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    本場のアドベントカレンダーにはお茶やコスメが入ってる!そのバリエーションをご覧ください
    ドイツ

    アドベントカレンダー

    ヨーロッパの冬の風物詩、アドベントカレンダーをご存じでしょうか?

    10月下旬頃から、ヨーロッパでクリスマスのお菓子やオーナメントとともに売り出されるアドベントカレンダーは、クリスマスまでの日数を指折り数えるためのカレンダー。

    といっても、私たちが思い浮かべる普通のカレンダーではなく、さまざまな趣向を凝らしたとっても楽しいカレンダーなのです。日本でも徐々にその存在が知られつつあり、近い将来、日本でもクリスマス時期の新常識になるかもしれません。

    今回は、そんなアドベントカレンダーのお話です。

    「アドベントカレンダー」ってなに?

    アドベントカレンダー
    そもそも「アドベント」とは、キリスト教西方教会において、イエス・キリストの降臨を待つ期間のこと。日本語では、「待降節」「降臨節」などと呼ばれます。同じヨーロッパでも、ルーマニアやブルガリア等で信仰される東方教会にはアドベントの概念はありません。

    そして、アドベントカレンダーは、アドベント期間中、1日に1つずつ窓(袋)を開けながらクリスマスまでの日数を数えるためのカレンダー。その起源には諸説ありますが、19世紀初頭のドイツでアドベント期間中に毎日チョークでドアに印をつけたことに由来するともいわれています。

    遊び心あふれるアドベントカレンダー

    アドベントカレンダー
    アドベントカレンダーはただ数字が並んだ一般的なカレンダーとは違って、四角い箱や家の形をした箱など、立体的な形をしているのが特徴。なかには袋タイプのものもあります。

    箱にはたいていクリスマスに関する絵柄が描かれて、それぞれの窓に1つずつお菓子などが入っているという、遊び心たっぷりのしかけが隠されているのです。

    本来アドベントの期間は毎年変化しますが、アドベントカレンダーは便宜上12月1日から24日まで、24個の窓がついているものがほとんど。中に何が入っているか、はっきりとはわからないものもあり、日本でいえば新年の福袋のような楽しさもあるのがヨーロッパのアドベントカレンダーなのです。

    定番人気はお菓子のカレンダー

    アドベントカレンダー
    さまざまな種類があるアドベントカレンダーのなかで、最もよく見かけるカレンダーがお菓子のカレンダー。筆者が暮らすドイツでは、ドラッグストアやスーパーなど、日常の場面で簡単に手に入れることができます。

    お菓子は老若男女問わずに楽しめるうえ、1日に1つずつ中身を取り出すというアドベントカレンダーの仕組みにちょうどいいからなのでしょう。

    アドベントカレンダーはもともと、親しい人や子どもたちへのプレゼントによく利用されるだけあって、10ユーロ以内で買えるものが多いお菓子のカレンダーはちょっとした贈り物として大変人気があります。

    チョコレートのカレンダー

    アドベントカレンダー
    ドイツで一番存在感を発揮しているのが、リンツのチョコレートカレンダー。リンスはスイスのチョコレートブランドとして知られていますが、ドイツでもきわめてメジャーな存在で、スーパーに行けば色々な種類のリンツのチョコレートが手に入ります。
    アドベントカレンダー
    リンツのアドベントカレンダーの人気の理由は、大人にも喜ばれる美しいパッケージと上質感。身近な存在でありながらワンランク上を行くイメージのリンツは、贈り物にもぴったりなのです。

    やや子ども向きな印象はありますが、ミルカやリッタースポーツといったドイツを代表する大衆チョコレートブランドのアドベントカレンダーも定番です。

    グミのカレンダー

    アドベントカレンダー
    日本でもよく知られているハリボーグミのアドベントカレンダーも発売されています。ゴールドベアなどのハリボーキャラクターが集合したカラフルなパッケージは見ているだけで心躍りますね。
    アドベントカレンダー
    トナカイやサンタクロース、プレゼントの箱をしたグミなど、この時期だけの限定グミも入っているので、開けてみるのが楽しい!子どもから大人まで、家族みんなで楽しめるアドベントカレンダーです。

