石垣島北部の平久保に建つ「Seven Colors 石垣島(以下、セブンカラーズ石垣島)」は、客室数わずか7室、プールもバーもありません。
しかし、北部の大自然を独り占めできる環境と、プライベートビーチ3カ所を有するロケーション、海を眺めながらいただく朝食など、ここでしか味わえない特別な時間がありました。さっそくご紹介します。
珍しい石垣島北部のホテル、セブンカラーズ石垣島

飛行機から見た石垣島の一部
沖縄県の八重山諸島に属する石垣島は、沖縄県では沖縄本島、西表島に次ぐ面積を有し、気候は亜熱帯、沖縄本島よりも台湾の方が距離的に近い場所にあります。
島の主な産業は観光ですが、ホテルの多くは南部に集中していて、北部にはごくわずかしか泊まるところはありません。それだけに「セブンカラーズ石垣島」は、不便でもあり、プライベート感たっぷりでもあるのです。
客室数はたったの7室

さて、セブンカラーズ石垣島は2階にツインルーム4室、コンドミニアムルーム1室、1階にファミリールームとトリプルルーム各1室の計7室。2階の全てのお部屋からは海一望、1階のお部屋からも少し海が見えます。

筆者が泊まった2階のツインルーム
白を基調としたお部屋はリゾート感たっぷり。

なにより感激するのはバスルーム!

温泉ではありません
お風呂からも海が見えるのです。明るいうちからサンゴ礁の海を見ながら入る展望ジャグジー、とても贅沢です。

香りのよいロクシタンのシャンプー類やダイソンのドライヤーなど、バスルームのアメニティもぬかりはありません。

またお部屋には思い出を描けるスケッチやバードウォッチングに役立つ双眼鏡なども置いてありました。退屈する暇はありません。
正面のビーチと3つの隠れ家ビーチ

屋上から見えるのが正面のビーチ。広々として、お散歩にもぴったり。この屋上は、夜は星を見るのにもいいんです。周りに他の建物がほとんどないので、まさに降るような星空が堪能できちゃいます。

正面ビーチには絵になるブランコも。思わずこぎながら物思いにふけりたくなります。撮影スポットとしてもおススメ。
そして、このほかに3つも小さな隠れ家ビーチがあります。一番手前の第一ビーチは、干潮時には正面ビーチの海側からもアクセスできます。

第一ビーチ。小さな入り江になっていて映画にでも出てきそうなロケーション。

第二ビーチ。ヤシの木が印象的。

第三ビーチ。ここはちょっと広いです。広くて綺麗なのに誰もいなかったりすると、この景色が全部独り占めできそう。

第三ビーチは岩の間をすりぬけることもできます。本当に隠れ家みたい。
海を見ながらの食事もロマンティック!

筆者は朝食のみで宿泊したのでディナーについては紹介できないのですが、「セブンカラーズ石垣島」は、食の面でもとても評判が良いホテルです。ダイニングもオーシャンビュー。海の青さが目にまぶしい。

朝食をいただくとき、屋外の席でも良いと伺ったので、外のテラス席にしてみました。波の音、朝の潮風、そして鳥の声も聞こえます。

お洒落なプレートに、ピパーチ(石垣島のスパイス)を振ったトロ~リ卵がとろけるエッグベネディクト。島モズクのスープや島野菜のサラダが付け合わせ。朝食のドリンクはマンゴー、グァバ、パイナップル、オレンジのジュースから選べます。おかわりも自由。

食後のドリンクはコーヒー、紅茶、さんぴん茶からセレクトできます。お茶もこのロケーションだと素晴らしいごちそうに。

まさに夢見ていたビーチリゾートでの朝食です。
プロポーズしたくなるホテル「セブンカラーズ石垣島」

これだけロマンティックなホテルですから、それはプロポーズや記念日に泊まるお客さんもさぞや多いことでしょう。
実際、2025年4月時点で既に87組もここでプロポーズされたと聞いてびっくり! 確かに特別な日に泊まりたくなるような記憶に残るホテルです。
「セブンカラーズ石垣島」は2025年で創業8年になりますが、現在の経営に変わったのは2024年9月から。総支配人の江夏さんはビーチと一体化したようなこのホテルの環境は世界でもなかなかないと胸を張ります。

総支配人の江夏凛さん
石垣島北部の大自然の中の小さなホテル「セブンカラーズ石垣島」。思い出に残る特別な時間を過ごしたければ、ぜひお出かけしてみてください。
沖縄県石垣市平久保226-523
電話:0980-84-5107