ニューヨークは音楽で溢れています。主要駅や道端でも常に誰かが演奏をしていますし、そのジャンルも規模も様々。芯のある演奏をしているパフォーマーには道ゆく人々もしっかり反応を示していて、こういうところが彼らを育てるのだなと感じます。
ニューヨークといえばジャズ! こちらではライブ音楽が楽しめるジャズクラブが多数存在するので、他店との差別化を図るためか各バーごとに個性があります。その中でも今回はジャズにあまりなじみのない人でも気軽に入れるふたつのお店をご紹介します。
デコレーションが素敵!SMALLS JAZZ CLUB
Smalls Jazz Clubは日本人の間でも有名な小さなジャズクラブです。店内各所に飾られたポスターや絵がとっても魅力的。スペースが限られているぶん音が隅々まで行きわたるので、音楽をしっかり聴きたい人におすすめです。
この日はスタンダードジャズを4ピースで。サックスがメインです。Amsterdam After Darkというアメリカ生まれのジャズナンバーが、普段ジャズを聴かない友人のお気に入りだそう。
普段聴かないジャンルの音楽も、こうして生で聴いていいなって思えるナチュラルな感覚を大切にしたいですよね。ジャズ=知識みたいなことではなくて。
このサックス奏者の眼力半端ないね、とかおちゃめしあうのもジャズを聴く上での醍醐味。スタンダードジャズの演者って基本真顔なので茶化したくなりますよね……。
ジャズバーが敷居が高いと思わせる理由のひとつに入場料金が高いイメージがありますが、今回私が挙げるふたつは比較的リーズナブルです。
こちらSmallsは20ドルで入場でき、厳選されたバンドの生演奏が楽しめます。金曜、土曜以外は、入場料と引き換えにもらうチケットでワンドリンクまで楽しめてしまいますので、手頃に楽しみたい方にはパーフェクトなお店です。
入場料3ドル!ゲームセンターのようなジャズバー FAT CAT
もうひとつご紹介するのが、ジャズバー……といっても、ただジャズを聴くだけに止まらず、卓球やビリヤード、ボードゲームなどなんでもあり。遊び場のようなバー、Fat Catです。こちら入場料はたったの3ドル!(イベントによって追加料金がかかる場合もあります)
友人曰く、ゲームセンターみたいなものだねと。日本のゲームセンターとはだいぶかけ離れていますね。
ステージでは常に演奏が。気軽にジャズを楽しむのに最適なこちらのバー。ワイワイした雰囲気です。お客さんたちも気ままにゲームをしたり、お酒を飲みながら音楽に合わせて体を揺らしたりと気持ちが良さそうです。
お酒を飲んでも飲まなくても楽しめるジャズの世界。マンハッタンにとどまらずニューヨークには素敵なジャズクラブがまだまだたくさんあります。
貴重な夜の過ごし方のひとつに、ぜひジャズクラブを検討してみてはいかがでしょうか。