Hello!!! みなさんこんにちは!
突然ですが香水って日ごろつけますか? 正直、日本ではつける習慣があまりないですよね。私、大の香水好きでしてパリやロンドンの香水屋さんをたくさん巡ったことがあるほど。
今回は、イギリスのイケてる香水について、私のマニアックとも言えます香水歴史話を添えてご紹介したいと思います。これを持ってれば間違いなくオシャレですよ!
香水マニアな筆者
香水って、正直日本ではなかなかつける習慣がないですよね。これも私たちは外国人さんと違って、体臭がきついからつける!といった感覚ではなく気分転換のファッションアイテムの一部であるような感覚だからですかね。
そんな私、大の香水好きでして初めてのマイ香水はディオールのジャドール・オードゥパルファンという何ともませてたやつでした。たしか14歳くらいだったと思います。
単に祖母の桐のドレッサーからパクったんですが(笑)元はといえば生まれも育ちも千葉の父がなぜか大の香水好きで、その影響もあり小さいころから香水というものに興味を持っていました。
学生の時には香水旅行と題しましてフランス・パリを中心にパフューム屋さんをひたすら巡るというのを実行したり(その時の友達には感謝です)、イギリス留学時代はイギリスの香水にはまり、ロンドンに行くたびに(何も買わないのですが)お店に行って店員さんと談笑し1人で萌ってました。
さてそんな今回ですねイギリスいくつかのイケてる香水について、私のマニアックとも言えます香水歴史話を添えてお話をしたいと思います。
Jo Malone
これは皆さんご存知だと思います。今やイギリスを代表する香水の1つ、ジョー・マローン。創業者のジョー・マローンさんは、もともとフェイシャリストとしてロンドンでのキャリアをスタートさせました。
彼女はアロマが大変大好きだったそうで、アロマでお客様を喜ばせたいとの強い思いが香水をはじめキャンドルやバスグッツなど様々な商品へのインスピレーションとなったようです。
あのイギリスの美の象徴ダイアナ妃もジョー・マローン愛用者の1人だったそうです。ダイアナ妃が好んで使っていたレッドローズという香水は、今でも大定番のうちの1つ。
チャールズ皇太子との結婚式でジョー・マローンのオレンジブロッサムというキャンドを演出に使ったことも有名なエピソードです。そのキャンドルは今でも幸せのラブの香りとして有名です。
ジョー・マローンならではの香りの調和
ジョー・マローンでは香りを重ね付けして楽しむことができます。好きなパフュームを2つ選んで重ね付けしたり、ボディクリームとパフュームを自分の好きなようにカスタムしたりもできるんです。
これができるのも、アロマからインスピレーションされているジョー・マローンだからこそ。自分にあった匂いを探すのもジョー・マローンならではの楽しみ方です!
私はちょっとしたお土産にジョー・マローンの石鹸を渡したりします。私の妹は香水が苦手ですぐに気持ち悪くなるタイプなのですがそんな彼女でもジョー・マローンはアロマ効果大なので愛用しています!
あまり香水が得意でない人にもフランス系のガツガツドスン系の匂いが好きな人にも一度は試してほしいジョー・マローンです。
元カレにプレゼントしたオリス&サンダルウッド(廃盤)。写真送ってくれてありがとう!(笑)
ジョー・マローンのお店はイギリス国内でそこそこ大きな町には必ずあります。店員さんも大変気さくな人が多く色々なお話をしてくれますし敷居も全然高くありません。何も買わなくてもぷらーっとお店に入れるのもジョー・マローンの魅力!
ロンドンにもジョー・マローンのお店がいっぱいあるのですが、特におすすめなのがブルックスストリート23番地にある店舗。ここ、普通に歩いていると全然気づかないのですがジョー・マローンの上はあのロックの大御所ジミー・ヘンドリックスが住んでいたお部屋なんです。
よく見ると壁に青いプレートで示されています。隣の赤いドアがジミヘンの博物館への入り口です。中は彼が住んでいた当時の様子が再現されています。
そしてそのお隣の建物の壁もよーく見てみてください! こちらなんとクラシック界の大御所、ヘンデルが住んでいた場所!! 彼はドイツ人ですがイギリスに長期住んでいたことがあり、ここを住まいにしていたそうです。現在ここはヘンデルの博物館となっています。
時代は違えど音楽の偉人2人がご近所さんだったとは、音楽好きの私には大変感慨深いです。
Penhaligon’s
さて次にご紹介したいのがペンハリガンです。ご存知の方も多いと思います。
ここは長い歴史を誇る香水屋さんで、遡ることヴィクトリア朝時代の1870年にウィリアム・ペンハリガンという男性がロンドンにて理髪店を始めたのがきっかけでした。
ウィリアムは常に新しいことに挑戦したいという思いから次々に斬新的な香水を作ります。ペンハリガンといえば透明なガラスにリボンがついているというイメージですがあれもウィリアムがデザインし今でもそのまま使われています。
そんなペンハリガン、イギリス王室御用達なんです。1903年にアレクサンドラ女王、1956年にエディンバラ公(エリザベス女王の旦那さんです)、1988年にチャールズ皇太子から王室御用達認定され現在でも両殿下による2つのロイヤルワラントを所持しています。
ロイヤルワラントは、1つもっているだけでも大変光栄なこと。ペンハリガンは王室をも魅了する香水ということで大変評価されています。
香水カウンセリング?
