ビールに浸かりながら無限にビールが呑める、チェコのビール風呂に行ってみた
チェコ

この世には「浴びる程呑む」という素晴らしい慣用句がありますが、ビール個人消費量世界一の座を常に争っているチェコは、この言葉を体現する事に余念がありません。

ビール桶でビール風呂に浸かりながら無限にビールを呑み続ける、酒好きなら一度は行きたい天国「ビアスパ」をご紹介致します。

呑むぞと心を決めたらまず予約


チェコ市内にはいくつかビール風呂の施設がありますが、予算はほぼ同じ。浴びたいビールの銘柄と場所で決めて問題ないかと思います。

何をおいてもまずは予約を! ビール風呂は一部屋貸切になりますので、事前予約が必須です。どこも大人気のようですから、呑むぞと心を決めたらすぐに予約しましょう。

予約はネット上で簡単に行う事ができます。

待ちながら呑むぞ


タオルやアニメティ、サンダルなど、必要な物はほとんど揃っています。事前準備は必要なし。予約の時間になりましたら、さっそくビアスパに参りましょう。

なんと待合室にビアサーバーがあります。既に飲み放題です。

ビールシャンプーや石鹸、ビールバスソルトなど、お土産に喜ばれそうなオリジナル商品も並んでいます。呑みつつ待ちましょう。

浸かりながら呑むぞ


ビアスパにはいくつか個室があり、それぞれ貸切になっています。

個室にはビール桶(風呂)、藁のベッド、トイレとシャワーが備わっており、サウナが付いているお部屋もあります。HP上のお写真ではみな水着を着ていますが、なにしろ貸切ですので全裸でOK!

お部屋に入ると、係の人が早速お風呂の準備をしてくれます。ホップを始めとする諸々の体に良い材料をお湯に入れると、ビール風呂の完成。

浸かりつつ、桶の隣に備わっているサーバーからどんどんビールを呑みましょう。白ビールも黒ビールもあります。熱いお湯と冷えた生ビールの相性は最高です!

横になりながら呑むぞ


ビール風呂でゆったり温まった後は、藁のベッドで休憩する事が推奨されています。こちらの藁は麦ですので、ある意味ビールのベッドみたいなものですね。

シーツを敷いてから横になると、ふわふわの感触と共に自然な良い香りが漂います。快適。

サービスのビールブレッドを食べながら引き続き呑みましょう。ビールブレッドは黒糖のような自然な甘みのあるパンで、ビールジャムを塗りつつ食べます。

チーズやハムなど、おつまみも注文できますよ。

気になる効果は……?


ところで、気になる効果の程は……お肌、すべすべになります。パックをしたようなもっちり感。効くんです、ビール風呂。

ビール風呂はアル中の夢ではなく、中世ボヘミアから続く伝統的な健康医療なのです。そもそもビールを呑むのも体に良いとされていましたからね、中世では。

ちなみにビールランドで提供されているビールは「Krusovice」。白ビール(ピルスナー)は仄かに柑橘系の香りがするさっぱりしたお味。黒ビールは濃厚な麦の味わいながら喉越しが良く、何倍でも呑めてしまいます。

いかがでしたか? 段々ビールが呑みたくなって来ましたね?

気になるお値段は、2人で1部屋、1バスタブ1時間貸切で100ユーロ(2,300チェココルナ)。2人で1部屋2バスタブなら126ユーロ(2,900チェココルナ)です。

チェコの物価からすると割高ですが、ビールに浸かるなんて経験は他では味わえませんからね。

肌に良く、健康に良く、美味しくて疲れも取れるビール風呂、是非お試し下さい!

ビアスパ
Žitná 658/9, 110 00 Nové Město, チェコ
公式HPはこちら

もはや呑む以外に為すすべはない

近年の平均気温の上昇により、30度を越す夏日も少なくなくなって来た東欧諸国(とドイツ)。

しかしこれらの国には、依然としてクーラーがありません。ホテルにも無く、店にも無く、個人宅にも無く、かろうじて車だけがクーラー機能を備えているのみ。

と言う訳で真夏日、暑さを耐え忍ぶには、アイスを食べるか、ビールを呑むか以外に選択肢は無いのです。

この記事を書いた人

華酉

華酉ライター/中世マニア

北海道生まれドイツ暮らし。大学では歯学と宗教学を修めた為、いつ中世ヨーロッパに飛ばされても活躍できる逸材です。その特性を活かし、日系企業ドイツ支店のお堅い正社員として貿易に励んでいます。 訪れた国は30ヵ国以上、時の権力者に城を陥落されて北海道に逃げ延びたご先祖様の無念を晴らす為、より強い城を求めて各国を放浪中。いつ剣と弓の時代が訪れても良いように、皆様にも選りすぐりの歴史情報をお届けします。

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