あんまりお金がなくてもベトナム・ダナンのビーチリゾートならかなり満喫できる!
ベトナム

ダナン

ダナンは今、夏真っ盛り。どこまでも続く白浜のダナンのビーチも、今が一番きれいで楽しいシーズンです。ダナンへお出かけの日本人観光客もたくさんいらっしゃるようですが、お目当てはやはり海辺のリゾートでしょうか?

ラグジュリーな空間で日ごろの疲れを癒し、時には異国情緒あふれるホイアンを訪れてその風情を楽しむ……素敵なバケーションですね。

でも、ダナンの海は決してリゾート客だけのものではありません。少ない旅行資金で、毎日バインミー(ベトナムのバゲットサンドイッチ)を食事にして、節約を心掛けるバックパッカーであっても、ダナンビーチを楽しむことができます。

今回は、そんな旅行者のために、低予算でもダナンの海を満喫できるプランを考えてみました。

ダナンの3つのビーチ


ダナンのビーチは北側の「ミーケー・ビーチ」とその南側には高級リゾートホテルが林立する「ノン・ヌオック」ビーチが有名です。更にホイアン方面に進むと「クアダイ・ビーチ」があります。欧米人観光客は比較的このクアダイ・ビーチに滞在して、ホイアン拠点に中部を回ることが多いようです。

この3つのビーチの中で空港からアクセスも良く、気軽に海水浴が楽しめるのが、ミーケー・ビーチです。ミーケー・ビーチでのモデルプランを考えてみました。

ミーケー・ビーチ

①リーズナブルな宿を取る


ダナンの海を思い切り楽しむには、まず海の近くに宿を取るのが一番。ミーケー・ビーチまでは空港からタクシーを使って約15分、100,000~150,000ドン(約500~700円)ほど。周辺のホテルは、1泊2,000円程度とリーズナブルなホテルから高級ホテルまで選択肢も様々。

そんな好アクセス&好コスパのホテルの中で、筆者ユルワのおススメは、ビーチ沿いの大通りから1本小道に入ったところにある「Lan Nhi(ラン・ニー) Hotel」。オープンしてまだ間もないようで、室内もシンプルで清潔感にあふれていました。もちろんエアコン&ホットシャワー完備です。

近くに飲食店がたくさんあるので気軽にローカルフードが楽しめますし、コンビニもあるので便利。しいて言えば、ホテルがある通りは現在ホテルの建設ラッシュのため、日中工事の騒音が激しいです。部屋で寛ぐ際には、耳栓があっても気になる方もいるかもしれません。

Lan Nhi(ラン・ニー) Hotel
66 Hà Bổng, Phước Mỹ, Sơn Trà, Đà Nẵng
公式HPはこちら

②早朝のビーチでお散歩


ビーチ沿いで寝起きするなら、ぜひ早起きして早朝のビーチへお散歩に出てみてください。

タイミングが合えば、水平線に浮かび行く日の出を拝むことができます。そして、早朝とは思えないような賑わいぶりに驚いてしまうかも。朝の涼しいうちにひと泳ぎしてから出勤するのがダナン流なのです。

ユルワが住んでいたのはダナンの中心部で、ビーチまで歩くと3、40分かかります。週末は運動もかねて、早起きして海辺までウォーキングをしたものですが、さすが朝活が日本以上に盛んなベトナム。朝の6時にはすでに芋を洗うほどの人出でにぎわっています。

泳ぐ人、靴を脱いで足を海水につけて歩く人、ジョギングする人、死んだクラゲを素手で捕まえてご満悦の人、ブーメランやエクササイズをしてシェイプアップに励む人……

みんな思い思いにビーチでの朝時間を楽しんでいるのが、ほほえましいです。個人的には「ベトナム人は人生楽しむのがうまいなあ」と思ったりします。

そして知る人ぞ知るダナンビーチ名物が、ウェディング写真撮影会です。ベトナムの若者の間では、カップルが着飾って海などフォトジェニックなスポットで写真を撮るのが大流行中。

カメラマンが餌をまいて鳩を集める演出に苦戦している姿や、数組のカップルがニアミスしそうになりながら撮影を進める姿などを見られるのが、朝のミーケー・ビーチの面白さでもあります。

ダナンっ子は気さくなので、もしかしたら話しかけられちゃうかもしれませんが、ささやかな日越交流も楽しんじゃってください。

③リゾート気分を高める


早朝のビーチでの散歩を終え、近くの食堂で朝ごはんを済ませたら、日も昇り、白浜と青い海のコントラストが美しい時間になります。これぞ、ダナンビーチの本来の姿。この時間になるとビーチは外国人観光客のもの。

水着に着替えて、いよいよお待ちかねの海水浴といきましょう。全くお金をかけたくなければ、手持ちの貴重品は最小限にして、防水ポーチに入れてそのまま泳ぐといいでしょう。

ただ、やはり、せっかくのビーチなのですから、デッキチェアに座って飲み物片手にくつろぎたいですよね?

