ソウルを遊び倒せる「ディスカバーソウルパス」で実際に遊び倒してみた!
韓国

ソウルをお得に遊び倒すなら「ディスカバーソウルパス」で! 今回はそのパスについて詳しくご紹介したいと思います。

ディスカバーソウルパス


ソウル観光公社公式サイトより

ディスカバーソウルパスとは、ソウル市観光局が企画販売しているパスです。24時間券(39,900ウォン)と48時間券(55,000ウォン)の2種類があります。提携している21の施設が入場無料に、13のコンテンツが割引利用できるんです。

また、もともと無料で楽しめるコンテンツについての案内もついているので、まさに、ソウルを遊び倒すためのパスと言っても過言ではありません。(デザインは変更になる場合があります)

1.無料入場で楽しめる21の施設

このパスを提示すると無料で入れる21の施設はこちら。

・景福宮(キョンボックン)
・昌徳宮(チャンドックン)
・徳寿宮(トクスグン)
・昌慶宮(チャンギョングン)
・宗廟(チョンミョ)
・Nソウルタワー
・トリックアイ美術館 & アイスミュージアム
・博物館は生きている (Alive Museum)
・フィギュアミュージアムW
・グレベン(Grévin)ミュージアム
・サムスン美術館Leeum
・MBC WORLD
・Museum Kimchikan
・国立現代美術館ソウル館
・ソデムン(西大門)刑務所歴史館
・ハンボクナム(韓服男)
・テジウムソウル
・シモンヌ・ハンドバッグ博物館
・コリアナ化粧博物館
・ソウルシティツアーバス(DDP)
・SMTOWN@coexartium(Theatre)

朝鮮時代の王宮や廟、ソウルタワーなどの王道から、各種面白ミュージアム、韓流コンテンツまで、あれもこれも無料になります。

一例として「サムスン美術館Leeum」は普通に訪れたら、入館料は1万ウォン。SMTOWNのシアターは演目ごとにチケット代が異なりますが、平均して2万ウォン前後。日本語で予約ができる会社を通して予約すると3万ウォンを超えることも。それらが、すべて無料で予約なしで楽しめるんです。

2.割引料金で楽しめる13のコンテンツ

通常料金より割引で利用できる13コンテンツはこちら。

・国立国楽院 30%割引
・ミュージカル Fanta-Stick(30%割引)
・金箔宴 -伝統金箔工芸工房(30%割引)
・ハローキティアイランド Nソウルタワー(30%割引)
・JUMP(20%割引)
・ペインターズ HERO(20%割引)
・CHEF-BIBAPの新しい名前(20%割引)
・ARTEE ライダースクラブ(15%割引)
・シティツアーバス(光化門)(10%割引)
・SAFEX(10%割引)
・Poopoo Land(1,000ウォン割引)
・ダイナミックメイズ(3,000ウォン割引)
・ドゥータ免税店(US$1以上の買い物で、旅行用化粧品プレゼント / US$100~US$500の買い物で、1万~5万ウォンの割引券プレゼント)

伝統芸能や公演から、市内観光、お買い物、荷物の搬送までお得にできてしまうんです。

3.無料開放の施設一覧

そのほかに、もともと無料で開放している施設も充実しているソウル。その一覧もあります。

・国立中央博物館
・国立ハングル博物館
・国立民俗博物館
・国立古宮博物館
・ソウル歴史博物館
・慶熙宮(キョンヒグン)
・ソウル市立美術館
・戦争記念館
・国立国楽博物館
・大韓民国歴史博物館

これだけあれば、時間が余ってしまうことはありません。では、このディスカバーソウルパスを最大限に使って遊び倒す方法をご提案しましょう。

空港ついたらまず購入

旅行前にサイトで予約することをお勧めします。が、うっかり忘れても、そこは韓国。意外と融通が利いてしまったりします。

インチョン空港に到着したら、コンビニエンスストア・CU、または、ハナ銀行を探しましょう。2017年12月現在、インチョン空港到着フロアにあるハナ銀行4店舗、CU3店舗で販売しています。(ディスカバーソウルパス公式サイトより)

実は、このタイミングでの購入をお勧めする理由があるんです。それが、ディスカバーソウルパス、カードそのものが交通カード(Tマネーカード)になっているということ。

通常、ソウルの地下鉄に乗るとき初乗り価格は1,300ウォンです。旅行者などチャージ式のカードを持っていない人の場合は、1回用のカードを購入しますが、そちらの保証金が500ウォン。つまり、地下鉄に乗るたびに1,800ウォン以上で切符を1回ごとに購入することになります。

しかし、チャージ式のカードを持っていれば初乗り運賃が50ウォン引きの1,250ウォンになるうえ、1回ごとにカード回収機に立ち寄る必要もなくなります。また、バスやタクシーの決済も1枚のカードで済んでしまいますし、コンビニでの買い物の支払いにも使えます。