ペンハリガンでは、私たち1人1人にあった香水を匂いのスペシャリストが選んでくれると言う素敵なサービスを行っています。前回私が訪れた時に私はそれを知らず、店員さんに「事前に予約してくれればいつでもやるわよー!」と言われました。
ネットで事前予約すれば、当日は「スポーツは何が好き?」や「好きな映画は何?」など色々な質問に答えたりお話をすることで、その人のイメージにあった香水を選んでくれるそうです!
ちなみにこのサービス無料でやってくれます。イギリスに行ったら、お店でスペシャリストに選んでもらった香水を自分へのご褒美にするのも贅沢なお土産です!!
イチオシの店舗は、ピカデリーサーカスのバーリントンアーケードにある本店です。ルブタンやラドゥレなどの高級ブティックも並ぶ大変華やかな場所にありますが、とても歴史を感じられ高級感漂う本店になっています。
創設者ウィリアムの「創造的かつ革新的な香水つくり」の通り、ペンハリガンの香水たちは色々な世界観を持った香水たちがとても多いです。私たちが生まれるずっと前からあり、私たちが手にするまで色々な人の人生を彩っているんだなと思うと私は胸がきゅっとしてしまいます。
FLORIS
次にご紹介したいのが、私の大大大大好きなフローリスという香水です! 最近は日本でも大手百貨店などで取り扱われるようになりました。
これもまたイギリスを代表する老舗香水の1つ。1730年にフローリスという男性が、メノルカ島からロンドンのここジャーミンストリート89番地に男性の理髪店をオープンしたのが始まりなんです。ペンハリガンといいフロリスといい、理髪店からや香水屋さんになるパターンは王道なのでしょうかね。
こちらのフローリスの気品ある香水たちはイギリス王室の方々からも愛されており、数々の称号を受賞されています。
香水には2つのロイヤルワラントが表示されています。左がエリザベス女王で右がチャールズ皇太子の紋章になります。ロイヤルワラントに認定されるには、王室方々が愛用していることに加え厳しい審査基準をいくつもパスしなければなりません。
ロイヤルワラントを取りたくても取れないお店はイギリス中に沢山あることと思いますが、ペンハリガンやこのフローリス、いくつもを受賞しているのはさすがです。
またこの上の写真で私が持っているのは、フロリスの中でも大好きな香水のジャスミンとリリーという子たち。私はフローラル系が好きなのでお店に行って店員さんに「だいたいこういうのを……」と言ったらこの2つを渡されました。
なんでもロングベストセラーでフローリスを代表する香りだそうです。手にした瞬間ドンピシャで自分好みでした。ジャスミンの方は、ジャスミンをベースにネロリやミモザ、イランイランなど、甘く優しい色々なフローラルがブレンドされています。
ジャスミンだけが好きな人にはちょっとお勧めできないかもしれませんが、パウダリーさだったり少しスパイシーさだったり色々な楽しみがあって正統派フローラルと言う感じです。また”Night Scented Jasmin”というくらい夜のロマンティックな雰囲気にもとっても合う香りです。
そしてもう1つのリリーですが、その名も鈴蘭です。この香水、鈴蘭が好きな方でしたら1本は持っていても損はないでしょう。私もほかのブランドの鈴蘭香水は持っているのですがこの子が一番軽いと言いますか、ふんわりしています。
それにプラスでパウダリー感だったりレモン的な柑橘系の香りがあります。とてもチャーミングで女性らしい香りだと思います。そして男ウケ抜群でして、これをつけていると間違いなく異性に「君いい匂いだね!」と言われます笑。
ザ・リリーというよりも、ジャスミン同様、リリーベースに色々な香りがブレンドされています。そこに長い歴史からくる品の香り。これはフローリスの特徴なような気がします。
ジェームス・ボンド No.89
フローリスを代表するメンズ香水の中でこれなしでは語れないというNo.89。名前は本店の住所に由来しています。ベルガモット、ローズ、ジャスミン、ナツメグのスパイスがブレンドされている清潔感あふれるさわやかなウッディな香りです。
この香水、18世紀に英国紳士たちの間で絶大な人気があり、あのジェームズ・ボンド愛用の香りとしても親しまれています。ボンドはこのパヒュームでなくアフターシェイブローションを使っていたそうです!
私と父は親子そろって英国かぶれなので(笑)もちろん007シリーズは親子そろって大好き。初めてイギリスに行ったときにこのNo.89ジェームズ・ボンド香水を父にプレゼントしました。父も「和製ジェームズ・ボンド!!」と子供の用にきゃっきゃ大喜びしてました(笑)。
日本でフローリスを買うと正規の価格でいいお値段だと思うのですが、イギリスでは年に何度かセールを行っていて、そこでは大変安く手に入れることができます。
ロンドンに行った際にはこの歴史ある89番地の本店にぜひ足を運び、とってもフレンドリーの店員さんたちと色々なお話しをしてみてください! もちろんタックスフリーも使えますよ!
まとめ
さて今回はイギリスを代表する香水たちのお話でした。
若干私のマニアックなお話し?にイライラしたかもしれませんが(笑)少しでもイギリス香水の魅力が伝わればうれしいです。彼氏につけてほしい香水はJo Maloneでフローリスの香水を年上の男性がつけていたら私はイチコロです!!
それではみなさんSee You Later!!!