ビーチの至る所に格安で茅葺のパラソル付きのデッキチェアを貸してくれるところがあるので、気に入った景色の場所に座ってみましょう。飲み物もオーダーしたら、あとはお好きなように過ごすだけ。

ちなみにレンタル&オーダーメニューリストがこちら。各地の看板を確認したところ、ミーケービーチではどこも同じ値段のようです(2017年3月時点)。

デッキチェアー:40,000ドン(約200円)
ペットボトルドリンク:12,000ドン(約60円)
ビール:20,000(約100円)
ココナッツジュース:30,000ドン(約150円)

500円ほどあればチェアーと飲み物数杯楽しめるので、これはかなりお得です! サングラスをして読書や昼寝(盗難にはご注意!)をしてもよし、写真撮影に没頭しても良し。ミーケービーチの海は遠浅なので泳げない人でも気軽に楽しむことができるのがいいところ。

*但し、時期や天候によっては荒波となり危険な場合もあるので、確認はお忘れなく。

④地元民に交じって新鮮なシーフードをいただく


海で泳いだら、お腹が空いてきますよね。ちなみにダナンでは11時頃からランチタイムに入ります。海に来ているのだから、もちろん新鮮なシーフードが食べたくなるものです。

ビーチ沿いには高級シーフードレストランが軒を連ねていますが、今回はあくまで低予算がテーマなのでここはスルー。

目線をくるりと回して、ビーチを背にして立って、ベトナム語で「海鮮」を意味する「Hải sản(ハイ・サン)」の文字を探してみましょう。そこにはローカルの人たちが集って山盛りのシーフードを楽しむ姿があるはずです。

今回は比較的きれいで、且つ決して敷居の高くないシーフードレストランを見つけたので、そちらに入店してみました。ダナン在住の日本人御用達の「Nhà Hàng Bé Anh(ベー・アイン)です。」

メニューに英語表記もあるので、メニューから選んでもいいのですが、ここはひとつ冒険で、ダナン流のオーダーに挑戦してみましょう。

ダナン流シーフードのオーダー方とは?

1.たらいや水槽の中の魚介類の中から食べたいものを選ぶ

1キロ当たりの値段が壁などに表示されているので、確認しながら選べます。

【魚介類名ベトナム語】
魚:cá(カー)
エビ:tôm(トム)
カニ:cua(クアー)
イカ:mực(ムック)
貝:ốc(オック)

2.店員さんに、魚介類を指さして「数量」と「料理法」を伝える


料理法を伝えるのはハードルが高いので、事前にネットでキャプションしたシーフードメニューの画像を見せるのがスムーズ。どれだけ食べるかにもよりますが、1人400,000ドン(約2,000円)もあれば十分満腹になれます。

Nhà Hàng Bé Anh(ベー・アイン)
Lô B14-15, Ngã ba Hồ Nghinh – Nguyễn Cao Luyện, Quận Sơn Trà, Đà Nẵng

⑤ルーフトップバー&カフェでちょっぴり贅沢気分を味わう


ダナン名物の新鮮な魚介類をいただいたら、ホテルに帰ってお昼寝もいいですが、海が見える絶景カフェで午後のひと時を過ごすというのはいかがでしょう。

気軽に入れるお洒落なカフェもたくさんありますが、この際少し割高でもちょっとだけ贅沢気分を味わってみませんか? 多少割高とは言っても、日本よりは格安なのでご安心を。

気軽にダナンの絶景が楽しめるおしゃれなスポットとして、ビーチ沿いの四つ星ホテル「A La Carte(アラカルテ)Danang Beach」ホテルのルーフトップバー&カフェは最高です。こちらは以前もご紹介したホテルなので、ご参考までに。

最上階には宿泊客用のインフィニティプールがあり、その後ろ側がだれでも利用できるバー&カフェになっています。晴れた日には青く染まる空と海が一面に広がります。

A La Carte Danang Beach
Corner of Vo Nguyen Giap Street & Duong Dinh Nghe Street, Sơn Trà, Đà Nẵng
公式HPはこちら

⑥夜も楽しむ


日も暮れるとビーチ沿いはどこからか大音量で音楽が流れてきたり、ネオンの光で瞬きます。日中十分楽しんだなら、翌日に備えてここはゆっくり休むのが一番ですが、もちろんシーフードを再び味わうのもアリですね。

または「遊び足りない」と感じるようであれば、ホテルのルーフトップバーや、ビーチ沿いに南下したところにある、外国人経営のお店が多い「An Thượng(アン・トゥオン)エリア」へ足を延ばしてみるのもいいでしょう。

まとめ


あまりお金をかけなくても、丸1日ぐったりするくらい遊べるのがダナンビーチの素晴らしさです。思い切り楽しんで、リフレッシュしてくださいね。

この記事を書いた人

ユルワ

ユルワベトナム/ダナン専門家

「女一人でどこへでも乗り込む」アラフォーのトラベルライター。主にベトナムの中で大人気のダナンを掘り下げて情報発信しております。 幼少のころから東京都内を転々とし、更に家族と札幌へ移住。そんな生い立ちからついたノマド癖。 モノはないけど海が超絶きれいな太平洋上の島国と激安激ウマのベトナム・ダナンで通算3年間に及ぶ海外暮らし経験有。次はどこで暮らそうかなと思案中です。

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