そのため、短期の旅行であってもTマネーカードを購入する方が多くいます。が、カードをそのまま購入すると2,000~8,000ウォンほど代金がかかってしまいます(デザインなどにより異なります)。

その点、このディスカバーソウルパスだと、これ自体が交通カードになっているので別に購入する必要もありません。それに個人的な感想ですが、駅の改札前で売られているカードよりこちらのほうがかわいいです。

ということで、インチョン空港に着いたら、まず購入しましょう。そして、近くのコンビニか改札前の券売機でチャージします。コンビニだったら「●●ウォン チュンジョン ヘジュセヨ」といえば通じますし、券売機なら日本語表記があります。

また、便利なことに「ディスカバーソウルパス24時間券」といってもTマネーカードの使用期限はありません。なので、ツアー等で送迎がついているものでなければ、空港からホテルまで行く足もこのカードを活用してしまってください。

スケジュールがタイトな人は、ここで、SAFEXを利用。空港からホテルまで荷物を送ってもらってください。そう。10%割引で。

夜到着の2泊3日旅行で最大限に活用する

格安ツアーで多いのが、初日夕方から夜の早い時間の到着。そして、最終日である3日目は午前の出発。そんなツアーでも十分に使えます。その方法をご提案します。

着いたらソウルタワーを目指せ

初日。空港に到着して、お金を換えたり、移動したり。ソウルのホテルについたらあたりはもう暗くなっている。あ~あ、1日が終わっちゃう。夕飯食べて、軽く宿の周りを散策かな……。いいえ。初日、よほど天気が悪くなかったらぜひNソウルタワーを目指してください。

ソウルタワーは23時くらいまで開いているので、夕食後も十分に楽しめます。ソウルについたら、おいしいものを食べて、ソウルタワーを目指しましょう。

しっかり夕食を楽しんでから、早くても20時半以降に行くことをお勧めします。ソウルタワーまでのアクセスは別記事をご参照ください。

展望台に上がる前に


せっかく来たのだから、タワーは十分に楽しみましょう。タワーのビルの中にはディスカバーソウルパスで30%割引入場ができるハローキティーアイランドがあります。韓国化したキティちゃんに癒されてください。

このキティちゃん&ソウルタワーのチケット購入がディスカバーソウルパス24時間の購入期限のスタートになります。この購入時間から24時間以内に入場した施設が上記の割引や無料入場の対象となります。

ソウルの夜景。十分楽しまれたでしょうか。帰りもソウルパスをTマネーカード機能を使って循環バスでホテルへ。お疲れさまでした。(体力のある方は明け方5時まで営業しているドゥータ免税店でのお買い物を楽しまれるとさらにお得です)

朝イチは宮殿へ

2日目の朝です。比較的早くからやっているのが王宮たち。たいてい9時には開いています。もっと早起きな方はぜひ在来市場を冷やかしてください。在来市場は入場無料です。

4つの王宮、1つの廟がディスカバーソウルパスで入場が無料になります。好みに合わせて選んでください。

西洋式と韓国式が調和した徳寿宮。いつでも観光客が多い、ソウルの顔・景福宮。世界遺産、通訳ガイド付きの昌徳宮。

そして、博物館や美術館の数々へ。王宮エリアは旧市街の中心部ですが、このあたりはミュージアムの多いところでもあります。歩いていける距離に、パスの無料や割引対象になっているミュージアムもたくさん。

例えば、景福宮を見た後、隣の民俗博物館、そして、景福宮の敷地の通りを挟んだ向かいの国立現代美術館ソウル館へ。夏や冬の外歩きが厳しい季節にも快適に楽しむことのできるおすすめコースです。

国立現代美術館ソウル館があるのは仁寺洞・北村エリア。ここには、キムチ博物館(Museum Kimchikan)や韓服体験館(ハンボクナム(韓服男))、立体美術館(博物館は生きている(Alive Museum))があります。

「キムチ博物館(Museum Kimchikan)」は事前に予約をしておけば、キムチ造り体験もできるそうです。

予約なしでフラッと行っても、今まで見たことのないほど多様なキムチを試食できます。

韓服体験の「ハンボクナム(韓服男)」で無料対象になるのは、施設内での試着と撮影。でも、映画やドラマのセットのようなセットがたくさんあるので、楽しめること請け合いです。

ドラマのワンシーンのような写真も……。

「博物館は生きている(Alive Museum)」は飛び出す体験型のミュージアム。名画のワンシーンに自分が入り込むことができるんです。上の写真は「ベンハー」。

そんなこんな指定たらあっという間にランチタイム。ここは仁寺洞。おいしい韓国定食などがたくさんあるので、ランチを楽しみましょう。

午後から夜は公演三昧

午後からはどちらへ行きましょうか。サムスン一族の美術コレクションを展示する「サムスン美術館Leeum」もいいし、韓流をはじめとする韓国の放送コンテンツを楽しむテーマパーク「MBC WORLD」もいいでしょう。

