に鉄道で移動する際に渡るこの鉄橋は伊豆市の姉妹都市であるカナダ・BC州ネルソン市にある高速道路橋(ビッグオレンジブリッジ 愛称:ボブ)を模して造られたものなのだとか。
そうそう、今年はカナダ建国150周年の年。カナダが大好きな筆者は実際現地に行ってお祝いしたいけれどできそうもないので、ここで密かにカナダという素晴らしい国がこの世に誕生した奇跡を神様に感謝しました。
ネルソン市の街並みをイメージしたカナダ村はとても可愛らしい街並みでした。まるで本当にカナダにいるみたいで、少し切なくなりました。
ここが本当にカナダだったらいいのになぁなんて思いつつ、小さな街を一周しました。お土産屋さんやカフェも充実しており、カナダならではのものが手に入ります。
私はここに住みたいぐらい、この場所が気に入ってしまいました(笑)。見ての通りフォトジェニックスポットも満載です。
「トーテム・ポール」
カナダといえばやっぱり「トーテム・ポール」。私はカナダに住んでいたとき、この「トーテム・ポール」を追い求める旅をしました。
存在感のある「トーテム・ポール」が街の外れにそびえ立っていることからも、カナダ村の再現率の高さがうかがえます。
ちなみに「カナダ村」には他に、暑い夏に水で思い切り遊ぶことのできる「わんぱく水遊び広場」や万華鏡のミュージアムもあります。
他にも見どころいっぱい!
実は途方もなく広い「虹の郷」の園内。
今回はとことん写真映えのするスポットにこだわり「イギリス村」と「カナダ村」をご紹介させていただきましたが、他にもおススメスポットがいくつかあるので、軽くご紹介させていただきます。
まずは「フェアリーガーデン」にあるお洒落なカフェテラス「カフェ・ヴァン・ローゼス」。こちらではバラのソフトクリームが販売されています。どんな味なのか気になるところです。
ガーデンも綺麗ですね。
なお、「フェアリーガーデン」には「プリンセス・ローズ・ハウス」と「ロイヤル・ローズ・ガーデン」があります。「ロイヤル・ローズ・ガーデン」には100種2300株のバラが植栽されており、バラの時期には花々が優雅に咲き誇ります。
バラの開花時期は5月~6月または10月~11月とのこと。ただし気象条件等により開花時期が異なります。かなり壮大なバラ園なので、是非バラの時期にもう一度訪れてみたいです。
ところ変わって紅葉の時期には見逃せない「匠の村」と「伊豆の村」を結ぶ緩い坂道にある「もみじ林」。もみじの見頃は11月中旬から12月上旬にかけてです。
四季折々の花々が咲き乱れる本格的な日本庭園までありました。こちらの日本庭園ですが、かなり立派で見応え抜群です。
園内はとても広いので、「ロムニーバス」&「ロムニー鉄道」の活用がおススメ
小洒落たヨーロッパの街並みにポップなカナダの街並み、ロマンチックな雰囲気が漂うガーデンに心を和ませてくれる和の空間。修善寺「虹の郷」の園内をぐるりと一周すると、様々な世界に巡り会えます。
せっかくだから全制覇したいという方もいらっしゃるとは思いますが、先ほども申し上げた通り園内の広さは皆さんが想像している以上です。歩いて園内を周るならば、半日では足りないぐらいでしょう。
また「虹の郷」は修善寺の大自然をそのまま活用したテーマパークなので、歩いていたら蛇に遭遇なんてことも。
整備されている山道とはいえ歩くとかなりハードなので、「ロムニーバス」や「ロムニー鉄道」を活用しない手はないでしょう。
「ロムニーバス」は「イギリス村」から「カナダ村」、「匠の村」を経由し、「日本庭園」まで約2kmの距離をのんびり運行しますよ。