物価が安い国なら贅沢できる?ボリビアでは1か月いくらで暮らせるのか
ボリビア

こんにちは! ボリビア在住のZICです。南米のボリビアは南米の中でも一番物価が安い国だと言われています。徐々に景気が上がってきてはいますが、まだまだ途上国であることに変わりなく、その物価の安さは大きな魅力です。

もちろん、日本の生活と比べると不便なこともたくさんありますが、安い生活費とスローライフを楽しめる国でもあります。そんなボリビアの生活費事情についてご紹介したいと思います。

ボリビアの住宅事情!


ボリビアの生活費の中で一番大きなパーセンテージを占めるのは、ズバリ家賃です。

ボリビアの家のスタンダードなスタイルは、長屋のようなアパートでシャワー・トイレ共用といった部屋です。1部屋あたり200~300ボリビアーノ(3,000円~5,000円)で借りられます。

でも、日本人としては自分たちだけでトイレとシャワーを使いたいですよね。そうなると一軒家やマンションを探すことになりますが、家賃は上がって100ドルから500ドルくらいになります。

それでも、駐車場や庭付きの一軒家を300ドル以下で借りられたりするので、日本の家賃と比べればかなり安いです。

また、アンティクレティコという独特の制度があります。これは、家を借りるときに一定のお金を渡しせば、出ていくときに返してもらえるというシステムです。

例えば、商売などの為にまとまったお金が欲しい大家さんが「2年間60万円」という価格で交渉してきた場合、借りる人は最初に60万円を払って住めば、2年経った時に60万円まるごと返金されるというものです。実質タダでその家に住めるというメリットのあるシステムです。

ただ、払ったお金が返ってこないという問題もよく生じていますので、大家さんが信頼できる方かどうかしっかり確かめる必要があります。リスクはありますが、もしうまくお金が返ってくるならメリットは大きいです。

ボリビアの光熱費について


ボリビアの光熱費は日本に比べても安いと思います。水道、電気の両方でだいたい多くて200ボリビアーノ(約3,500円)ほどで済みます。

もちろん、暑い熱帯の地域に住んでいてクーラーをたくさん使うという方はもっとかかるかもしれませんが、普通に使っていればそれほど高い値段を請求されることはありません。

毎月、家に支払いの紙が届きますので、それを持って銀行に払いに行く必要があります。たまに忘れて電気、もしくは水道が止められるということもありますのでご注意を。

食費と通信費について


ボリビアでの買い物は、主に町の市場かスーパーマーケットで済ませることができます。食品は安く、野菜も新鮮なことが多いです。

日本に比べてバリエーションが少なく感じる方もいるかもしれませんが、無農薬に近い新鮮な野菜を安く食べられることは大きな魅力です。玉ねぎ1キロ80円、トマト1キロ100円、お米1キロ100円ほどと、日本に比べてだいぶ安いです。

一般的な昼食の定食も大衆食堂で150円ほどでお腹いっぱい食べることができます。外食の安さもボリビアの魅力です。

また、近年インターネットも整備されてきて、都市部では使い放題のプランを選ぶこともできるようになりました。ネット速度もだいぶん改善されています。

TIGO STARというTIGOという通信会社が提供しているネット使い放題プランは200ボリビアーノ(約3,200円)から選ぶことができます。もし、ケーブルテレビも見たければ250ボリビアーノ(約4,000円)のプランもあります。

最後に交通費ですが、バスやミニバスを使えば市内なら安く移動できます。1度に2ボリビアーノ(約30円)で利用できます。タクシーになると少し割高になりますので、やはり公共の交通機関を利用して移動されることをおすすめします。

もちろん、どの都市に住むかによって物価の値段は少し変わります。都市部だと家賃は高いですが、その他の食費などは安くつきます。田舎になると、流通の輸送費の関係で全般的に物価が少し高くなります。

まとめると、個人差はあるもののボリビアでは1ヶ月だいたい3万円~5万円もあれば十分暮らすことができます。日本よりもずっと安く生活できるのは大きな魅力です。もし、ボリビア生活に関心がありましたら参考にしてみてくださいね。

この記事を書いた人

ZIC

ZIC

南米ボリビア在住。ウユニ塩湖以外にも見どころはたくさんあり、現地から見つめた旅の情報を楽しくお伝えできればと思います。また南米各地の魅力あふれる情報もお伝えしたいと思います。

    チャンネル

    チャンネルをもっと見る