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「マヌカハニー」はニュージランドでは薬代わり!風邪が治る…!?

みなさん、マヌカハニーってご存知ですか?

マヌカハニーはニュージーランドが主な産地のハチミツのことで、「健康にいい」と日本でも最近は知られるようになってきました。でも、このマヌカハニー、どちらかというと「ハチミツ」というよりも「健康食品」のくくりで世界的に注目を浴びているんです。普通のハチミツとはいったい何が違うんでしょう?

先日、ニュージーランドのオークランドにあるハチミツ直売店「ハニーセンター」に足を運んできたので、そこで学んだマヌカハニーの効果や使い方をご紹介してみましょう。

オークランドのハニーセンターへ

オークランドから車で30分ほど北にあるハニーセンターへ行ってきました。

ハニーセンターは森の中のぽっかりと空いた空間に建っているハチミツ専門店で、ここにいけばどんなハチミツも揃うといっても過言ではない品ぞろえを誇っています。オークランド発着の観光ツアーは間違いなく立ち寄る、知る人ぞ知る観光スポットでもあります。

▲ オークランド郊外のハニーセンター

▲ ハニーセンター外観。ロゴもかわいい

お店はかわいらしい、小ぢんまりとした外観。ニュージーランドらしくコーヒーもいただけるカフェが併設されています。店内にはいろんな種類のハチミツが並んでいて、おなじみクローバーのハチミツから、NZ固有種の花からとられたハチミツまで、まさによりどりみどりです。

▲所狭しと並ぶハチミツ!

店の奥にはガラス張りになったミツバチの巣のディスプレイもあります。働き蜂がせっせとハチミツを作るその前には……なんと試食コーナーも。試食だけでも15種類くらいあります。おなじみのクローバーから、NZ固有の植物の花からとれたハチミツなんてのもあって、ここでしか食べられないハチミツばかりです。

珍しいお花のハチミツが多く、僕は遠慮なくかたっぱしから頂いてしまいました(笑)。

▲ ガラス張りの壁にはホンモノのミツバチたちが巣作り中!

▲ 全種類試食もできます。みてください、この種類の多さ!

さて、お目当てのマヌカハニーもちゃんと置いてありました! 一番人気のようで、入口入ってすぐのところに堂々と陳列されています。

▲ マヌカハニーもクリーム状/液体、量の違いなどで細かく分かれておいてあります。

よくみると、一言にマヌカハニーと言ってもいろいろと種類があるようです。
表紙には「UMF 5」とか「UMF 16」などと数値が示されていて、この数字が増えるとお値段も倍以上変わってきます。何も表記がないマヌカハニーは500gで30ドル(2,500円)くらいですが、UMF の数字が増えるとなんと100ドル以上(約1万円)になるものも……!!

きっとこの数字が、マヌカハニーがほかのハチミツと違いを作っているに違いありませんが……、それにしてもUMFって一体何なんでしょう?

ハニーセンターでいろいろ調べてみると、やはりこの「UMF」に、健康によいと言われる理由が隠されているようです。

マヌカハニーのUMFとは?


▲ マヌカハニーの表紙には「5+」などの表示がある。

マヌカハニーのUMFというのは、「ユニーク・マヌカ・ファクター」という英語の頭文字をとったものなんだそうです。

もともとマヌカハニーの原料となる「マヌカ」という植物は、古くから先住民のマオリ族に利用され、葉を煎じて飲んだり、皮や根なども薬として使ったりと、様々な症状に利用されてきたもの。そんな万能薬のようなマヌカの木からとれるハチミツもやはり体によく、風邪をひきにくくなる・のどの痛みがとれる・胃腸の働きを整えるなどの効果効能があることが分かっています。

でも、実はつい最近になるまで、マヌカハニーの効果効能はわかっても、具体的にマヌカハニーのどの成分がすごいのかは、解明されていなかったんです。

そこでとりあえず名づけられたのが、UMF=ユニーク・マヌカ・ファクター」。「なんだかわからないけどマヌカのすごい要素」とでも意訳できるでしょうか、なんともニュージーランドらしいざっくりした名づけ方です……。でも、この数値が高いほど健康によい成分が多く含まれていて、症状改善が期待できるというわけです。

もちろん現在ではどの成分がよいのかは特定されており、マヌカハニーのすごさは「抗菌作用」であることがわかっています。ピロリ菌や大腸菌などあらゆる菌を退治できるからこそ、風邪予防や整腸に効果があるというわけです。

ちなみに、マヌカハニーの「UMF」には5、10、15・・といくつも種類がありますが、10以上が「アクティブ・マヌカハニー」と言われ、NZでは医療分野でも使われるくらい高い効果が期待できるとされています。

ニュージーランドではマヌカハニーはこう食べる


▲ ちなみに、マヌカハニーの原料となる花はこんなお花です。

ハニーセンターのスタッフや、ニュージーランド在住の友人たちにマヌカハニーの使いかたを聞いてみました。すると多くの人は、

「UMF10以上のマヌカハニーを、ちょっと体調がおかしいなと思った時に一口食べる」

という使い方をしているようです。
UMF5のマヌカハニーは日常の栄養補給として使って、UMF10以上のマヌカハニーは(値段も高いので)体の不調を感じたときに薬代わりに口にする。こうすれば、効率よくマヌカハニーの高い効果が期待できそう。まさに常備薬ならぬ「常備ハニー」ですね。

僕もせっかくハニーセンターで買ったマヌカハニーが手元にあるので、「体調が悪くなったときに使ってレポートをしよう!」と思っていたんですが、僕はめったに風邪を引かないので(これはこれでいいことですが)まだ僕自身の体験談はあません。

でも、「のどの痛みが治った」「風邪をひかなくなった」という声はマヌカハニーを使った友人は必ず口にしているので、きっと世界中で多くの人が感じることなのでしょう。

マヌカハニーは日本のアマゾンでも買えるみたいですから、「ここのところ体調が……」という方は薬代わりに使ってみるといいかもしれませんね。もちろん、ニュージーランド旅行の際にお土産として買うと、かなり喜ばれますよ。

ハニーセンター(Honey Centre Warkwoth)
7 Perry Rd, Warkworth, Auckalnd
営業時間:08:30-17:00
公式HPはこちら

マヌカハニーのUMFとMGO

まったくややこしいことに、マヌカハニーの効果を示す表示はUMFだけでなく「MGO」というのもあります。日本で売られているものでも、ひょっとしたら「MGO」表記のものもあるかもしれません。
換算表は以下の通りです。

UMF5+ = MGO30+(栄養補給によいレベル)
UMF10+ = MGO100+(健康維持が期待できるレベル)
UMF16+ = MGO250+(十分な抗菌作用があるレベル)
UMF20+ = MGO400+(消化作用に役立つ抗菌作用レベル)
UMF25+ = MGO550+(高い抗菌作用があるレベル)

でも、実際UMF10以上は高すぎて(500gで一万円くらいします……)まさに高価な薬になってしまうので、よほどじゃない限り手を出す必要はないと思いますよ!

この記事を書いた人

外山みのる

外山みのるアウトドアライター

1984年愛知県生まれ。ニュージーランド(オークランド)在住。20代はバックパッカーや一万キロ海外自転車旅など世界を放する。2015年に念願だったアウトドア天国NZへ移住し、国際結婚・留学・仕事と毎日奮闘中。NZウェブマガジン『ネイチャーニュージーランド』運営。多方面に観光、エコツアー情報を発信しています。