特に南国には、マンゴーなどおなじみのフルーツを始め、たくさんのトロピカルフルーツがあります。フルーツマーケットに行くとたくさんのフルーツが山積みにされていてカラフルで、見るだけでも楽しいです。
トロピカルフルーツ大国マレーシアを例に、安全に美味しくフルーツを楽しむためのアイディアについてレポートします。
フルーツのシーズン
マレーシアでは、フルーツのシーズンは3月下旬から8月頃までです。この間、店頭に並ぶフルーツの種類は少しずつ入れ替わります。マンゴーは比較的早い時期から見かけますし、マンゴスチンは終わりがけに見かけます。
フルーツのシーズンになると、色々な場所でフルーツマーケットを見かけます。たくさんのフルーツが山積みになって、とてもカラフルなので綺麗で写真映えもします。
パパイヤ
パインアップル
ドリアン
形が面白いフルーツもたくさんあるので、気になったらチャレンジしてみると楽しいです。大抵のお店では量り売りです。1キロ幾らという感じで売っています。
トロピカルフルーツにチャレンジ
ホテルで果物ナイフを貸してくれる場合、フルーツを持ち帰り、ホテルで食べるのも1つの方法だと思います。スーパーなどで果物ナイフを買うのも良いでしょう。
それが難しい時やちょっとした合間に果物を楽しみたい場合、とても便利なのがカットフルーツです。
名前の通りカットされたフルーツが、ビニール袋やプラスチックコップなどに入ってあちこちで売られています。種類も豊富で、スイカやパパイヤ、パインアップル、グアバなど様々なものがあります。
食べきりサイズですし比較的リーズナブルな値段なので買いやすいです。地元の人は喉が渇いた時、水を飲む代わりにカットフルーツを食べているようです。水分だけでなく栄養も摂れるので賢い方法だと思います。
特にバスセンターやバスのトイレ休憩所などで見かけることが多いです。ちょっとした休憩にもぴったりです。
カットフルーツを買うと、「胡椒をかける?」と聞かれることがあります(無料サービス)。実は、パインアップルやグアバなどのフルーツに胡椒をかけて食べるのがマレーシア流なんです。
お願いするとサービス精神旺盛に(?)大量にかけてくれます。素材の味をそのまま楽しみたい方は、断ることもできます。
また、手軽にフルーツを楽しめる別の方法として、フレッシュジュースもあります。フレッシュジュースのお店も至るところで見かけます。スイカジュースなど面白い味もありますが、意外と美味しくて地元の人にも人気です。
現地ならではの味に感動!
マレーシアでは特に侮れないのが、マレーシアバナナです。マレーシアのバナナは日本で見かけるものと比べ、サイズは少し小さめ。
が、とにかく甘いんです! 私はバナナシェイクをよく作るのですが、砂糖や蜂蜜を一切使わなくてもすごく甘いシェイクが出来上がります。
バナナはホテルなどに持ち帰っても食べやすいですし、立派な朝ごはんにもなります。「バナナは日本で食べることもできるし珍しくない!」と思わず是非チャレンジしてほしいです。
果物の食べ合わせ
もう1つ気をつけたいのが果物の食べ合わせです。果物には体を温める効果のあるもの、冷やす効果のあるものがあります。
体を温める効果のあるもの代表は、ドリアン、マンゴー、ロンガンなどです。写真はドリアン。
体を冷やすものの代表はマンゴスチン、バナナなどです。写真はマンゴスチンです(奥に小さくマンゴーが写っています)。
注意したいのは、体を温める果物。マレーシアなどの南国は暑いので、これらを食べ続けてしまうと体に熱がこもり、体調を崩すことがあります。
実際、私はマレーシアに来たばかりの頃、忠告を無視して好きなフルーツを食べたいだけ食べていました。そうしたら耳が急に聞こえなくなりました。
友達に「体を温める果物ばかり食べたのではないか?」と聞かれて考えてみると、たしかにその時の私はマンゴーとロンガンを気に入り、食べまくっていました。
友達の忠告通り、しばらく食べるのをやめたら耳もすぐによくなりました。地元の人の言うことは聞いたほうがいいと実感した瞬間でした。
バランスよく楽しみましょう
もちろん短期間の旅行なので食べ過ぎることはそれほどないかと思いますが、それでも注意は必要です。色々な種類を程よく食べた方がいいようです。