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強烈な臭いのドリアン、3回食べると好きになる
マレーシア

強烈な臭いで知られる、果物のドリアン。マレーシアでは「果物の王様」と呼ばれ、とても愛されています。ドリアンのシーズンになると、みんなどこか浮き足立っています。

そんなドリアンですが、日本人には馴染みがないのも事実。マレーシアではどのように食べられているの? どれだけ臭いの? マレーシア人は毎日食べているの?などの疑問にお答えすべく、ドリアンについて徹底的に検証します。

ドリアンの魅力が少しでも伝われば嬉しいです。

ドリアンのシーズン


ドリアンにはシーズンがあります。だいたい4月の中旬から出始め、7月頃にピークになります。

その頃になると、道端でドリアンを山積みにして売っている光景がよく見られるようになり、「ドリアンシーズン来たり!」と嬉しくなります。ドリアンシーズンになるとみんなどこかワクワクしています。

この時期になると、いつドリアンを買って食べようかという話でもちきりになります。フレッシュで美味しいドリアンはその時しか食べられないので、できるだけ食べておきたいと必死なのです。

その必死さのあまり、シーズンのドリアンを冷凍保存して、シーズンでないときに少しずつ食べるという人も多くいるほど。ただ、シャーベット状になったドリアンも美味しいものの、やはり新鮮なものにはかないません。

ドリアンは臭いのか?

ドリアンは臭いのか? これはとても大きな問題だと思います。

結論から言ってしまえば、ドリアンを臭いと思うのかいい匂いだと思うのかは、人によって異なります。ドリアンに慣れていない人や嫌いな人は臭いと言うのに対して、ドリアンが好きな人はいい匂いだと言うようです。

どちらにせよ、ドリアンの香りが独特で強烈であることに変わりはありません。家の中にあるとすぐにわかります。ドリアンを食べた人が家に入ってくると、それもすぐにわかります。それくらい強烈なのです。

それゆえ、ドリアンの香りは様々なものに例えられます。ある人は腐った玉ねぎと、またある人は臭い靴下のようだと表現します。

以前、こんなことがありました。家に遊びに来た日本人の友達がふと、「生ゴミがどこかにある」と言ったのです。その香りの正体は、そう、家にあったドリアンでした。友達はドリアンを見たことも嗅いだこともなく、ましてや家にドリアンがあることも知りませんでした。その香りを嗅いで、純粋に生ゴミと思ったようでした。

これだけ聞くとあまりいい印象を抱かないかもしれませんが、ドリアンが好きになるといつの間にかいい匂いだと思えるようになるから不思議です。

3回食べるとドリアンが好きになる!


マレーシア人が愛するドリアン、夫も私も大好きです。でも当初、私はドリアンが好きではありませんでした。初めて食べた時には、ねちょっとした食感と強烈な匂いにパンチを食らわされた感じでした。

でもなぜか、嫌いとまでは思いませんでした。それ以降、ドリアンは大丈夫か聞かれた時に「OK」と答えていたところ、私がドリアン好きだと勘違いした友達がたくさん食べさせてくれるようになったのです。

正直ちょっと苦痛だったのですが、3回目にドリアンを食べたときに心から美味しいと感じている自分に気づきました。そして、しばらくマレーシアに住んでいるうちに大好きになっていました。今ではドリアンの香りがいい匂いと思えるほどになってしまったので驚きです。

一般的に、ドリアンは3回食べると好きになると言われているのですが、これは大げさな話ではありません。私の経験からもその通りだと思います。

ドリアンにも品種がある

林檎、梨、苺などの果物に品種があるように、ドリアンにも品種があります。品種ごとに、ビターな味が強いもの、甘みが強いものとそれぞれです。

ドリアンを開いたときの様子。

種類によって色も違います。このドリアンは、上の写真のドリアンに比べて色が薄いです。

有名なのはD-24と猫山王という品種です。D-24は庶民的なブランド、猫山王は高級ブランドです。周りを見渡すと、猫山王を好きな人が多いような気がします。猫山王のビターなテイストが好まれるようです。

私は甘めのドリアンの方が好きなので、個人的にはD-24ブランドのほうが好きです。こちらの方が少し甘みが強い気がします。

ドリアンの食べ過ぎには注意!

