温かいコーラや、珈琲と紅茶をミックスしたドリンクの味、想像できますか? なんとこれ、香港スタイルの2種類のドリンクなんです。日本人の私は興味を抑えられず、挑戦してみました。ドリンクと一緒に食べたスイーツにも少し触れます。
いざ香港へ!
スイーツオタクの筆者が泊まった佐敦駅すぐの「恆豐酒店」の周りは、スイーツ屋さんが多く立ち並ぶ最高な立地でした! 可愛い看板の「松記糖水店」や大行列の「澳洲牛奶公司」等。そして、ブランチに訪れたのは、牛乳プリンで有名な「義順牛奶公司」というお店です。
そして、そこで出会ったドリンクが! まさかの……
ホットなコーラ?「熱檸檬檬樂」って??
ホットコーラ! 温かいコーラというと、夏、車に置き忘れて美味しくなくなったコーラのイメージしか浮かばず不安でしたが、せっかくなので注文しました。
色はコーラですが、炭酸の泡がほぼ見当たりません。飲んでみると、超微炭酸って感じでした。甘さは通常通りです。フーフーするほどではありませんが、結構熱かったです。温かいコーラも意外とありでした。そして驚きだったのが、コーラ以外の味もしたこと。
ドリンク名に入っていますが、正体は、レモン! 飲み進めていくと底に、切れ目の入った半分のレモンが沈んでいました。
レモンをストローで潰せば、味の調整可能だったという事ですね。
ちなみに私が訪れた時間はとってもローカルな雰囲気で日本人は私達だけでしたが、メニュー名は日本語でした。更に一部のメニューは、説明も日本語で書かれていました。
おまけ・定番メニュー「馳名雙皮燉奶」も頂いてみた
「義順牛奶公司」の定番スイーツメニュー「馳名雙皮燉奶」(牛乳プリンのようなもの)も頂いたので、少しご紹介しますね。
メニューにあった説明によると“雙皮は皮が2枚という意味で、プリンの表面には皮が張っています。”とのことでした。実際、温めた牛乳に出来るような膜が張っていました。また、こちらは「中国の順徳が発祥の地。マカオを経て1987年に香港上陸」だそうです。実際、マカオでもお店を見かけました。
こちらのプリンは、ホットとコールドから選べます。筆者は、もちろん!両方お願いしました。
見た目はほぼ同じです。ホットはほどよい甘さ控えめで、コールドはかなり甘さ控えめでした。好みは人それぞれですが、個人的にはホットがお勧めです。激甘党の私にとってコールドの方は「え?甘さつけてる?」くらいな記憶です。
なお、デザートとしてのプリンというよりは、湯葉のような豆腐のような感じで、家庭的なスイーツです。
旺角西洋菜南街246−248号
珈琲と紅茶が1つのドリンクに?「鴛鴦茶」って?
続いてヘンなドリンク2つ目。
香港女子と訪れたのは「太興燒味餐廳」という焼味のお店です。珈琲と紅茶が1つのドリンクになった「鴛鴦茶」が気になっていたのですがメニューに見当たらず、「ある?」と聞いたら注文してくれました。「やはり定番なの?」と聞くと「私は飲まないけれど、普通だと思うよ~」と言われました。
珈琲と紅茶両方入ったドリンクの色は、ミルク珈琲寄りでした。
口に含むと、渋~い紅茶→珈琲の香り→ほんのり珈琲の味がするという時間差が繰り広げられました。筆者の表情を見て、香港女子が少し哀れみと疑問の顔をむけてきました。
ですが、意外と癖になったので不思議です。帰国後、自身の好みで混ぜたら結構美味しく出来上がったので、現地でお店ごとの飲み比べも面白そうですね。
おまけ・筆者が気に入った「香脆奶油豬仔包」
鴛鴦茶を飲みながら食べたスイーツが「香脆奶油豬仔包」です。香港女子が「これ好きだと思うよ」と勧めてくれました。バターがたっぷりとしみ、コンデンスミルクが程よくかかったトーストです。
味はイメージ通りなんですが、パンの外カリ中フワのクオリティが高く美味しかったです。噛むと「カリ」という大きな音が耳に響く程カリカリにトーストされているのに、中はわたあめのようにフワッフワで、その差が気に入りました。どこにでもありそうなメニューですが、激うまB級グルメといった感じでお勧めです。
香港へ行ったら、スイーツはもちろんですが、ドリンクにも注目してみて下さいっ。ヘンなドリンクに出会えるはずです。
九龍尖沙咀東部科學館道14號新文華中心地下75-79號