世界一魚を食べる国、モルディブのグルメとは?お国変われば調理方法も変わります
モルディブ

デビルフィッシュ

世界176ヵ国で「1日の1人あたりの魚介類消費量ランキング」で1位に輝くモルディブ。
日本では珍しい南の島ならではのカラフルな魚も食べられていますが、漁獲量が高く頻繁に食卓に登場する魚は日本人も大好きな「マグロ」と「カツオ」なんです。
 
日本では新鮮な獲れたてピチピチの魚とくれば、やっぱりお刺身! お寿司! ですが、ここはモルディブ。
お国変われば調理方法も変わる……ということで、モルディブに来たら外せないモルディブ料理を独断と偏見で厳選してみました。

カツオの芳醇な旨みとコクを味わう!「ガルディア」

ガルディア01
ガルディア02
まず最初にご紹介するのはこちらのガルディア。
黄金色に輝くカツオのスープです。調味料は塩のみというシンプルで素朴な味わい。
カツオの旨みとコクがたまりません! 日本人の口に大変よく合う一品です。
ガルディア03
食べ方もとってもシンプル。
ご飯にカツオとスープをかけ、薬味の紫玉ねぎとトウガラシをお好みで。ライムをギュッと絞って、カツオをほぐしながらよく混ぜ合わせていただきます。
あっさりとしたカツオスープにライムの酸味と香りがアクセントとなり、食欲のない日でもサラサラと軽く2皿はいけてしまうほど優しい味です。
 
この「ガルディア」、ローカルのお宅では1日1回は間違いなく登場するほどの、不動の国民食なんです。
首都マーレを含むローカル島にある地元の人向けの食堂での鉄板メニューでもあります。お値段はお店によって異なりますが、ライスとセットで概ね2ドルから4ドルほど。
スパイシーな料理に疲れたときにもお勧めです!

ココナッツミルクたっぷり! 香しいスパイスとの絶妙なハーモニー「魚カレー」

魚カレー
2つ目にお勧めなのが「魚カレー」。
魚カレーもガルディアと同様、モルディブ人は1日1回は食べるであろう国民食です。
 
魚はそのお店や時々で種類が変わることがありますが、概ねカツオかマグロ。南アジア特有のココナッツミルクたっぷりのまろやかなカレーです。日本のカレーと違い、スープのようにサラサラしています。
魚カレー02
こちらはモルディブ式カレーの食べ方。
魚の原型はもはや残っていません。モルディブ人は手で食べることが多いのですが、細かく細かく具をほぐしながらカレーとご飯を混ぜ込みます。そこにパーパルと呼ばれる薄焼きせんべいのようなものを添えて、いただきます!
 
お米はタイ米のようにパラパラとしたタイプ。
日本のお米と違いカレーの水分をたっぷり吸水するため、モルディブのようなスープスタイルのカレーにはこのタイプのお米がよく合うんです。胃にたまらず軽いのが特徴。モルディブの強い日差しと暑さに参ったら、栄養たっぷりのスパイスと魚でエナジーチャージ!
 
ライスとセットで概ね3ドルから5ドルほどです。

日本でもお馴染みのあの味に近い!? 無性に食べたくなる「デビルフィッシュ」

デビルフィッシュ
最後にご紹介するのは、現地に住む日本人にも人気が高い「デビルフィッシュ」。名前からめちゃくちゃ辛い料理!?と思いがちですが、全く辛くなく、日本の食卓でお馴染みの酢豚のような味づけです。酸味と甘みの効いたこってりしたソースが魚と野菜にしっかり絡んだ、ご飯が驚くほど進む一品です。
 
鶏肉バージョンのデビルチキンもお勧め! ライスとセットで概ね4ドルから5ドルほどです。

日本では食べられないモルディブ料理

今現在、日本にはモルディブ料理を食べられるレストランはありません。そもそもモルディブ料理というカテゴリーが存在することさえ知らなかった!という方が大多数かと思います。
 
その日の朝に獲れたばかりの新鮮な魚を使った数々のローカルフード。
今回は私の独断と偏見で選んだお勧め3選をご紹介しましたが、他にも美味しい魚料理がたくさんあります。
モルディブへいらっしゃる際は、是非お気に入りのメニューを発掘してみてください!

この記事を書いた人

たまてばこ

たまてばこモルディブ ローカル旅アドバイザー

モルディブに住んで、気付けば6年目。
一定の場所に長くいられない気質。ご縁とチャンスがあればどこにでも飛んでいくフットワークの軽さは自他共に認めるところ。それもあって、いろいろな場所に出没中。豚骨ラーメンが大好きな福岡っ子ながら、イスラム教の国モルディブで豚肉もビールもない禁欲生活の日々を送っている。

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