ドイツ各地で開催されているクリスマスマルクト。一歩足を踏み入れると可愛いクリスマス雑貨の宝庫で、可愛い物が好きな方にとってはある意味危険な場所でもあります。
とはいえせっかく来たのだから、何かドイツらしいクリスマスのお土産を買っていきたいもの。今回は数あるクリスマス雑貨の中からドイツらしさが感じられるものを紹介します。
木のおもちゃ・オーナメント
クリスマスマルクトの主役と言えばクリスマスツリーですが、マルクトにはもうひとつ目を引く存在があります。それがクリスマスピラミッド。
今となっては大体どのクリスマスマルクトでも見かけるようになりましたが、もとはドイツ東部のドレスデンから南へひろがるエルツ地方が発祥です。この地方ではクリスマスツリーの代わりに、このピラミッドが飾られてきました。
上の写真のような大きなピラミッドはさすがに持って帰れませんが、マルクトには家庭で飾る用の様々な形のピラミッドが売られており、値段も500ユーロ越えの物もあれば50ユーロの小さなものなど様々です。
キャンドルを灯すとその上昇気流で上のプロペラがゆっくり回り、その様子を眺めることでほっこりした気分にさせてくれるピラミッド。
中にはキャンドルではなく暖房から上がってくる暖かい風で回るものもあります。こちらは20ユーロほどと値段も手ごろなほか、手のひらサイズなので持ち運びも簡単です。
お香人形やクルミ割人形もエルツ地方が発祥。お香人形は人形の中にお香をセットすると口から煙が出てくるという、なんとも面白い人形です。
木製のオーナメントは値段ももっと手頃。軽いしかさ張らないので、荷物になるかなんて気にしないでどんどん買えてしまいます。
繊細なデザインや、大きな町ではその町のシンボルとなっているお城や教会などがデザインされているオーナメントもありますよ。ツリーに飾る以外に、そのまま壁やドアノブの部分にぶら下げても楽しめます。
ガラスオーナメント
ぬくもりを感じさせる木のおもちゃとは対照的に、その華やかさで存在感を示しているのがガラスで出来たオーナメント。
可愛らしいものから繊細な模様の描かれたものまで、どれも素敵で欲しくなってしまいます。とはいえガラス製ゆえに壊れやすいというのも事実。持ち運びの際は細心の注意が必要です。
キャンドル関連の雑貨
ロマンティックな雰囲気を演出してくれるのがキャンドルに関連した雑貨。絵付けのされているガラスのキャンドルホルダーは、火の付いたキャンドルを入れる事で絵が照らし出されてとても幻想的です。
ちなみにドイツではキャンドルがとても人気。クリスマス以外の時期でも、アロマキャンドルや動物の形をしたキャンドルをお店でよく見かけます。
クリッぺ
ドイツのクリスマスに欠かせないのが、「クリッぺ」というキリストの誕生の様子を現した模型です。クリスマスシーズンになるとクリスマスマルクトや教会の一角にクリッぺが登場するほか、ミニバージョンが各家庭で飾られる事もあります。
もちろんマルクトにもクリッぺに必要なフィギュアが沢山。キリストやマリアはもちろん、様々な動物や雑貨もミニチュア版が売られているのです。自宅でクリッぺを飾り、毎年こうしたフィギュアを少しずつ買い足すという人も多いです。
可愛い雑貨で溢れるクリスマスマルクト。皆さんも数あるおもちゃやオーナメントの中からお気に入りを探してみてください。