岩手県と秋田県にまたがる日本百名山「八幡平」で、この時期にしか見られない「ドラゴンブルーアイ」という神秘の景色があると聞き、5月27日に行ってきました! 東北土産に買ったスイーツのお話も!
「八幡平山頂パーキング」到着
バスを降りた瞬間「寒~い!」と声が出るほどの気温……6度でした! この時期は10度前後と聞いていましたが、寒い日だったらしいです。私は、半袖・カーディガン・ダウン・帽子・長靴。もう少し防寒具が必要だったかなという感じです。詳細は記事の中で触れていきます。
「山頂登山道」出発
入口早々に熊注意と書かれていました。オコジョやうさぎもいるそうです。
整備された道を進んでいたのも束の間。3分後には雪道をザックザックと歩く事になります。筆者は近くのホテルで長靴をレンタルしました。
東京から重い思いをせずに済みましたが、足が小さく21cmの筆者。1番小さいものでも23cmでブカブカだったので、レンタルする際は事前にサイズ確認を細かくする事をオススメします。また芯から冷えたので、厚手の靴下もあったら良かったなと思いました。
約3~4mの積雪の上を歩くので、高い木の先っちょを間近で見る事が出来るのもこの季節ならではだそうです。このように木の周りは雪がない事が多いので落ちないようにして下さいね。また柔らかい雪にズボーッと足がはまっている方もいたので、人が歩いていそうな道を辿った方が良さそうです。
「ドラゴンブルーアイ」発見?!
15分程歩いたらありました、「鏡沼」。ここがドラゴンブルーアイと呼ばれる、雪解けによって龍の青い目のようと見えると噂の沼です。
イメージと少し違う……そう、この日は厚い雲に覆われブルーに見えなかったのです。ドラゴンアイですね! 視界不良はよくあるそうで、2日前に来た方は見られなかったそうです。
目で見るより写真の方がブルーに見えるかもしれないと聞き、携帯の写真を見るとたしかにブルーがかって見えました。また、見る角度によっても微妙に色が異なりました。
水が綺麗で、底が薄らと見える感じが眼球っぽさをより醸し出していて、写真より生で見た方が美しいです! これがこの時期にしか見られない貴重な景色!
ちなみに、霧・風・快晴等がドラゴンブルーアイの条件っぽいですね。筆者はツアーでの参加だったのですぐに移動でしたが、山の天気は変わりやすいので、待ったらシャッターチャンスがあるのかも?と思いました。
オススメ時期については、某新聞では筆者が訪れた5月27日頃だと予想されていましたが、当日ガイドさんに聞くと、「10日後位かな?」とのこと。また、「6月中旬までの日によって」という意見も聞きました。様々な意見があるのは、どの溶け具合が龍の目に見えるかは、人それぞれ感じ方が違うからかもしれません。
また、年によっては丸でなく三日月になる時もあるらしいです。自然が織りなす景色ですね。
ドラゴンブルーアイが見られるに越したことはありませんが、そうでなくてもなかなか風情があるので、その時その時で景色を楽しめるのでは?と、筆者は思います。
鏡沼のすぐ先にあったのは「メガネ沼」
こちらは緑色でした。こんな至近距離で色が違うんですねー。見方によってはハートにも見えました!
無事に1,613m「山頂」到着
スタートから35分程でした。小高いデッキもあります。
別ルートで「八幡平山頂パーキング」へ
実はスタートの駐車場で、あまりの寒さに耐えられるか?という不安に陥っていました。結果的には、山頂まではほぼ歩き続けているし登りもあるので、寒さを感じる事はほぼなかったです。
しかし、帰り道は少し寒かったです。風の関係でしょうか? 特に顔と手が冷たかったです。カメラを持っている手がかじかんだので手袋持参をオススメします!
寒がりの筆者としては、もう1枚パーカーか何かがあればと思いましたが、その日の気温によりますし、半袖の方もいましたよ(笑)。また、雪道に慣れている筆者にとってはそこまできつくない道のりでしたが、ストックを使っている方もいました。
「八幡平山頂レストハウス」到着
スタートから80分程でパーキングに帰って来ました。レストハウスがあり、店内のストーブにホッとしました。
そして自動販売機のホットドリンクに救われました! ドラゴンブルーアイパッケージのスイーツはなかったけれど、秋田土産・岩手土産共にありましたし、種類も豊富でした。また、トイレもあります。
筆者はツアーに参加しましたが、バス停があったので個人でも行けるようです。自家用車も数台停まっていました。
岩手県八幡平市
おまけ・岩手山サービスエリアや盛岡駅で購入したスイーツ達
スイーツオタクとして?お土産にも触れておきます。
南部せんべいの進化版?「割りしみ チョコせんべい」
南部せんべいにホワイトチョコが軽くしみ込んだものでした。
ぎっしり入ったゴマの香ばしさと、準チョコレートの甘みが、口の中で交差していきます。素朴なイメージの南部せんべいをモダンに感じました。
「生南部サブレ」
南部せんべいの生バージョン?!?!だと勝手に勘違いし買いましたがサブレでした(笑)。
しっとりした生地に、チョコレートが入っていました。
「チョコ南部」
南部せんべいや南部せんべいのパウダーの他、ピーナッツも入っているクランチでした。これ専用の南部せんべいが使われているそうです。
南部せんべいの味はそこまでしませんが、パフやフイヤンティーヌとは一味異なる食感を楽しめました。
「南部せんべいっぽくな~い」とワクワクし、見つける度にちょこちょこと買っていたら同じ会社(巖手屋)のものでした(笑)。ばら売りも発見したので、色々試すのもありでしたね。
盛岡駅の駅ビルでお土産屋さんが連なる所を歩いていたら、三鷹の人気ケーキ屋さん「マ・プリエール」のオーナーシェフ猿舘英明さんが味の監修をするお店を発見!「C.C.C.」というショコラ愛好家のクラブで5タブレットを獲得した事もある程のお方です!
覗いてみると、巖手屋が手掛ける「チョコ南部PREMIUM」というお店でした。チョコ好きな方は岩手土産に良いかもしれませんねー!! シュコラティエの腕と郷土菓子の魅力、凄いコラボー!! 他の会社の南部せんべいも沢山見つけたので、食べ比べも楽しそうです。
「ソフトりんご(ふじ)」
せっかくなのでりんご系もおさえたいな~と思っていたら、青森のりんごの芯を抜きそのままフリーズドライにした商品を発見。
サクッと噛むとほんのり塩気が感じられ、舌の上でフワ~っと柔らかくなる甘いりんご、不思議な感じです。軽いので持ち帰りに最適です。
盛岡在住のお友達から教えてもらった「奥州ポテト」
鳴門金時で作られたスイートポテトでした。生地に生クリームが使われていて柔らかいです。中はカスタードクリーム。
冷やしてみたらモッチリ食感に変身しました。また、今回は行けませんでしたが「松ぼっくり」というアイス屋さん地元民に人気だと教えてくれました。
色々見て食べて遊んだ東北旅でした!