さて、それほどまでにマレーシア人に愛されるドリアンですが、実は食べ過ぎには注意なんです。

というのもドリアンはとても栄養価が高く滋養があり、食べすぎると熱が身体にこもってしまうことがあるためです。場合によっては発熱してしまいます。

なので地元の人はドリアンを食べ過ぎないように注意していて、毎日食べたりはしないようです。ドリアンを食べ過ぎると病気になってしまうという意識が働いているので、コントロールしながら食べています。

実際、夫は以前ドリアンを食べ過ぎてしまい、熱が出たことがあります。その時は原因が分からずデング熱かと心配しました(夫は熱が出るとすぐにデング熱だと騒ぎます)。

後でただのドリアンの食べ過ぎだったということが判明。夫が自分の体を張ってドリアンを食べ過ぎると熱が出ることを証明してくれました。

熱を発生させないための工夫

地元の人はドリアンを食べる時に熱を抑える工夫をしています。

1つはドリアンの皮に水を入れて飲むことです。ドリアンの皮は硬く、中身を食べるとぽっこりとしたくぼみが出来ます。それがコップのような形になっているのでそこに水を入れることができます。

実は、ドリアンの皮には体を冷やす働きがある成分が含まれているのだそうです。このように水を飲むことによって体を冷やせるんですね。

またもう1つの方法は、水が入ったコップにドリアンの種を入れて飲むことです。ドリアンの種にもドリアンの皮と同じように体を冷やす働きがあるとのこと。

私はドリアンの皮に水を入れて飲むようにしています。こうしてからは夫は一度も熱を出していません。

大盛り上がりのドリアンパーティー!?

ドリアンのシーズンになるとドリアンパーティーに招待される機会が多くなります。私たちも何度か参加させてもらいました。

もちろん目的はドリアンをひたすら食べることです。招待してもらった家に行くとドリアンが山積みに置いてあり、みんなでひたすらドリアンを開け、食べまくります。ただそれだけのパーティーです。

みんなドリアンが好きなのでとにかく盛り上がります。どのドリアンが美味しいのだとか、甘いとか苦いとかそれぞれのドリアンに評価をつけていきます。

中にはドリアンをおかずにご飯を食べている人までいます。私も勧められましたが断りました。友達によると美味しいのだそうですが。

いつ行ってもドリアンパーティーは面白いです。マレーシア人のドリアン愛を再確認できるいい機会になります。

旅行先でドリアンを食べるには

旅行先でドリアンを食べるのはそれほど簡単ではありません。ドリアン自体はイオンなどのスーパーマーケットにパックして売られているので、手に入れることはできるのですが、ドリアンが禁止になっているホテルや建物が多いのです。

ホテルのあちこちでドリアン禁止のマークを見かけます。理由はただ1つ、その香りが強烈だからです。爆弾のような臭いはホテル側にとっては嬉しくないようです。

なので、ドリアンを宿泊先のホテルに持ち帰って食べることはほぼ不可能だと思ったほうがいいです。レストランなどに持ち込んでもダメだと言われる可能性があるので、パックされたドリアンを買った時には、どこか外のベンチを探して食べるのが無難です。

なお、ドリアンが売られている場所によっては、その場で食べさせてくれることもあります。この方法だと新鮮なドリアンを楽しむことができます。お店の人に味見させてと聞いてみるのも1つの方法です。

お土産にドリアン味のお菓子はいかが?


マレーシアではドリアン味の飴やビスケットなどのお菓子も売られています。

ただ、ドリアンの名誉のために一言……ドリアン味の製品と本物のドリアンの味は似ても似つかぬものです。ドリアンフレーバーであってドリアンではありません。本物のドリアンの方が格段に美味しいです。

ドリアン味のお菓子を食べて、これがドリアンかとショックを受けて欲しくないので一言添えておきます。

ただ、話題にはなると思うのでお土産に買って帰るのも楽しいでしょう。

みんなが愛するドリアン


ドリアンは多くのマレーシア人が愛している果物です。まさに果物の王様です。独特なトゲトゲした形もそうですが、独特なその食感、独特な香り、独特な味と、全てが独特です。

日本にはドリアンがないと聞いて、本気でかわいそうだと言ってきたマレーシア人もいました。それほどドリアンが大好きなのだと思います。私もマレーシアに来てドリアンを好きになり、マレーシアがますます好きになりました。

ドリアンの良さを少しでも多くの人が知ってくれたら嬉しいです。

果物の王様ドリアン……一度食べて嫌いでも諦めないで!

ドリアンを一度食べてその味と匂いにギブアップしてしまった人を知っています。ただ、ドリアンは3回食べて好きになると言われています。なので、一度食べてドリアンが嫌いだと感じたとしても諦めないでください! 2回、3回と食べていくうちにいつの間にかドリアンのことが好きになっているかもしれませんよ。

この記事を書いた人

yazu

yazu

九州出身です。 今はマレーシアに住んで数年になります。旅行も大好きでマレーシアを拠点に、東南アジア周辺の旅行にもよく出かけます。 マレーシアで、夫と共に、発展途上国ならではの思いがけないハプニング満載の生活を送っています。そんなことをしていたら、段々たくましくなってきました。東南アジア旅行では、いろいろな文化の違い、食事、地元の人との出会いを楽しんでいます。 そんな中で、自分たちが経験したこと、感じたことを記事にしたいと思います。だれかに楽しんでもらえたら嬉しいです。
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