    お茶のカレンダー

    アドベントカレンダー
    お菓子以外の手軽なギフトとして、お茶のアドベントカレンダーも人気があります。写真は、日本でもオーガニックコスメ専門店などで見かけるオーストリア発のオーガニックハーブティブランド、ゾネントアのアドベントカレンダー。

    クリスマス時期のハーブティーは身体を温めるスパイスを使ったものが多いだけあって、箱の外からもスパイシーな香りを感じることができるほど。
    アドベントカレンダー
    天使をあしらった箱の中には、24個の個包装のティーバッグが入っていて、それぞれにクリスマスにちなんだイラストが描かれています。

    お茶の種類はハーブやフルーツをベースに、ジンジャーティー、ルイボスティー、チャイなどさまざま。毎日違った種類のブレンドティーを楽しむことができ、お茶好きには喜ばれること間違いなしのカレンダーです。

    コスメのカレンダー

    アドベントカレンダー
    食べ物以外では、コスメのアドベントカレンダーも一般的。南フランス発の人気コスメブランド・ロクシタンは、2016年から日本でもアドベントカレンダーの販売を始めました。

    こちらは2017年版。赤いリボンで閉じられた可愛らしい箱は、まさに大人の女性へのご褒美。このパッケージを見ただけで心ときめく女性は多いことでしょう。
    アドベントカレンダー
    窓の中には、シャワージェルやボディーローション、シャンプー、ハンドクリーム、リップクリームなど、ボディケアを中心としたミニサイズの商品が24個入っています。肌に合う・合わないの心配が少ないボディケアが主体なので、自分へのご褒美はもちろんのこと、プレゼントにも最適ですね。

    びっくりのバリエーションも

    ここでご紹介したもの以外にも、アドベントカレンダーにはさまざまな種類があります。

    子ども向けのおもちゃのカレンダー、ペットのためのエサのカレンダー、ビールのカレンダー、コーヒーやはちみつなどが入った朝食のためのカレンダーなど、ラインナップを見ていると「こんなのもあるんだ!」と思うようなユニークなものが見つかります。

    日本人からするとちょっとびっくりなのですが、アダルトグッズのアドベントカレンダーも発売されていて、「性に対してオープンでカラッとしているヨーロッパらしいなぁ」と感心してしまいます。
    アドベントカレンダー
    さまざまな会社が趣向を凝らして売り出す色とりどりのアドベントカレンダーは、寒く暗いヨーロッパの冬に灯りをともしてくれる存在。

    日本でも少しずつその文化が浸透しつつある今、日本発のオリジナリティあふれるアドベントカレンダーが誕生する日も近いのかもしれません。

    毎日プレゼントをもらっているような気分に

    1日に1つずつ窓を開けて中に入っているものを取り出すとき、そのアドベントカレンダーが自分で買ったものであったとしても、プレゼントをもらったような気分になれます。それは、目に見えない「誰か」、あるいは「何か」からのギフトなのかもしれません。

    お菓子やお茶、コスメといった日常的なものであっても、不思議と特別感をもたらしてくれるアドベントカレンダーは、誰もを童心に返らせるパワーをもっています。アドベントカレンダーの存在によって、1日、また1日と、過ぎゆく日々をより大切に過ごせたら素敵ですね。

    この記事を書いた人

    はるぼぼ

    はるぼぼ旅するライター・ブロガー

    和歌山出身。東京での会社員時代、旅先の長野でドイツ人夫に出会う。5ヵ月間のアジア横断旅行と2年半のドイツ生活を経て、2018年7月日本に帰国。これまでの海外旅行歴は60ヵ国240都市。特に目がないのが、「旧市街」「歴史地区」と名のつく古い街並みを歩くこと。旅のリアルな「ワクワク」をお伝えします。

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