雪の力を活かした魚沼ならではの知恵はすごい! 八海山雪室
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雪の力を活かした魚沼ならではの知恵はすごい! 八海山雪室

新潟県の魚沼というとコシヒカリを代表とするお米の産地で有名ですね。6月になると、田植えが終わり、見渡す限り緑の稲が植えられた田んぼが一面に広がる自然豊かな地域です。八海山の麓に広がるのどかな里山の中に、あの有名な清酒八海山を作る蔵を中心にカフェや売店、お洒落なキッチン雑貨を販売する雑貨屋さんを併設する「八海山雪室」という施設があります。今回は緑豊かな自然の中で癒される「八海山雪室」のご紹介です。

新潟県の魚沼_八海山雪室

雪の力を活かした魚沼ならではの知恵 天然の冷蔵庫「雪室」

広大な敷地の中にパン屋、蕎麦屋、ビール醸造所、レストランなどが点在しています。今回ご紹介するのは「八海山雪室」の建物です。

魚沼の里_広大な敷地の中にパン屋、蕎麦屋、ビール醸造所、レストランなどが点在

駐車場から建物までは緑豊かな自然の中を歩きます。鳥のさえずりを聞きながら森林浴ができとても気持ちの良い散歩コースです。

新潟県の魚沼_八海山雪室

奥に見えてきたのが「八海山雪室」。

八海山雪室

魚沼の地域は冬になると豪雪地帯となります。昔から人々はこの雪を活かし様々な食文化に活かしてきました。その一つが「雪室」。この施設内にはなんと1000トンもの雪を貯蔵しその冷気を使ってお酒を熟成させているのです! まさに天然の冷蔵庫ですね。この冷気は施設内のクーラーの役割も果たしています。

雪の力を活かした魚沼ならではの知恵はすごい! 八海山雪室

八海山は純米大吟醸などのお酒以外にも焼酎、あまざけ、ビールなどの製造も手掛けています。

中に入ると木のぬくもりとガラス越しに見える緑に癒される空間となっています。カフェも併設されていています。

八海山雪室_中に入ると木のぬくもりとガラス越しに見える緑に癒される空間

あまさけや雪室コーヒーが提供されています。

八海山雪室_奥に進むとショップ

奥に進むとショップになっています。奥に見えているガラスで区切られた部屋はなんと雪室の冷気を使った冷蔵室となっています。中はキンキンに冷えていてビールやあまさけを販売しています。1分もいられないほどの寒さでした。自然の力を実感できます。

冷蔵室では魚沼の里の敷地内にある猿倉山ビール醸造所で作られたビールも販売されています。

冷蔵室では魚沼の里の敷地内にある猿倉山ビール醸造所で作られたビールも販売

砂糖を使っていない麹だけでつくったあまさけ。お酒造りの技術を活かして米から作られた麹が雑味のないきれいな味わいを醸し出します。

砂糖を使っていない麹だけでつくったあまさけ

↓純米大吟醸 八海山 雪室熟成八年

純米大吟醸 八海山 雪室熟成八年

雪室で8年熟成させたお酒。低温で長期熟成させることで端麗な味わいを残しつつなめらかで優雅な風味を持つ上質な熟成酒となります。雪と眠りきれいに年月を重ねた貴重なお酒です。

八海山オリジナルのひょうたん型ボトルの大吟醸、純米大吟醸のお酒はお土産としても人気

↑八海山オリジナルのひょうたん型ボトルの大吟醸、純米大吟醸のお酒はお土産としても人気です。

八海山の麹を使った調味料。玉ねぎやにんにくなどの香味野菜をブレンドした塩麹など料理に使いやすい

↑八海山の麹を使った調味料。玉ねぎやにんにくなどの香味野菜をブレンドした塩麹など料理に使いやすいですね。

八海山の酒粕や麹をふんだんに使用し旨味を引き出した漬け肉

↑八海山の酒粕や麹をふんだんに使用し旨味を引き出した漬け肉。

雪室コーヒーは雪室で低温熟成させたコーヒー豆で雑味や苦みのとれたまろやかな味のコーヒー

↑雪室コーヒーは雪室で低温熟成させたコーヒー豆で雑味や苦みのとれたまろやかな味のコーヒーです。

雪の下で熟成させることで甘味を増すニンジンジュース

↑雪の下で熟成させることで甘味を増すニンジンジュース。

ショップのさらに奥に進むと焼酎貯蔵庫があります。年間を通して一定の温度に保たれオーク樽で貯蔵された焼酎がじっくりと熟成されていきます

ショップのさらに奥に進むと焼酎貯蔵庫があります。年間を通して一定の温度に保たれオーク樽で貯蔵された焼酎がじっくりと熟成されていきます。

八海山雪室_建物の2階にはお洒落なキッチン雑貨が販売

建物の2階にはお洒落なキッチン雑貨が販売されています。

あまさけ専用のグラス

↑あまさけ専用のグラス

reint(レイント)と呼ばれる八海醸造の化粧品ブランド

↑reint(レイント)と呼ばれる八海醸造の化粧品ブランド。

麹エキスなど発酵によって作り出される成分に着目して作られた肌に優しいコスメ。女性へのお土産にいいですね。

八海山雪室は雪国の文化や人々の知恵を知ることができる魅力的な場所です。ぜひ訪れてみてください!

この記事を書いた人

小春日和

小春日和旅行コンシェルジュ 現役添乗員

これまで約200回、50か国以上を旅してきた大の旅好き。社会人になってからスペイン語も習得し、スペインはもちろん、イタリア、ポルトガル、フランス、イタリア、中南米が特に詳しいです。 東京と京都に拠点をおき、国内も時間のある時は車でドライブ。常に何か面白いものはないかとアンテナをはっています!かわいらしい小物やお菓子が大好きです。

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