マレーシアの市場やスーパーマーケットで食料品を買う場合、ほとんどが量り売りです。それぞれのコーナーには秤が置かれ、店員さんが量ってくれます。
そんなマレーシアでの食料品の買い方についてお伝えしたいと思います。
マレーシアの市場では量り売りが基本です!
マレーシアの市場に行くと、日本では見かけることのないものがたくさん置かれているので、見ているだけでも楽しくなります。
特に果物売り場は、トロピカルフルーツが盛りだくさんで売られているのでオススメのコーナーです。バナナ1つにしても、小さなバナナからとてつもなく大きなサイズのバナナまであり、種類の豊富さにびっくりします。
肉売り場も、鶏がそのまま売られていたり、大きな肉の塊がぶら下がっていたりとかなりスケールが大きいので、興味深い場所です。
このように見て回ると、1つの共通点に気づかれるかもしれません。そう! どのお店にも必ず秤が置かれているのです。ここでは、野菜も果物も肉も全部量り売りなのです。
買いたいものをお店の人に持って行くと、秤で量ってくれ、値段を教えてくれます。
お店の人と直接コミュニケーションを取らないといけないので、何度も行くうちに仲良くなることも。そうするとおまけしてくれたりします。このようにお店の人と仲良くなれるのが、市場に行く楽しみの1つでもあります。
ちゃんとした大きな市場では、前もって値段が書かれたプレートが掲げられているのでボッタクリを心配する必要はありません。ただ、小さなマーケットに行くと外国人がぼったくられることもあるようです。
スーパーマーケットでも量り売り!
市場で量り売りなのはなんとなく想像がつくと思いますが、スーパーマーケットでも同様です。野菜や果物、魚や肉は量り売りなのです。地元のスーパーでもちょっとおしゃれな外資系のスーパーでも同じことです。
今回はJaya Grocerというちょっとおしゃれなスーパーに行ってきました。そこに行くと目につくのが果物、野菜コーナーです。果物や野菜が山のように置かれています。
果物の値段をよく見ると、1kg幾らと値段が設定がされているのが分かります。これが量り売りの値段です。買いたいものを決めたら、目立つところにある量り売りコーナーに持っていき、重さを量ってもらい、値段のシールを貼ってもらいます。
このシールを貼ってもらったらレジに行って会計をすることができます。
このように、1PC幾らという値段設定になっていることもあります。これは量り売りではなく、果物1つごとに値段が決まっているということです。
この場合、そのままレジに持って行っても問題ないのですが、スーパーによっては、一度、量り売りコーナーに行って確認のシールを貼ってもらうようにと促されることもあります。なので、個数売りのものでも念のため量り売りコーナーへ持って行くと間違いないと思います。
肉や魚も同じです。自分が欲しいものをその辺に準備されているビニール袋に入れ、量り売りコーナーに持っていきます。そうすると重さを量り、シールを貼ってくれます。
市場とスーパーとの違いは、この一定の行動を会話なしで行うことができるということです。秤のそばにいる店員は、重さを量りシールを貼ることだけが仕事です。会話は必要ありません。
シールさえもらえれば後はレジで会計すればいいだけです。それで、現地語が話せないと心配な人にとって、それほどのストレスなく買い物ができると思います。
中にはパック詰めされ、値段のシールが貼られた状態で売られているものもあります。写真は、量り売りのきゅうりとパック詰のきゅうりが並んでいる様子です。パック詰めされているものは、直接レジに行って会計を行うことができます。
実際に地元のスーパーで買い物をしてみた
実際に地元のスーパーで買い物をしてみます。まず買いたいものを選び、量り売りのコーナーに持っていきます。そこで値段のシールをつけてもらい、レジに行って会計します。本当にこれだけです。簡単に買い物することができます。
量り売りシステムについて知っていると、スーパーの買い物もそれほど緊張することなくできます。反対に知らないと、レジに持って行っても会計してもらえないので、焦ってしまうかもしれません。
マレーシアで買い物をする時にはぜひ試してみてください。
未だによく忘れます
私は日本からマレーシアに戻った直後などはよく、この量り売りシステムのことをすっかり忘れてしまい、そのまま野菜や果物をレジに持って行くことがあります。
そんな時、レジで会計を断られるので「あっ! そうだった」と思い出し量り売りの場所に持って行きます。レジの人は親切なのかもしれませんが、困ったことに、私が帰ってくるまでずっと待っていてくれるのです。
おかげで私の並んでいたレジは大渋滞……。本当に申し訳ないなと思います。それでも怒らずに待っていてくれるところに、マレーシアの温かさを感じます。