「サムスン美術館Leeum」 は広い敷地にゆったりと配置された美術品はもちろん、建物そのものが素敵。南山の斜面に位置する超高級住宅街の中にあるせいか、リッチな気分に浸れます。国立の博物館と違って、入場料が設定されているせいか、子供たちが騒いでいたりせず、静かに上質の美術品を鑑賞できます。

そして、興味があるならお勧めしたいのが何といっても「SMTOWN@coexartium(Theatre)」。この日初めて漢江を渡って南側の新市街エリアに向かいます。勿論移動はTマネーカードで。

韓国の大手芸能事務所SMエンターテイメントのアーティストたちが公演で身に着けていた衣装、ヘアメイクの体験、グッズの販売、見に行けなかったあの時の公演の再現(シアター)が楽しめます。

SM所属のアイドルの中に推しがいる人はもちろん、そうじゃない人も一度訪れてみるべきです。

もちろん、写真コーナーもあります。

この日楽しんだのはこちらの公演。

毎日、昼と夜におこなわれますので、演目を見て決めてもいいし、時間帯で無理のないものを楽しんでもいいかと思います。また、退場は自由なので、スケジュール的に最後まで見られなかったとしても大丈夫だそうです。

公演が終わると、17時または18時。そろそろ夕飯時。漢江を再度わたって旧市街で食べるもよし、江南エリアのおしゃれレストランに行くもよし。ただ。夜まで遊ぶ気なら、この日の夕飯は早め、軽めをお勧めします。

なぜなら……

夜は本格的な公演を鑑賞するため!

平日のほぼ毎日20時から、各種公演があります。ディスカバーソウルパスで割引になる公演としては「国立国楽院(による公演)」「ペインターズ HERO」「JUMP」「ミュージカル Fanta-Stick」「CHEF-BIBAPの新しい名前」。

国学院の公演は伝統楽器による韓国の国楽。それ以外の4種類はノンバーバルミュージカルといってセリフのないミュージカルなので言葉がわからなくても十分に楽しめます。セリフのないミュージカルといっても芸術性が高くておすすめ。

例えば「ペインターズ HERO」は演者が画家です。歌ったり踊ったりしながら次々と絵を描いていくのです。「JUMP」はテコンドーなどの韓国武術をベースにした作品。

「Fanta-Stick」はカヤグムなどの伝統弦楽器とサムルノリにつかう伝統打楽器の組み合わせにパンソリという韓国の声楽を交えた作品。「CHEF-BIBAPの新しい名前」は韓国料理をテーマにしています。

ノンバーバルミュージカルはどの作品も比較的観客巻き込み型なので、手拍子したり笑ったり、場合によってはステージで何かを演じたり……。一緒になって楽しみましょう。

公演は20時から。ディスカバーソウルパス最後のチケット購入はソウルタワーでの購入・引き換えから24時間以内。前日のソウルタワーに20時以降にチェックインしてあれば、ここまでが割引の対象になるんです。

入場さえしてしまえば、終了する22時くらいまでは時間を気にせず楽しむことができます。

24時間が終わったら

公演も楽しんだら、タクシーが地下鉄でホテルへ。支払いはもちろんディスカバーソウルパスのTマネーカード機能で。お土産などのお買い物は、最終日のチェックアウト後、地下鉄でソウル駅まで行ってロッテマートで。時間を効率的に使えます。

ディスカバーソウルパス
公式HPはこちら

知る人ぞ知る「お得」なカード

実はこのパス。ソウル市観光局の人から、新しくできたパスを試しに使ってみてほしいと頼まれて、その存在を知りました。在住者としては、「お得」という言葉にも半信半疑でとりあえず1日遊んでみるか、という気持ちで使ってみたのですが、思った以上に使える1枚でした。
 
カードのデザインもかわいいし、使いでもあるし。でも、旅行で来る友人たちに聞いても知らない人ばかり。観光局の人に聞いてみても、「もっとみんなに知ってもらいたいのだけど知名度はまだまだ」だそう。

今はオリンピックバージョンのデザインのカードが出ているみたいです。オリンピックに合わせて韓国に来られる方も、いかがでしょうか。
知る人ぞ知る「お得」なカード

この記事を書いた人

エナ

エナライター / エナツアー主催

横浜出身のソウルっ子。2000年から2002年、ワーホリ滞在。その後横浜での10年間を経て2011年、再度渡韓。本業は日本語教師。ソウルの町歩きが大好きなネイリスト。ソウルの博物館、市場が主な生息地。普通の町を普通じゃなく感じさせるエナツアーなるものを企画していました。最近は日本家屋の残る町にはまり気味。

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