きれいな水と美味しいお米のあることころは食文化が発達します。越後三山の豊かな雪解け水と日本が誇る米どころの魚沼には米糀を使った発酵食品を手掛ける世界トップクラスの工場があります。その名も「魚沼醸造」。お米からつくられる「米糀」を使い甘酒をはじめ様々な発酵食品を製造しています。米糀の工場としては世界最大級誇る魚沼醸造はなんと無料で工場見学ができます。
モダンできれいな建物
2019年にきれいな水とお米がとれる場所・魚沼に誕生した魚沼醸造。中に入ると一面ガラス張りで解放感のあるサロンが広がります。
カフェとギフトショップ、発酵食品をテーマにしたライブラリースペースが併設されていて工場見学の前後にくつろげる空間になっています。発酵食品や魚沼の情報も発信しています。
窓の外には恵の水をもたらす越後三山。八海山、中ノ岳、駒ヶ岳の最初の頭文字をとって「はなこ」といわれている山々です。
豆乳甘酒の試飲ができます。日によって試飲できる種類は変わるようです。
さぁいよいよ見学のスタートです
1日4回行われ約30分の見学です。まず50名収容できるミニシアターにて魚沼の自然の魅力と糀について鑑賞します。
その後は実際に工程に添って見学をします。
↓お米の保管・選別から始まり世界最大級といれる蒸し機でお米を蒸しあげていきます。
↓麹菌を吹き付け糀をつくっていきます。米の表面に花が咲くように見える事から「米に花」の「糀」という漢字が作られました。日本にしかない国字になるそうです。
↓巨大な円盤の上で麹菌を吹き付けられた蒸し米がゆっくりと均一に混ざっていきます。この円盤型製麹装置は最大クラスだとか! 月曜日と火曜日は実際に稼働しているところを見学できます。
出来上がった米糀は選別され甘酒や発酵調味料の仕込みが行われます。
↓商品としてパッケージされ出荷されていきます。
見学の最後に雪室を見せてくれました。豪雪地帯の魚沼では冬に降り積もった雪を倉庫に貯蔵し2℃~4℃に保たれています。館内のクーラーに利用され10月くらいまでは雪が保存されているようです。中に入るとヒンヤリとした空気でまさに天然の冷蔵庫でした。
ここでしか買えないお土産を購入
工場見学が終わるとやはり糀製品を買いたくなります。
塩糀、醤油糀などの調味料が人気です。
↓左はここでしか買えない糀みつ。越後三山の伏流水と魚沼産コシヒカリでつくる糀甘酒を独自製法で濃縮したもの。自然な甘さで糖質が30%カットされます。ヨーグルトやパンケーキにかけるのがおすすめです。
↓右の魚沼産コシヒカリを使用した糀甘酒は、ここでしか買えません。優しい甘さでの飲みやすく飲む点滴といわれるくらい栄養たっぷりのドリンクです。
日本が誇る糀の食文化も勉強できるのでお子様と一緒にこの夏訪れてみてはいかがでしょうか!工場見学は事前予約が必要となります。
●魚沼醸造
〒946-0035 新潟県魚沼市十日町1791-10
https://www.uonuma-jozo.co.jp/index.html