暑すぎる夏、寒い冬、乗り換えの時間待ちなど名古屋駅前でさくっと楽しめるコスパ抜群の博物館を2カ所ご紹介します。
体験型博物館! 子どもと一緒に「科学館」
名古屋駅から徒歩約10分。白川公園の中に位置する「名古屋市科学館」。休日には長蛇の列ができるここは、子どもたちが楽しみながら学べる体験型の博物館です。
独特な形の科学館はその建物そのものが目印になります。入場料が「展示室のみ」と「展示室とプラネタリウム」、「特別展」に分かれているので、メンバーや空き時間の状況によって使い分けられますよね。
中には、名古屋中心部の模型が一望できる展示や、竜巻の発生を見られるコーナー、北極を体験できるアイスルームなど自然、物理、科学のあらゆるものを触ったり、見たりしながら遊べる展示が盛りだくさん。
常設展だけでも、隅々まで見たら半日以上はかかってしまう量です。子どもたちと一緒に行って体験コーナーを体験して回ったら1日遊べるお得なスポットです。
そして、こちらはプラネタリウムも併設。最近はなかなかみつからないプラネタリウムですが、最初からここ狙いで癒しの時間にすることもできます。
そして、ちょっとした裏技をご紹介します。「科学館」と同じ白川公園にある「名古屋市美術館」。こちらは「科学館」とは違い、比較的こじんまりしていて、子どもたちも少なく静かです。
こちらの美術館と科学館のセットチケットがあります。どちらも常設展のみになりますが、セットで500円。なので、先に美術館に行って地元の芸術家を中心とした展示を鑑賞し、そのあと科学館にいけば、チケット事前購入ラインでチケット購入の列に並ばずに入ることができるんです。
1カ所でじっくり見たいなら「刀剣博物館」
さて、もう少しオトナな雰囲気で、移動せずにずっと室内に滞在したい方には、白川公園のすぐ横にある「名古屋刀剣博物館、名古屋刀剣ワールド」がおすすめ。こちらは東建コーポレーションという会社が設立した刀剣ワールド財団という財団によって運営されている私立の博物館です。栄のランドマーク「栄タワー」の1-3階と隣にある北館の1-7階を利用した大型の博物館です。
刀剣だけでも500振。その中には国宝や重要文化財に指定されているものもあります。
さらに、甲冑や火縄銃などの武具、屏風や掛け軸、さらには浮世絵まで一度に見られるんです。
そして、こちらでは、実際に刀剣や火縄銃を持ってみることもできます。
特別展も企画されていて、この時の展示は「平安時代の名刀と皇室ゆかりの刀」展。
時代ごとに刀剣の特徴がどのように変化していったのかが圧倒的な数の展示品によって視覚的に理解できます。
これだけ見ごたえある展示を1200円で楽しめる。2つの建物をつないで展示室を作っているのでちょっと迷路っぽさはありますが、それを含めて、十分コスパのいい時間の過ごし方ではないでしょうか。
春秋の天気のいい季節は白川公園を散策しながら、夏冬の外歩きがしんどい季節は室内展示を中心に、名古屋滞在を十二分に活用することができそうです。
●名古屋市科学館
愛知県名古屋市中区栄二丁目17番1号 芸術と科学の杜・白川公園内
開館時間:9:30-17:00
休館日:毎週月曜日、毎月第3金曜日、年末年始
●名古屋市美術館
名古屋市中区栄二丁目17番25号 芸術と科学の杜・白川公園内
開館時間:9:30-17:00
休館日:毎週月曜日、年末年始、展示替期間
●名古屋刀剣博物館・刀剣ワールド
愛知県名古屋市中区栄3丁目35番43号
開館時間:10:00-17:00
休館日:毎週月曜日