スイーツマニアが、マカオで敢えてお菓子作りをしてみた。
マカオ

マカオお菓子作り

郷土菓子は、その土地の歴史にも触れられて大変面白いですよね。今回、マカオで「お菓子作り体験」ができると聞き、早速トライして来ました!

場所は、マカオの古き良き下町通り、十月初五日街にある「十月初五餅家」というお店。作ったのはアーモンドクッキーとエッグロールです。職人技に苦戦しました!

十月初五日街はスイーツスポットだった?

マカオお菓子作り
そもそも、十月初五日街って変わった名前ですよね? 実はポルトガルの共和制樹立記念日が10月5日であることから名付けられた通りなんです。外交フェリーターミナル前として栄え、今でもレトロな風情が残っていて、お散歩を楽しめるエリアです。

『1950~60年頃、中国の治安が不安定でマカオへ来る人が増えました。その中にお菓子職人がいて、この辺りにお菓子のお店が集まるようになりました』と、同行のmacau explorer travelの方が教えてくれました。

アーモンドクッキーとは?

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アーモンドクッキーと聞いて焼き菓子の「クッキー」をイメージする方もいるかと思いますが、どちらかと言うと「干菓子」のようなものです。

『宋より前の時代、将軍が戦争へ行く時にアーモンドクッキーを栄養食として持参していました。馬に乗って食べられるし、乾燥しているため長持ちするし。今でいうカロリーメイトのような存在でしょうか?』と教えてくれました。ちなみにマカオではなく、中国広東省のお菓子だそうです!

手を洗ってから、レンタルのエプロン・マスクをしたら早速お菓子作り開始です!

アーモンドクッキー作りは「力」が必要?!

マカオお菓子作り
アーモンド・ココナッツパウダー・油・白砂糖等がミックスされたものが準備されていました。
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伝統的な木の型にギュウギュウ入れて、押しながら横へすりおとします。これを繰り返します。スタッフさんは一瞬で終わりますが、私は何回やってもまだまだ入るという不思議な現象が(笑)。
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その後、型を逆にして木の棒でコンコンとたたくと出てきます。昔は、この音が鳴り響いていたそうです。想像の翼を広げてワクワク!
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一見簡単そうですが、熟練技です。出した時に、型の文字がしっかり見えるようになるまで10年はかかるそうです!

力というかセンスというか、コツを掴めない私は、文字が見える見えない問題以前に欠けている部分もありました。むしろ崩れて粉状に戻っている所も……。
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ちなみに型の文字は、店名でした。
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そして専用機に乗せて、2時間乾燥させ水分がなくなったら完成です。かなり熱いので焼いているのかな~と思ったのですが違いました。

以前は炭でしたが、今は電気だそうです。『早く食べたい』と言ってみましたが(笑)緑豆が使われているので生のままはNGだそうです。
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出来立てはアツアツでパサパサ感が弱く、ホクホク感すら感じられ、飲み物がなくても進みました! 甘さと香ばしさに加え、自分で作った分美味しさが倍増! ニヤニヤしながらパクパクと一気に食べちゃいました! 落雁が苦手な方もトライする価値ありだと思います。

※先に作ってあったものを食べた為、実際は自分で作ったものではなかった事に、今、気づきました(笑)。

エッグロールとは?

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エッグロールとはその名の通り、卵で作られた焼き菓子です。クレープを薄くしたようなサクサク生地の触感が良く、甘さも程よく、おやつにぴったりなスイーツ。海苔が巻かれ、豚肉フレークに似た大豆ファイバーをはさんだおつまみ系もありました。

エッグロール作りは「スピード」が必要?!

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エッグロール作りを開始。卵・小麦粉・砂糖・植物油等がミックスされたものが準備されていました。専用の機械に置き、ジュッと焼くと丸い生地の出来上がり。薄いのですぐに焼けます。

そこに、ココナッツ・ごま・砂糖がミックスされたものを乗せます。そして、2種の製菓道具を使って、四辺を畳んでいきます。
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急がないと、乾燥してパリンと割れてしまったり鉄板からはがれなかったりするのでスピード勝負! やけどにも注意しながらの作業です。
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スタッフさんは涼しげな顔でサササ~と器用に作っていましたが、私は時間がかかりパニックです。眉間にしわが……。
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挙句に「美味しくなぁれ!」という気持ちが強すぎてかなり真剣です……。夢中になりすぎて、汗ダックダクでした(笑)。
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1度目の完成品です。酷い……。店員さんが作ったエッグロールと雲泥の差……。
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3度目は少し成長しました! 作る時のぎこちなさもなくなり、満面の笑み笑顔で終了! しかもかなり美味しかったです! 止まりませんでした! 最後までため息をつかないでくれたスタッフさん達に感謝(笑)!

十月初五餅家
Rua de Cinco de Outubro No.117, R/C, Macau

「Macao Explorer」にて予約制
連絡先:info@macauexplorertravel.comまたはmandywong@macauexplorertravel.com
金額:8名以上で申し込みの場合1人当たり70MOP、4名以上7名までは1人当たり130MOP(3名以下での体験は設定なし)

協力:
マカオ観光局(www.macaotourism.gov.mo)
マカオ航空(http://www.airmacau.jp)

難しそうな記事になってしまいましたが、とても楽しかったですよ(笑)

体験の数時間、お話のメモをとったり、お菓子を集中して作ったり、一喜一憂したり、とにかく濃い体験でした。現地の機材・材料で、地元のスタッフさん達に教えてもらいながらのお菓子作り、最高でした! イエーーーーイ!

この記事を書いた人

木村彩乃

木村彩乃アナウンサー/スイーツコンシェルジュ

NHKでのキャスターを経て、フリーアナウンサーに転身。スイーツコンシェルジェとしても活動中。 趣味は旅で23カ国へ。旅のメインは“食”です。韓国でマッコリソムリエ、ベトナムでベトナム料理検定を取得。日本では、スイーツ・チョコレート・ダイエット等の資格を取得。“旅×食”彩り豊かな情報をご提供致します!

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